平成7年第3回船橋市議会定例会会議録(第3号・2)
 

 平成7年第3回船橋市議会定例会会議録(第3号・2)

 

議長(佐原正幸君) 池沢敏夫君。(拍手)

[池沢敏夫君登壇]

池沢敏夫君 季節は正直なものです。連続真夏日が新記録と言われるあれほどの猛暑も、9月の声を聞くとともに和らいで、さわやかな季節になりました。

 私もこうした季節の変化にふさわしく、気持ちをリフレッシュして、市政の発展と54万市民の幸せのために力を尽くしたいと決意を新たにいたしています。以下、そのような決意に基づいて、若干の質問を行いますが、市長のご見解をいただきたいということから少し整理をいたしまして、通告順を手直しいたしました。一番末尾の障害者施策から質問に入ります。

 市では、今月、つまり現在市内に居住する身体障害者並びに知的障害者を対象として、郵送のアンケートによる実態調査を行っていると伺いました。調査を担当している福祉部の腹積もりは、この調査から得られた結果をもとにして、いわゆる障害者のゴールドプラン――障害者基本計画を策定したいということのようです。市がこうした計画づくりを推進し、本気でその実現に取り組むということであれば、これは大変喜ばしいことであり、私も微力ではありますけれども、協力を惜しまないつもりでいます。

 そこで、まず大橋市長に伺いたいのは、市長としてこの計画の策定と実施について、どのような方針で当たられるのか、基本的な考え方をまず賜りたいと思います。

 それと、もう1点。この計画の策定については、当事者である障害者自身の参加を求めることが、趣旨からいっても必要です。したがって、もちろんヒアリングのような広く意見を聞くようなことも大切ですけれども、今度の策定については、そうした障害者の人たちを中心にした、例えば計画づくりの特別委員会のような、名称はともかくとして、障害者の声を中心とする意見の聞く場を設置すべきだと考えます。市長のご見解を賜りたいと存じます。

 ご承知の方も多いと思いますけれども、障害者福祉の実現と向上については、完全参加と平等、そしてノーマライゼーションやインテグレーションの精神に基づき、今から2年前に、それまであった身体障害者対策基本法にかわって新しく障害者基本法が制定をされました。これによって、障害者の自立と社会参加、地域環境の保障ということが、明確な権利として位置づけられることになったほか、それまで福祉の対象とされなかった精神障害者の皆さんについても、はっきりこの基本法で権利が認められることになったのです。

 そこで質問ですが、今回行っている調査で、こうした精神障害の皆さんについても調査をされているのかどうか。どうやら外されているように思います。この7月には精神保健衛生法が改正になり、精神障害者の福祉に関する法律が発効しています。基本計画をつくるためには、当然含まれなければいけないと考えるわけでありますけれども、なぜ外されているのか。その理由と、今後どうするつもりなのか、お答えをいただきたいと思います。

 次に、この計画の策定は、ことしの5月、総理府が全国の市町村に送った通達とガイドラインに基づいていますけれども、これを一読いたしますと、計画の対象範囲は極めて広範囲であります。障害者の所得、介助、教育、就労といった問題から、電車の駅や道路の問題、段差のない建物や利用しやすい施設をつくることなど、地域環境の問題点にまでわたっています。

 そこで伺いたいのは、市ではこのほど福祉の街づくり環境整備指針というものをつくられました。10月1日から実施するそうです。昨年、福祉の街づくり委員会の意見書を参考にしてつくったものと聞いていますが、なぜ条例ではなく指針としたのか。私の考えでは、福祉都市のまちづくりを進めるために、建築施行者に義務を課するためには、条例にするのが当然ではないか。東京の町田市などでは、何年も前からそうしています。これは、障害者の願いにこたえる意味でも、そして条例として議会に提案すべきであると考えるものです。そうしなかった理由は何か。条例化にして何か具合の悪いことでもあると考えたのかどうか、明快なご見解を聞かせていただきたいと思います。

 ついでにもう1点。障害者がショートステイを利用する際、たとえそれが1日であっても医師の診断書が必要となります。現在この診断書をとるのにかかる費用への公的助成はありません。このため、ショートステイの希望者は安くない診断書を自費で負担しなければなりませんが、私の調査では、同じ市の施策の中でも入浴サービスの場合は、その診断書の費用は市から助成をされています。どうして同じ船橋市の、同じ福祉施策の、しかも同様なサービスでありながら一方に助成があって、一方に助成がないのでしょうか。恐らく高齢者のショートステイと関係があって、経費抑制ということを市は意図していると思うのですけれども、こういう施策は中途半端であってはなりません。十分なものにしてこそ福祉対策の名に値するものだと言えるのではないでしょうか。ぜひ市長の決断と前向きな処置をお願いをいたしたいと思います。この点については、特に強い要望といたしておきます。

 次に、通告順に入ります。

 防災訓練についてでありますが、年々9月1日防災の日に訓練が行われていたものを、今年は日曜日の9月3日に高根中、高根東小学校の併用グラウンドを利用してメイン会場に、市内13カ所に及ぶ防災訓練が実施をされました。私は、1日にこだわり続けることよりも市民が多く参加するために日曜日でよかったのではないかと思っています。そして、メイン会場での訓練を見させていただいて、阪神大震災のあの教訓がよく生かされ、従来の訓練よりも本当に進んだ訓練となっておりました。バイク隊が情報収集に走る、あるいは避難室から脱出をする、あわせてそれらを救出をする訓練等、従来にない訓練が加わりましたし、また、仮設住宅や事故車両からの救助作業や、電気、ガス、水道、電話、ライフラインの復旧等、企業の参加もいただき、あわせて市民が、私の見る目で少なくも1,500人以上2,000人近くの方々がお集まりになったということ、すばらしい訓練だったと思います。

 関係者のご苦労に敬意を表したいと思うんですが、私なりに感じた点がありました。この訓練の目的はいろいろあるでしょうけれども、一番大きな目的は何なのだろうか。私は、市民みずから防災意識を持って、そしてみずからの町はみずから守るという意識を高揚するために、参加された市民が主役でなければならないのではないか。市民の方々が一番この訓練に参加してよかったという形にすべきではなかったかと考えると、少し問題点があったのではないかと思います。

 なぜかは、訓練が正面席に市長並びに市の幹部職員、そしてご来賓の市議会議員、両サイドの隅にそれぞれ少し大きい町会が並びまして、あとは校舎を前方にして右手側に障害者から各細かい町会がずらっと並んで、最後に日赤奉仕団から自衛隊の方々までの席が並んでおりましたけれども、訓練の状況はちょうど本部席の真正面から向かって、右手側に三角巾の使い方の訓練が輪をつくっていました。その次に、空気で膨らます救護所をこしらえて、そしてそこでの救護訓練がありました。少し進んで、先ほど申し上げた避難室からの脱出訓練や、あるいは建物を切断して救助をする訓練が行われ、そして一番左手側に自衛隊のヘリコプターが着陸をするという訓練でしたが、市民の皆さん方から私に寄せられた声は、「何にも見えなかった」「一番手前の三角巾の訓練をしている姿しか見えなかった」「あとはゆらゆら揺れている救護所があった」――。

 そして、市民の皆さん方の不満は、一番見える本部席の来賓や市議会議員の席に、よく見えるのに、モニターテレビがぴしっと置いてある。全体像とあわせて局部的にモニターテレビよく見えるわけですから、我々は訓練をよく拝見をすることができましたが、市民の方々は全然見えないところにああいうものをつけていただけないだろうか――全部つけられりゃいいんでしょうけれどね。発想が逆ではないのか。

 あとは市の担当部局とは関係ないでしょうが、稲葉先生、ご苦労様でございました。日赤奉仕団の方々が炊き出し訓練をして、おにぎりを2個ずつ包装して参加者の分の準備をいたしましたが、あれほどの参加者だから間に合いっこありません。大変なご苦労の上に、最後に給水と食料の配達をする訓練が行われたわけですけれども、これもまた残念ながら、真っ先に市長の席に荷車で届ける。そしてその周辺にいる市の部課長さん、幹部職員と、そして来賓と市議会議員のところに配られた。しつこいほどに一生懸命、後側からも回ってきて、受け取る人の抜けることのないようにご努力をされていた。(「全部返したよ」と呼ぶ者あり)一生懸命さはよくわかるんです。ところが、残念ながら途中まで行くと、これが切れてしまうんですね。一番お米を炊いているいい匂いをかいでいた回りの人たちに全然届かない。(笑声)

 僕は、やはり訓練である以上は、近いところから、そして人数が足らなかったら2つは1つずつ、半分ずつ分けようね。4つ分しか行かなかったら2つずつを4人で1つにしようねというぐらいに分けながら、やっぱり近くの方々から配ってほしかったな。そして、私たちはその姿を見て、良識ある議員の方々は全部お返ししました。食べずに、回らない方に渡してくれって言ったけれども、それでもとても追いつかなかった状況。やっぱりこれからの発想として、見せびらかすだけの格好になってしまったことを、私は残念に思います。

 発想の転換ができないだろうか。正面席の一番見えるところに市民を、そして私たちや本部席はそれだけの認識を持っているわけですし、日ごろ参加もしているわけですから、よくわかっているわけですから、わきの列に控えて、そして最初の集まるとき、最後の市長の講評のときなどは、そちらに向かって並んでいただくというような発想が必要ではないかと私は感じましたし、市民からの苦情をもとに質問をさせていただきました。市長のご見解を聞かせていただきたいと思います。

 次に、この議会の議案の説明を事前に受けたときに、ほんのわずかな議案の説明で5分か10分で済むと思っていましたところ、びっくりするお話が出てまいりました。建設局長が8月末付でお帰りにならなければならないという……。私はその場でも申し上げましたけれども、重要な大変なことだ。今船橋の一番最大課題は都市基盤整備である。南口の再開発しかり。京成線の立体化しかり。東葉高速鉄道駅周辺のまちづくりの問題から、6月議会で条例をつくった環境共生まちづくり条例のこれからの運用の問題から、今一番問題になっている、あとで皆さんが触れられますけれども、ケア・リハビリセンターの建設問題等、建設局の役割は大変なものがあります。

 これらの進捗は基本的には地権者、地域住民と市の職員の信頼関係から進むものです。局長はそう言ってたんですね。ようやく門前払い食らってたのが、ここへ来てお茶を出していただけるようになった。そこまで来れば話し合いの座につけるんだ。それまでに今まで2年間かかったけれども、これから勝負だと、彼は言ってたんです。その勝負に入った矢先に建設省のご都合でお帰りになるということ。こんなことを繰り返していいのかどうか。まず、これからもこういうことを繰り返すおつもりなのか、市長のご見解をお聞かせください。

 そして、清矢助役がその道の専門家だからそれに当たるということですけれども、そうすると建設局長は連れてこないということなのか。すぐに連れてくる、今ご準備をされているということなのか。私は、助役は助役なりのお仕事があるだろうし、その道に当たるにしても、これまたいつ帰られるかわからない状況では、住民は本当に信頼をして交渉に当たっていただけるかどうか疑問に思っています。自前の指導者を大橋市長の手で育てる意思がないのかどうか。

 私は、役職が人間をつくるという言葉を、その通りだと思っています。日ごろ多少遠慮がちでも、その地位につけば仕事は発揮できるものですし、努力をすれば、人間それなりの能力は発揮し得るものと考えます。これらの地位につく人材が我が船橋5,000人職員の中にいないということなのかどうか。市長にご見解を聞かせていただきたいと思います。

 さて、あと1点重要な課題が、船橋オートレース場の経営について、多くの、従来から問題点が指摘をされてまいりました。不思議なことがいっぱいあったんです。例えば、採用するに当たって、普通の企業は経験者を募集するのが当たり前なのに、絶対経験をしない人とか、中に7、8割方2場者勤務が多いのに、ほかのところに勤めている人間は採用しないという問題だとか、数え上げればきりがない問題点。それから、内部の人事の問題から、昇格の問題から、たくさんの噂ばなしがいっぱいあります。問題点がたくさんあったんです。

 しかし、それらの事実経過を、証拠を持たないと、こういう公の場ではなかなか指摘をすることができませんでした。しかし8月の末に、私の手元に1通の投書がまいりました。その投書の内容は、皆さん方に一々説明をしていると時間がなくなりますから、昨晩一生懸命書いて持ってまいりまして、ちょっと職員の方に前にちょっと置いていただいて、見ていただきながら私の質問を聞いていただきたいと思います。(資料を示す)

 まだちっちゃくて見えないかもしれませんが、ワープロで打った文章で、一番上の「保安警備8435人数ごま化しによる不当入金による一覧表」と書いてあります。「誤魔化す」という字を漢字をひらがなにするとか、それから一覧表の後ろに「略」という言葉がついているんですが、これは恐らくこの後の金額の「約」という誤りだろうと思われるところとか、それから、その下に「県と市の点呼が違うので早出人数及び松戸の環境と船橋の湾岸=取手の点呼終了後点呼やらないため誤魔化す」というふうに書いてあるんですけれども、それだと皆さんわかりづらいと思うので、わかりやすく多少直した点があります。

 それから、「他に一人で再度こたえているという」という言葉が書いてある。それは、2度返事をしろよ、点呼のときに。そういう意味だということなんで、多少わかりやすく手直しをしたところがありますが、おおむねいただいた資料です。そして、この資料には、「右証人に私以外にも七―八人居ります」と書いてあるんですが、その7、8人の氏名と電話番号が書いてあります。郡義明さん。渋谷春雄さん。葛生春吉さん。萩沼弘也さん。黒田淳一さん。大窪さんから飯田さん。関さん。そしてその電話番号も全部書いてある投書が私のところに来たわけですが、一言で言うと、松戸、取手、船橋競馬、そして船橋オートと書いてあるのを、一番船橋オートを上に書いてみましたけれども。警備をするのに、そして周辺の住民の方々にご迷惑をかけないために、浜町や、あるいは湾岸の部分に違法駐車をする方々の整理をするためにも、保安要員が必要です。そういうことから、市は職員としての警備員がおりました。そのほかに外部から、警備保障会社から4社契約をして入っています。そのうちのこの保安警備、社長は堀越社長といいます。この社長のところで仕事にあぶれちゃった人、その後それを文句を言ったら解雇されちった人が頭にきた内部告発の資料です。

 船橋オートは、昭和50年から昨年までの間に3,000万円に上る不当支出をしているというふうに言われちゃっているんですね。これ、どういう歳出かということで、友田さんに聞きました。彼自身の試算によるものですから、あくまでも限定される金額ではありません。ただ、算出根拠を聞きますと、一例を挙げると、船橋競馬の300万は、早出が2名ないし3名出ていなきゃいけないところを、常に木村という人1人で、あと2名、3名は全然出ていないで、3名分の請求書が施行されている側に回って支出がされてきた。その金額を累計するとこの金額になるんだという説明です。

 うわさはいろいろありまして、警備員の方々に聞くと、「まいってしまうよ。2回も返事しろ」と、「ひでいときには3回返事しろ」と、点呼のときに。それで「そんなこと言われたって無茶だよ」って、責任者の人に言うと、「俺は市の職員に顔がきいているんだから大丈夫だ」。そういうやりとりが日常茶飯事にあるというんですね。

 それらのうわさは、うわさですから困るわけですけれども、このたびのこの――腹いせかどうか別にして、友田清一さんという流山市西深井821の18番にお住まいの方が、この資料を出して、現在松戸競輪場の方々にチラシをお配りしながら、明らかにしてくれと。下の方に多少よけいなことが書いてあるんです。「平成3年ごろ400万円の車を組合長に買って上げた」。

 組合長って何かな、労働組合の委員長かなと思いましたら、そうではなくて、いわゆる施行の側を、組合議会を持っているから組合長というふうに呼んでいるようなんですけれども、その時期には「役所の人を連れて中国に招待もした。それは職場の人たちがみんな知っていることなんで、徹底的に調べてくれ」こういう内容のチラシです。

 さすがにこの保安警備株式会社も、変な話ですが、口どめ料か手切金か、あるいは退職金かわからないけれども、この人たちに20万円ずつ配ったにもかかわらず、このようなことをするのはけしからぬということで、500万の損害賠償請求の訴訟が松戸地裁に出されまして、9月の20日に第1回の審議が行われることになってます。私にも来てくれということなので、10時からだそうですから行きたいんですが、午後から委員会がありますから、ちょっと迷っているところなんですが、いずれにしてもそういう事実経過をどういうふうに当局は認識をされ、そしてどう対応されようとしているのか。まず、お伺いすることをお願いして、時間の関係から、教育長にはまことに恐縮ですが、体罰問題たくさんの議員が質問しているようですから、時間があったら2問、3問の中でご見解を聞かせていただくことをお願いして、第1問を終わりにさせていただきます。

[福祉部長鈴木淑弘君登壇]

福祉部長(鈴木淑弘君) 私の方から、障害者施策につきましてのご質問にお答えを申し上げます。

 最初は、障害者計画につきましてのご質問でございますけれども、本年7月、県の障害者長期計画が発表され、今後の障害者施策の方向が明らかにされるとともに、先般、厚生省の担当者によります計画策定のための研修会も行われまして、策定のための環境が整いつつあると、こういうような状況になっております。そのようなことから、本市の障害者計画の策定に当たりましては、国・県の方針に基づきながら、市の独自性の追求と先進的な役割を果たすよう、創意工夫をしてまいりたい、このように考えております。また、当然のことながら、策定の後にはこの実現のために努力をしていきたい、このようにも考えております。

 なお、計画策定に当たりまして、障害者実態調査を実施するとともに、さきの福祉の街づくり委員会の経験を生かしまして、障害者の方々のご協力も十分にいただけるような仕組みをつくってまいりたい、このように考えております。

 それから、この障害者計画の策定のための基礎調査において精神障害者の取り扱いはどうなっているかということにお答えをしたいと思います。

 今回の調査は、本市に住民登録を有し、身体障害者手帳あるいは精神薄弱者療育手帳を持っている方全員を対象にして調査を行いたい、このように考えております。そういうことで精神障害者につきましては、対象から除外をいたしておりますけれども、この理由につきましては、現状では、精神障害者は障害者手帳を持っておりませんので、なかなか把握について、プライバシーの関係もあって極めて困難である、これが第1でございます。このようなことから、計画策定に当たりましては、精神障害者の家族の会というのがございますので、これらの方々のご意見を十分聞き取って取り入れてまいりたい、このように考えておるところでございます。

 それから3番に、街づくりの環境指針をなぜ条例にしなかったのかということでございますけれども、この指針につきましては、平成6年の11月に街づくり委員会から提言をいただいたものを庁内で運用面の検討を加えて新たにまとめ直し、本年10月1日から要綱としてスタートをするものでございます。

 この指針を要綱といたしました理由につきましては、条例の場合には、場合によっては罰則の規定であるとか、あるいは助成等についての規定なども必要となるだけではなく、本来、住みよいまちづくりというものは、市民の方々の理解と協力、さらには、事業者の社会的な責任や認識、あるいは市民や事業者の美しく住みよいまちをつくろうという意識の総体によってなされるものがいいんではないかというふうに考えているわけです。そういうことで、押しつけではなく、ご協力をいただく、あるいは主体的にご参加をいただくということから、要綱とさせていただいているものでございます。

 しかし、この提言の最後の方には、必要に応じて条例化云々という将来の展望がありますので、今後のこの推移を見ながら、いろいろと検討を加えてまいりたい、このように考えております。

 以上でございます。

[市長大橋和夫君登壇]

市長(大橋和夫君) 池沢議員のご質問の何点かにお答えいたしたいと思いますが、第1点の障害者の施策につきましては、福祉部長が答弁いたしましたが、特に私からは障害者のご意見の関係でありますが、福祉の街づくり委員会をつくった際に、障害者の代表の方々にも入っていただきました。どういう形にするかはこれから相談いたしますが、いずれにしても障害者の方々の意見が十分反映されるようにしたいと考えております。

 第2点の防災訓練の関係ですが、ことしが9月3日になりました大きな理由は、9月1日の日に浦安で7都県市のブロックの総合防災訓練があり、総理も出席されるということで、船橋市の消防関係もかなり向こうに行った関係がございました。なお、9月3日に関連していろいろご指摘がありましたが、ご指摘の点については関係者と相談し、改善すべきところは改善いたしたいと思います。

 それから、第3点の建設局長の異動の関係でございますが、池沢議員が言われるお気持ちが私もよくわかります。建設省から異動の話についてございましたが、私自身、建設省に2回参りまして、船橋の実情を話し、正式にお断りをしたわけでありますが、ある程度たって、また建設省から強い要請がございました。いろいろな事情を聞くわけでありますが、やはり阪神大地震が1月に発生して建設省も都市計画に関係する人材がやはり不足している。人事異動上、ぜひ協力をお願いしたい、こういう話があり、前に建設局長をやった溜水君が現在災害担当で4月の半ばから兵庫県の災害担当の副知事として出向しております。溜水君ともいろいろ相談しましたが、市長、ここまでがんばる市長は初めてだけれども、そろそろ折れてくれないかという話もありまして、船橋の事情としては非常に困るわけでありますが、建設省の内部事情もわかるので、認めることにいたしました。

 本人は責任上もっといたいと言っていたわけでありますが、結論としては認めることにいたしましたので、異例の事態が年度途中で出ましたので、都市工学の経験もある清矢助役を当分の間、建設局長事務取扱にいたしたわけでありますが、懸案になっておりますいろいろな大きな事業については信頼関係もありますので、そういうことが大事でありますので、場合によっては私自身出て、責任を負って関係の方々と折衝したい、こういう考え方、気持ちでおります。

 それから、建設局の中の人材もいい人材がいろいろと育ってまいりましたので、今後の人事運営に当たりましては、十分参考にしたいと思います。

[財政部長石井清夫君登壇]

財政部長(石井清夫君) 船橋オートレースの質問にお答えします。

 投書の件ではご心配をおかけしておりますが、市としましては、職員が直接厳格に従業者の朝夕の点呼を行うなどしており、また双方の方とも接触をいたしまして、流布されましたような事実はないものと判断しております。

 この件につきましては、訴訟が提起されておりますので、司法の場でこのことが明らかにされるものと期待をしております。

 なお、その場におきまして、ご質問のありましたようなことがもし明らかになった場合には、当然のことながら、その内容に応じまして、厳正に対処いたします。(「だめだよ、今の答弁。うそ言ったことになるよ、司法で明らかになれば」と呼ぶ者あり)

[池沢敏夫君登壇]

池沢敏夫君 福祉問題も市長にご答弁いただきたいという気持ちから、わざわざ整理をしたんですが、福祉部長さんがお答えになるんなら、順序どおりやっても別に問題はなかったと思っています。そしてまた、診断書の助成問題も福祉部長さんがご答弁いただけるならば、質問にすべきだったなと後悔をしています。それでも、市長から船橋の基本計画の策定に当たっては、障害者の声を十分取り入れるという明快なご答弁がいただけましたので、了といたしたいと思います。

 次に、防災訓練につきましても、本来ならば私の考え方が皆さんと一致できるかどうかわからない。本当に正しいと判断をされている方々が、多数派なのか少数派になるのか疑問を持ちながら質問をいたしました。それでも、市長には私の主張がわかってほしいという気持ちで訴えながら質問をいたしました。これから改善すべきところは改善していくというお答えですから、ぜひまた来年の防災訓練、楽しみに参加をさせていただきたいと思います。

 さて、人材の問題ですけれども、僕は中央官僚の船橋が研修所であってはならないと思うんですね。逆じゃなきゃいけない。人材を育てるために、建設省の方に船橋の職員を派遣をして、お願いをして1年でも2年でも研修をさせてくる、そういう逆の発想が求められるし、そしてまた国の方も、こんな自分の都合で、船橋市の要求に対して、市長が何度も頭を下げているにもかかわらず、無理やり連れて帰ってしまうような状況は、本当は許されるべきことじゃない。どうにも理解ができることではないわけですけれども、もしこういうことを繰り返すんだとすれば、うちの職員を受け入れてもらって研修をさせるようなことをご検討なさったらどうか。

 あわせて労働意欲の問題が大切だと思うんです。いつもトップには必ず中央から連れてきた人がぽんと座るという状況下で、並みいる部長さんから課長さんたちまで、本当に本気で一生懸命働く気になれるのかどうか、僕は常に日ごろ疑問に思っていました。

 私自身が職場で働いているころ、大学を卒業した人が、4年間高校を出て一生懸命技術を磨き、その道では会社に貢献してきたのに、大学生が来たとき、その大学生の初任給の方が我が賃金より上という、まず問題点で頭にきました。その次に、何年かたって、その能力を有効に生かしながら賃金が上がっていく、待遇が上がっていくならわかるけれども、わずかその後2、3年のうちに、自分の上に主任係長としてなっていく姿にも頭にきました。しかし、それでも職場の人たちみんなわかっているわけですから、だれが一番の腕ききで、だれが一番会社のために一生懸命仕事をしているか見ているわけであって、古参兵として職場では働き続けることができましたけれども、それでも気持ちは常に疑問を持っていました。

 市の幹部職員が、よくまあ若い中央から来た人の下で今日まで仕事を続けたなということも一点疑問だし、それからまた、若い職員の方々に意欲が本当に生まれたのかどうかという点にも疑問を持っています。私は、何としても助役もあわせて、建設局長もあわせて、市の有能な職員を掘り起こし、自前の、そして本気に取り組む有能な職員を育てていくべきだと主張をしておきたいと思います。市長にこれ以上その責任を追及しても、市長も頭の痛い問題でしょうから、ぜひともども考えていこうということで申し上げておきたいと思います。

 さて、船橋オートレース場の経営について、不当支出の疑惑は事実はないものと判断している。当然そうじゃなきゃならないと思いますけれども、しかし事実が判明したときには厳正に対処するという内容は、この企業に対して、あるいはみずからに対してはどうなのか。

 いろいろ問題があります。しかし、残念ながらこの裁判の経緯は、相手は弁護士を立ててきています。そして、この友田さんは、残念ながら年金暮らしで一銭もない。弁護士は立てられないと言っている。そして、証人に立つという7、8人の方々も、私の電話で事実は認めてるんですが、じゃ証言台に立つかとなると、自分が会社から解雇される問題点や、あるいは会社がもしかしたらつぶれてしまう。つぶれてしまったときに、自分たちの食いぶちがなくなってしまう。したがって、この会社をつぶすわけにいかないんだというんですね。迷っているんですよ。ジレンマに陥っているわけです。この経過を考えると、裁判は残念ながらお金の力によって負けてしまうという、(「そんなものじゃないだろう」と呼ぶ者あり)ことになってしまう危険性があるわけです。そこで何とかしなけりゃいけない。そこのところが一番問題になるわけですけれども、(「金があれば勝てるのかよ」と呼ぶ者あり)いずれにしても、皆さん方のご意思があったら、この裁判を継続できるようにご協力いただくことをお願いをしておきたいと思います。

 最後に教育長。船橋のニュースがいつも千葉日報の西部版や、(予定時間終了5分前の合図)あるいは一般商業紙の千葉版にはいいニュースがよく載っていました。このところ防災における先進的役割等もいつも紙面をにぎわしておりましたけれども、8月19日は愕然といたしました。残念でならない。船橋市立高校の体罰による女子陸上部5名の方が退部した、その報道たるや各紙全部に載ったわけですけれども、過日文教委員会でいろいろご議論されて、教育委員会は、昨年の7月とことしの8月の2回に過ぎなかったんだ。大した内容じゃないんだ。一方的な話を聞いて頭にきた親御さんの話だけ聞いてこの記事になっているんだと言われている。

 しかし、一方の記事の方は、酔って殴ったとか、常時あったとか、いろんなことを書いているわけで、まるっきり合っていない。そして、この事実関係をこの場で教育長に聞くつもりはありません。ただ、間違いなく市船があれほどの優秀な成績をおさめてきて、そして市税を多額に注ぎ込んで、県内、県外からも優秀な生徒を引っ張って、そして何とか勝つための教育が進み過ぎたら問題だと思うし、そういうことの結果がこの体罰としてあらわれたんじゃないかと危惧をせざるを得ないんです。

 私の知っている友人のお子さんはサッカーでいわゆる推薦入学をしたそうですが、練習に耐えられなくてやめると、もう学校にいられない状況になってしまう。もちろん推薦入学だからそうかもしれませんけれども、それでは何のための学校か、かわいそうだ。子供たちが気の毒になってしまいます。

 あわせて県の中村教育長は、後で修正はしているけれども、「インターハイなどでいい成績を修めているので、評価すべき体罰もなくはない」という発言をしているんですね。それで、朝日新聞に抗議したら、朝日新聞に突っ張られて、あわてて会見をして8日の日に「学校教育法によって、いけないことだ」ということを改めて認識をして、修正をしているけれども、間違いなく、その前段で発言をしている内容は、修正をしたとしてもそういう発想があるから、頭がそういうふうに考えているから、こういう発言に結びつくんだと、私は思うんです。教育長はどうお考えになられるのか。ご見解をお聞かせいただくことをお願いをして、質問を終わります。[教育長市川恭一郎君登壇]

教育長(市川恭一郎君) ご質問にお答えいたします。

 勝利至上主義はとりません。勝利のためにマキャベリ的な方法はとっておりません。常に言っておることは、「勝っておごらず」、そういうことを申しております。

 次に、県教育長のご発言でございますが、私は、県教育長にご迷惑をかけたという心情でございます。ただし、発言の内容につきましては、新聞報道だけでありますので、その真意がどうであったか、私はその論評を差し控えたいと思っております。しかし、最初のご発言、これは記者団との懇談会の席上において行われたと承っております。それならば、そのときに、記者団がその真意をどうであるか、その場所において確かめて、そしてあすの記事にしなかったのか、そういう私は疑念を持っております。

 もう1つ、A、Bの新聞は、県教育長のご発言を次の日に出したわけでございますが、これはC新聞社が発表を最初にいたしております。そのC新聞社は出しておりません。それにつきましても私は疑念を持っております。

 以上です。

……………………………………………

議会運営委員長(稲葉澄子君) 暫時休憩願います。

議長(佐原正幸君) ここで、会議を休憩します。

午後2時48分休憩

―――――――――――――――――

 次のページへ

 前のページへ

 平成7年第3回船橋市議会定例会会議録・目次へ


お問い合わせ