平成7年第4回船橋市議会定例会会議録(第7号・1)
 

 平成7年第4回船橋市議会定例会会議録(第7号・1)

 

議事日程(第7号)

平成7年12月22日(金曜日)

午後1時開議

諸般の報告(予算特別委員長・副委員長の互選結果、請願書の一部訂正申し出、追加議案の送付)

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本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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午後1時9分開議

議長(佐原正幸君) これより、会議を開きます。

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議長(佐原正幸君) 議事日程は、配付したとおりであります。

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議長(佐原正幸君) ここで、諸般の報告をします。

 報告事項は、お手元に配付したとおりであります。

[諸般の報告]

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議長(佐原正幸君) 日程に入ります。

 日程第1の議案2案を議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) 委員長の報告を求めます。

 予算特別委員長佐藤重雄君。

[予算特別委員長佐藤重雄君登壇]

予算特別委員長(佐藤重雄君) 予算特別委員会に付託されました議案2案について、審査の概要を私から報告します。

 最初に、議案第1号平成7年度船橋市一般会計補正予算であります。

 まず、主な質疑について申し上げます。

 民生費では、特別養護老人ホームの増設に際し、施設の大型化ができない理由、補助単価の決定方法と施設の質向上のための補助枠があるのかないのか、市立特別養護老人ホーム建設に向けての今後の取り組みについて、またこれに伴う四市複合事務組合規約改正の手続と時期、法人による特別養護老人ホームの今後の建設計画――等について質疑がありました。

 衛生費では、合併処理浄化槽設置の補助基準と特例措置の適用について質疑があり、土木費では、緑住まちづくり推進事業の目的、内容、市としての評価についての質疑がありました。

 消防費では、災害対策用車両の小型化あるいは増車についての質疑があり、教育費では、坪井中学校の買収用地の鑑定結果について、また無償及び有償で借り受けている学校用地の状況と今後の買い取り要望への対応等について質疑があり、地方債では、東葉高速鉄道への出資に関する起債変更の内容と理由について、市債総額と市民1人当たりの額について――等、以上のような質疑がありました。

 討論に入ったところ、原案賛成の立場で、4人の委員から討論がありました。

 まず、社会党の委員から、「特別養護老人ホームは民間・四市複合事務組合・市の3本立てで取り組む方向性が示され、ぜひ早期に実施願いたい。また、個室化など、質の向上にも努めるよう、要望する」、

 清政会の委員からは、「特別養護老人ホーム建設については、民間活力を生かし強力に推進してもらいたい。学校用地購入については、地権者の事情を考えるとやむを得ないと判断する。その他の補正についてもそれぞれ必要な事業だと考え、賛成する」、

 次、公明の委員から、「特別養護老人ホームについては、基本となる市の施設を早期に建設してもらいたい。また、緑が失われていく中で、都市公園用地を購入することを評価する」、

 最後に、共産党の委員から、「老人保健福祉計画達成のためにも、市の責任として市立特別養護老人ホームの建設をすべきである。そのために、市長が力を発揮することを要望する。都市公園用地の購入については、災害時の避難場所確保も含め、積極的に進めるべきである。特に、総武線以南はこのような施設が少ないので、努力してもらいたい。また、学校敷地に不安定さを残してはならないので、今後の対応を期待する」との討論がありました。

 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。

 次に、議案第2号平成7年度船橋市下水道事業特別会計補正予算については、

 主な質疑として、7年度末における起債残高と市民1人当たりの額、高瀬処理場完成時における起債残高、流域下水道で行う場合と市単独事業で行う場合の補助率の違い、西浦処理区の一部が高瀬処理区に切りかわった際の西浦処理場の余剰能力の活用について、高瀬幹線工事を船取線側と西船側の両方から進めている理由――等について質疑がありました。

 討論に入ったところ、原案賛成の立場で、5人の委員から討論がありました。

 清政会の委員から、「下水道整備は市民が期待しているので、普及率向上、事業の早期完成を強く要望する」、

 公明の委員からは、「下水道事業は市の重要な課題である。最近の経済事情の厳しい中でも事業費を削らず、着々と推進していることを評価する」、

 共産党の委員からは、「流域下水道事業と市単独事業では、補助率に差があるので、県に対してこれを平等にするよう、積極的に働きかけるべきである」、 市民クラブの委員からは、「市の前向きな姿勢を評価する」、

 政友会の委員からは、「財政が厳しい中で積極的に事業を進めていることを評価する。市民要望が強いので、引き続き整備促進に努力することを要望する」という、以上のような討論がありました。

 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。

 以上で予算特別委員会の報告を終わります。

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議長(佐原正幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

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議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 2案を委員会報告のとおり可決することに、ご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 異議なしと認めます。

 よって、2案は、可決することに決しました。

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議長(佐原正幸君) 日程第2及び第3の議案3案を、一括して議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) 委員長の報告を求めます。

 総務委員長田久保好晴君。

[総務委員長田久保好晴君登壇]

総務委員長(田久保好晴君) 総務委員会に付託されました議案3案につきまして、審査の概要を報告します。

 まず、議案第3号政治倫理の確立のための船橋市長の資産等の公開に関する条例につきましては、「本条例では、政治倫理の確立とはどういうことか明らかにされていないので、提案者である市長にその見解を聞きたい」との発言がありました。

 これに対し、「これだけで政治倫理すべてが網羅されているわけではなく、そのうちの1つが本条例であり、少なくとも資産等を公開をすることによって政治倫理を守ろうという1つの手続であり、あえて市長の出席を求める必要はないので、審査を進めたい」との意見・議事進行発言がありました。

 続いて、質疑に入ったところ、閲覧の手続について、規則に委任する具体的事項について――等の質疑がありました。

 質疑終結後、賛成討論として、共産党の委員から、「この条例は、政治倫理の確立を前提としながらも、政治倫理とはどういうものかうたわれていないこと、また資産等の報告書等の内容を審査する機関がないなど、不十分な点はあるが、市民に資産等を公開することは一歩前進だと思う。ただ、国会でも決議されたように、政治倫理に反するという疑惑が持たれた場合は、市長も疑惑を明らかにするように努められたい」との発言がありました。

 討論終結後、採決に入ったところ、全会一致で可決すべきものと決しました。

 次に、議案第4号非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例及び議案第5号特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例については、一括議題とし、審査したところ、質疑として、1つ、報酬審議会に諮問をする基準について、1つ、報酬審議会を定期的に開く必要性について、1つ、報酬審議会の構成について、1つ、市の財政状況、今回の引き上げによって必要となる額について、1つ、市民の生活実態と報酬等の引き上げの関係について、1つ、近隣及び同規模の市との比較について――等の質疑がありました。

 質疑終結後、反対討論として、共産党の委員から、 議案第4号については、「議員報酬は、議員の生活費を賄えるものであればよく、議員の調査活動についても、市政調査研究費で充当できると考えている。今の市民の生活実態からすると、議員の報酬の引き上げについては、とても理解を得られないと思うので、反対である」、

 議案第5号については、「税収が落ち込み、市民に約束した事業も切り捨てられている状況の中で、市長みずからの報酬を上げる必要はない。財政的な余裕ができてからでよいと思うので、この時期に引き上げることは反対である」との発言がありました。

 討論終結後、採決に入ったところ、2案は、いずれも共産党を除く多数で、可決すべきものと決しました。

 以上で、報告を終わります。

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議長(佐原正幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

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議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 まず、日程第2を採決します。

 本案を委員会報告のとおり可決することに、ご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 異議なしと認めます。

 よって、本案は、可決することに決しました。

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議長(佐原正幸君) 次に、日程第3を採決します。

 2案を委員会報告のとおり可決することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(佐原正幸君) 起立多数であります。

 よって、2案は、可決することに決しました。

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議長(佐原正幸君) 日程第4の議案2案を議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) 委員長の報告を求めます。

 建設委員長早川文雄君。

[建設委員長早川文雄君登壇]

建設委員長(早川文雄君) 建設委員会に付託されました議案2案について、審査の概要を報告いたします。

 議案第6号船橋市営住宅条例の一部を改正する条例については、主な質疑として、災害被災者等の緊急受け入れ枠はどのように確保されているか、また、今回の震災以外で、これまでに受け入れた事例はあるか、今回の震災被災者等の受け入れは、地方自治法第238条の4の第4項の「目的外使用」を適用したものか――等がありました。

 討論に入ったところ、公明の委員から、「今回の震災被災者9世帯の受け入れは、評価する。ただ、10室も空き室があったことは、ちょっといかがかと思う。やはり、毎年募集を行い、空き室をなくす努力をすることを求め、原案に賛成する」との討論がありました。

 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。

 議案第7号船橋市借上福祉住宅条例の一部を改正する条例については、質疑はなく、討論に入ったところ、共産党の委員から、「知的障害者がこの条例から排除されているのは差別なので、直ちにこれを是正すること、また高齢者・身体障害者以外に母子家庭にも住宅困窮者が多いので、使用対象者を拡大するなど制度の充実に努めていただくことを要望し、原案に賛成する」との討論がありました。

 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。

 以上で、建設委員会の報告を終わります。

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議長(佐原正幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

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議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 2案を委員会報告のとおり可決することに、ご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 異議なしと認めます。

 よって、2案は、可決することに決しました。

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議長(佐原正幸君) 日程第5、議案第8号を議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) 委員長の報告を求めます。

 文教委員長小石洋君。

[文教委員長小石洋君登壇]

文教委員長(小石洋君) 文教委員会に付託されました議案第8号船橋市立坪井中学校用地の取得について、審査の概要をご報告いたします。

 主な質疑として、当該用地について、不動産鑑定書を取っているか。取っているとすれば どのように評価されているか。買収に当たり市の借地権は考慮されているのか。これまで固定資産税の減免措置は行ってきたのか――等の質疑がありました。

 続いて討論に入ったところ、いずれも賛成の立場で、共産党の委員から、「土地を借地する場合の権利について、これまでの事務処理は正確さに欠けているので、今後、権利関係を明確にするよう改善すべきである」、

 また、新樹クラブの委員から、「議案に記載されている地積は、実測ではなく登記簿上の数字であるようだが、土地の管理に当たっては、実態を正確に把握しておく必要がある」との討論が行われました。

 採決の結果、本案は、全会一致で可決すべきものと決しました。

 以上で報告を終わります。

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議長(佐原正幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

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議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 本案を委員会報告のとおり可決することに、ご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 異議なしと認めます。

 よって、本案は、可決することに決しました。

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議長(佐原正幸君) 日程第6及び第7の請願陳情3件を、一括して議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

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議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 3件を委員会報告のとおり採択することに、ご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 異議なしと認めます。

 よって、3件は、採択することに決しました。

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議長(佐原正幸君) 日程第8の請願2件を議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

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議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 2件を委員会報告のとおり採択することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(佐原正幸君) 起立多数であります。

 よって、2件は、採択することに決しました。

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議長(佐原正幸君) 日程第9、陳情第27号を議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

……………………………………………

議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 本件を委員会報告のとおり採択することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(佐原正幸君) 起立少数であります。

 よって、本件は不採択とすることに決しました。

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議長(佐原正幸君) 日程第10から第12までの請願陳情5件を、一括して議題とします。

[審査報告書]

議長(佐原正幸君) 委員長の報告を求めます。

 厚生委員長林利宏君。

[厚生委員長林利宏君登壇]

厚生委員長(林利宏君) 厚生委員会に付託された請願陳情5件について、審査の概要をご報告いたします。

 まず、陳情第7号未就学児童の医療費無料化等に関する陳情でありますが、本件のその後の状況の変化等について説明を求めたところ、「新聞報道によれば、千葉県議会において、ゼロ歳児の通院に対しても助成を検討したいとの知事答弁があった、ということである」との説明がありました。

 主な質疑としまして、県がゼロ歳児への通院助成を実施した場合、本市ではこれに上乗せして、例えば3歳未満児まで拡大するなどして、実施する考えはあるか。県の動向をうかがうばかりでなく、市として一歩進めて、未就学児童の医療費無料化を進めていく考えはないか――との質疑がありました。

 次に、意見を求めたところ、共産党の委員から、「少子化社会の原因は、子育てが困難だということである。また、不況で働く人たちの給料が抑えられている中で、医療費の負担が大変になっている。全国で通院助成をしていないのは大阪府と千葉県だけであったが、千葉県もやっと検討するということで第一歩を踏み出した。この機会をとらえて、市も独自の助成制度を前進させるべきであり、母親が安心して子育てができる体制をつくっていく必要があると思うので、採択」、

 市民クラブの委員から、「これまで継続審査を主張し、検討してきたが、ここで態度を変更したい。まず、すべての未就学児童を対象とすることは問題である。弱者には手厚く助成すべきであるが、何らかの所得制限を設けることは必要である。また、当面3歳児までの無料化実施ということだが、どの辺までがベストかは難しい。県の方も制度を見直すというし、市でも若干の見直しを検討しているということだから、十分検討した上で進めるべきだと思う。現物支給方式についても、陳情者にとっては都合がいいかもしれないが、近隣市の例を聞くと、かなり難しいものがある。親が一時的に立てかえて、それを行政が返す方が善意を帯びると考える。これらの問題点があるので、不採択としたい」との意見がありました。

 採決を行ったところ、採択に賛成の委員は、公明、共産党、社会党の5委員でした。なお、清政会、政友会、市民クラブ、新樹クラブの5委員は挙手がありませんでした。

 そこで、採択、不採択が同数と認め、委員長において、不採択とすべきものと裁決しました。

 次に、陳情第29号保育料の引き下げに関する陳情でありますが、本件については、理事者側から、「東京都との比較がされているが、東京都は全国でも一番低い保育料を設定している。本市の保育料については、昭和61年度から、当時の保育料が、国の基準の7年おくれくらいであったものを逐次改善に努めてきた。また、本事業が団体委任事務となったことに伴い、本市独特の基本方針を定めてきた。この経費がほとんど人件費であることから、人事院勧告のアップ率に準拠し、その80%程度を引き上げることとして、今日に至っている」との説明がありました。

 主な質疑としまして、給与所得と保育料との関係をどのように考えているか。東京都との開きが大きいが、都はどうしてこのように低く抑えられるのか。保育料の引き下げ、あるいは据え置きを行うことは可能か。人件費の80%という基準を引き下げるよう、見直しを行う考えはないか。保育所運営費に占める保護者の負担と市の負担との割合はどのようになっているか。保育料滞納の件数、額はどのくらいで、これに対して市はどのような努力をしているか――等の質疑がありました。

 次に、意見を求めたところ、共産党の委員から、「本市の保育料が県下で2番目に高いという状況の中で、保育料を払えず退園する例もたくさん聞いている。また、東京都に比べて3倍も高い状況では、とても子供を預けながら親が働くという状況ではない。新年度の予算編成に向けて保育料の引き下げを行い、働く親たちの生活実態に合った保育料にしていくべきと考えるので、採択」、

 また、公明の委員から、「余裕があれば保育料の未納ということはない。未納者がふえてきている状況は限界に近い状況であると判断し、引き下げの努力を要望して、採択」、

 政友会の委員から、「本市の保育料は、国の徴収額基準と比較しても安い。陳情書に書いてあるようなケースはごく少数であり、据え置きというなら採択も考えられるが、引き下げということは難しいので、不採択」、

 市民クラブの委員から、「これ以上保育料を引き下げていくと、財政上、ほかの市民サービスに影響が出てくる。本市の保育内容が他市に比べて劣らないよう要望して、本陳情は不採択とすべきである」との意見がありました。

 採決を行ったところ、採択に賛成の委員は、公明、共産党、社会党の5委員でした。なお、清政会、政友会、市民クラブ、新樹クラブの5委員は挙手がありませんでした。

 そこで、採択、不採択が同数と認め、委員長において、不採択とすべきものと裁決しました。

 次に、陳情第30号正規保母の増員配置に関する陳情でありますが、本件については、理事者側から、「現在、正規の保母が保育に当たっていない午前8時から9時までと午後5時から6時までの各1時間を、正規保母にも勤務してもらいたいということで職員組合と協議しているが、組合の方からは正規保母増員の要求があり、合意に達していない。来年早々職員組合とともに、この8-6体制実施のための試行調査を行おうということで、準備を進めている」との説明がありました。

 主な質疑としまして、パート保母は資格のない者ばかりか。暫定措置として、保母の資格のある者を時間外に配置するようなことも検討すべきではないか。パート職員に対する研修は行っているのか。過去に8-6体制の施行を行ったというが、その結果、職員組合と合意ができない問題点は何か。正規職員を増員した場合には人件費のアップにつながり、保育料にも影響してくるのではないか。東京都では保育園の給食を民間委託するような動きがあると聞くが、本市でもそのような方法で人件費を削減できると思うがどうか。行政改革の中で福祉の部門が削られる可能性が高いが、福祉部としてはどのような考えを持っているか――等の質疑がありました。

 次に、意見を求めたところ、社会党の委員から、「職員組合との対立が強いようだが、お互いにゼロか100かということで、6年も7年も対立しているのは前代未聞である。暫定措置的な打開策さえとっていないのは問題がある。暫定措置も含めて、今後交渉を行っていくよう希望して、採択」、

 共産党の委員から、「女性が社会進出をし、働く状況は変化している。それと同時に、二重保育の解消や障害児の時間外保育の実施のためには、正規保母の配置が急務である。親が安心して子供を預けて働けるよう、正規保母を増員し、8-6体制をとっていくべきと考えるので、採択」、

 政友会の委員から、「組合と市当局の合意が前提であるから、その推移を見守りたい。正規職員を配置すれば保育にかかる経費の増が必要であり、同時に保育料もアップになることが考えられる。両者の合意が得られるかどうか疑問であるので、不採択」との意見がありました。

 採決を行ったところ、採択に賛成の委員は、共産党、社会党の委員で、賛成少数のため、不採択とすべきものと決しました。

 次に、陳情第31号現行保育所措置制度堅持・公的保育拡充の意見書提出に関する陳情でありますが、 理事者から、「昨年、厚生省の保育問題検討会から現行保育所制度等についての検討結果が出ているが、措置制度でなければ保育に対する公的責任を果たすことはできないという意見と、行政主導の措置制度は利用者サービスの面で限界があるので、直接入所制度を導入すべきという意見があり、そこでは一本化できなかったようである。引き続き国の方で検討しているが、その詳細な内容は市の方には伝わってこない」との説明がありました。

 主な質疑としまして、直接入所制度になると、保育料はどのように設定するのか。職員配置の国の基準はどのようになっているか。また、本市との比較はどうか。国のエンゼルプランでは、各自治体が児童育成計画を立てていくことになっているが、本市の計画作成はどのようになっているか――等の質疑がありました。

 次に、意見を求めたところ、共産党の委員から、「厚生省のエンゼルプランは、保育所措置制度の見直しということで、制度を解体に導くものである。現行制度を堅持し拡充することによっても、多様化する保育ニーズにこたえていくことは十分可能である。契約入所方式では、措置制度で入る子と直接契約で入れる子との間に差別が持ち込まれる危険もある。また、最低基準の改善と保育予算の増額という願意についても賛成なので、採択」、

 政友会の委員から、「直接入所方式を導入しないということだが、競争原理がないところにサービスの改善はないと考える。また、本市の保育所職員の配置基準は国よりも高く、これ以上の改善は必要ないと思うので、不採択」との意見がありました。

 採決を行ったところ、採択に賛成の委員は、共産党、社会党の委員で、賛成少数のため、不採択とすべきものと決しました。

 次に、請願第6号公的介護保障及び医療の充実の意見書提出に関する請願でありますが、理事者から、公的介護保険創設に関する国の動向、老人保健福祉計画に対する国への予算増額の要望等について説明があり、続いて質疑に入りました。

 主な質疑としまして、国のゴールドプランの目標年次はいつか。また、老人保健福祉計画の達成見通しはどうか。介護保険制度と国民健康保険との関係はどのようになっていくのか。特別養護老人ホームへの整備費補助については、寄附金として支出している市もあるが、本市のように建設費補助という扱いでいいのか――等の質疑がありました。

 次に、意見を求めたところ、社会党の委員から、「公的介護保険の構想は、内容がまだ抽象的である。老人保健福祉審議会の最終報告が出るまで検討するという意味で、継続審査にすべきである」、

 共産党の委員から、「国が検討している介護保険制度には、保険があって介護がない、低所得者に対する保障が見られない、高齢者医療の後退につながる、消費税の増税と抱き合わせになるなどの問題点がある。本来の公的介護の推進は、公的介護、施設介護の両面を樹立させること、介護を必要とするすべての人が受けられるようにすること、保険料の負担を公正化すること、高齢者医療と障害者介護に役立つこと、消費税の増税を行わないこと、これらが最低の条件になると考える。

 よって、本請願は、採択すべきと考える」、

 公明の委員から、「第2、第3項目の内容については理解できるが、第1項目の公的介護保険の創設には関心を持っており、この願意には反対であるので、不採択」、

 新樹クラブの委員から、「福祉の面で金がかかるのは言うまでもない。新しい構想が出されている中で、それを白紙撤回というのはどうかと思う。国の動向をきちっと見守る中で、それなりの意見を述べていくことが必要だと思うので、不採択」、

 政友会の委員から、「国民の大多数が介護保険の必要性を認めていることはマスコミ等でも明らかであり、白紙撤回ということには賛成しかねる。財源をしっかり確保した上で公的介護保険を導入してもらいたいと考えるので、不採択」との意見がありました。

 継続審査を求める意見がありましたので、採決に入る前にまずこれについて諮ったところ、賛成は社会党の委員のみで、否決となりました。

 次に、採決を行ったところ、採択に賛成は共産党の委員のみで、賛成少数のため、不採択とすべきものと決しました。

 以上で、厚生委員会の報告を終わります。

……………………………………………

議長(佐原正幸君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(佐原正幸君) 質疑を終結します。

……………………………………………

議長(佐原正幸君) これより採決に入ります。

 5件は、委員会報告が不採択でありますので、採択することについて採決します。

 まず、日程第10を採決します。

 2件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(佐原正幸君) 起立少数であります。

 よって、2件は、不採択とすることに決しました。

……………………………………………

議長(佐原正幸君) 次に、日程第11を採決します。

 2件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(佐原正幸君) 起立少数であります。

 よって、2件は、不採択とすることに決しました。

……………………………………………

議長(佐原正幸君) 次に、日程第12を採決します。

 本件を採択することに、賛成の方の起立を求めます。

[賛成者起立]

議長(佐原正幸君) 起立少数であります。

 よって、本件は、不採択とすることに決しました。

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