![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
|
●副議長(倍田賢司君) 池沢敏夫君。(拍手。傍聴席で拍手する者あり。「議長、注意しなくちゃだめだよ」と呼ぶ者あり) [池沢敏夫君登壇] ●池沢敏夫君 議会の指導的な役割を果たす皆さん方ほか、議会の事務局あるいは国際交流室など、多くの皆様方のご配慮をいただいて、すばらしい季節にすばらしい研修の機会を与えていただきました。この場を借りて御礼を申し上げます。 第2回定例会におきますドイツ、北欧3国行政視察派遣の発議決定に従い、構成する10名の1員として7月21日、日曜日に勇躍、成田を発ちました。そして、まことに貴重な、有意義な、そして姉妹都市デンマーク市との親善使節の役割を無事果たしまして、(「オーデンセだろう」と呼ぶ者あり)オーデンセ市との親善使節の役割を無事果たしまして、7月30日元気に帰国をいたしました。 暦の上では、我が国でも初夏という季節はあるわけですけれども、入梅が明けると一気に猛暑がやってくるという陽気から、肌で初夏を余り感じる機会がなかったわけですけれども、さわやかなおいしい空気の10日間の旅でした。セリリアンブルーの抜けるような空、地平に広がる緑、風光明媚なおとぎの国から舞い戻りまして、まずこたえたのは、厳しい暑さでした。加えて、じとっとくる猛暑の中にいろんなニュースが舞い込んできます。 愕然としたニュースは、まずセクシャルハラスメントの騒動でした。続いて、8月7日には先番議員がただしていましたように、市長の政治団体の会計責任者が違法献金で禁固1年6カ月という有罪判決を受けたという報道。続いては、馬込斎場の売店における手数料10%の徴収から、その運営に携わった福祉団体の経理のずさんさが繰り返されて報道される。(「どこがずさんだよ、ふざけるな」と呼ぶ者あり)また、昨日の議案質疑の中でも問題になっておりましたけれども、相も変わらずマンション紛争の記事と話題に事欠かない船橋の状況にうんざりといたしました。現実に引き戻されました。 わずか一筋の涼風といえば、市立船橋高校が甲子園に出場したというニュースにうれしい思いもいたしましたけれども、8月13日付で読売新聞は、京葉版で「議論なく予算化 市議の海外視察 船橋は1人100万円」、ご丁寧な副題に「目的・理由は後から?」としてクエスチョンマークがついて大見出しの報道がなされたことであります。 前段の由々しき問題も大きな課題です。急務の課題ですから、この議会で大いに論じなければならない課題ですけれども、それらの課題は他の皆さん方の議論にお任せをするとして、きょうは、私はこの読売新聞の指摘、一言で言うと大名旅行をして、そして単なる観光旅行をしているのではないかと思わせるような批判記事に対して憤りを感じました。 議員として、船橋の指導者として、多くの知識を得て、それらを行政の中に生かしていかなければならないと思います。そのために、今回学んできた内容もまた豊富でした。そして、多くの市民から、この記事に寄せられた反響が私にも寄せられまして、何としても理解を得なければならない課題だと思います。そんな観点から、質問を1点に絞りまして北欧視察の学んだことということにいたしました。 時間の関係から、ドイツでも統一ドイツの人づくり、再開発の状況や、あるいは今日本で一番の政治課題になっております介護保険制度の実情、そしてそれらの日本における課題は何かという問題についてもたくさんの勉強をしてまいりましたけれども、それらは後の課題に回したいと思います。 さて、北欧3国、特に船橋が姉妹都市を結んでいるオーデンセ市、よいところと姉妹都市の関係を結ばれたなとつくづく感心をし、市長のご努力に敬意を表したいと思います。 他の市の議員さんが、やはりてデンマークにも相当――お隣りの習志野市も行かれたようですし、千葉市の議員も行かれたようです。それらの経験を聞きますと、言葉は悪いんですが、相手先はどうしても観光の気持ちがあるんじゃないかということから、本物の視察の点では、それほど丁寧な対応がなされていないように感じました。しかし、私たちの視察、2日間のオーデンセ市内での対応は、まさに姉妹都市ならではの対応ではなかったのではないかと思います。丁寧にいろいろな施設から、その国の政治、風土、そして歴史まで勉強してまいりました。 語り尽くせば切りがないものですから、簡単にその中から、帰国をして、たくさんの市民の税金を使わせていただいて、貴重な勉強をしてきたわけですから、それらを船橋の行政にどう生かすべきかと考えたときに、多くの団員は、はっきり言ってどうにもならないという印象だったんです。何を比較しても、手の尽くしようがないほど格差があり過ぎる、違い過ぎる。福祉のあり方にしても、あるいは先ほどから話がありました道路行政しかり、あるいは環境問題、都市づくり、どれをとってみても、すぐに船橋の中に生かせる課題がない。困りました。しかし、その中でも学んでいかなければいけない課題はたくさんあるのではないかと考えました。 まず、姉妹都市の意義ですが、確かに1年間に2回ぐらいの行事が行われて、高校同士の交流とか、あるいは講師を呼んで学習会を開くとか、いろいろな成果を上げていることは評価をいたしますが、もっと姉妹都市である以上は、それ以上にお互いの行政間で勉強し合うことがあるのではないだろうかと思いました。 私たちが使節団として出かけていって、わずか2日間しゃにむに勉強しても、とても追いつかない問題点があると思います。したがって、ここでの提言は、少し職員間で、福祉の専門家を育てるために、デンマークの老人福祉はどうなっているのか、半年なり1年間なり職員の交流など考えてはいかがかと思いました。(「向こうが来たくねえと言うかもよ」と呼ぶ者あり)向こうから学ぶことがないにしても、こちらから学ぶことが多いものですから、お願いをしてみたらどうだろうか。(「それはいいね」と呼ぶ者あり) 次に2つ目に、どうやら福祉の勉強をするために福祉の担当者を派遣しているだけでは、追いつけそうもありません。でき得るならば、お金を握っている財政当局者を送る、あるいは余り仕事が僕には見えないんですが、市のこれからの政策を立案していく企画担当者等を派遣する中で、船橋の行政に生かす道が発見できるのではないかと感じました。この辺のご見解についても、お聞かせいただきたいと思います。 さて、具体的な問題に入りますが、ベネキレンという船橋の現在建築中であるケア・リハビリセンターのモデルとなった場所を見させていただきました。あの建物を私が図面上見せていただいたものから考えたときに、どこがモデルになっているのか。オーデンセのベネキレンは平屋建てで、コの字型に位置して、20の住宅がいわゆる長屋続きでつながっていて、玄関を入るとリビング付の居間、その奥に寝室、そしてそのわきにシャワールーム等の4部屋が確保されている。1人で64平米で生活を楽しんでいます。いわゆる住宅です。今度、船橋のケア・リハビリセンター、僕が判断をするのには、単なる施設ではないのかと感じました。どこを研究されて、どこをモデルにして、共通の問題点はどこに生かされるのかを、改めてお伺いをしておきたいと思います。 次に、オーデンセ病院の福祉機器展示センターを見せていただきました。ありとあらゆる機器が数万点並んでいます。一般的に、船橋でも介護機器展が行われておりますし、9月の25日から3日間もまた開催されるポスターを見かけましたけれども、車いすが5〜6台とか7〜8台というんじゃなくて、ありとあらゆる障害に対応できるという車いすが百数十台、歩行器も同様に、あるいはいすから生活器具、台所用品から蛇口の開け方まで、どんな不自由な方にでも対応できるという機器が研究され尽くして、羅列をされている。 スプーン1つをとります。細い日本のスプーンと違って、その先が少しずつ少しずつ太さが増す。そして、角度が少しずつ左右に曲る、あるいは上下に曲がっているものが数百点から並んでいる。障害者はそこに来て、それらを利用してみて自分に一番合うもの、使いやすいもの、理学療養士がそばでアドバイスをしながら一番的確なものを選出をして、申告をすればそれが無料で支給をされるというシステム、これがデンマークの各県全部にあるんだそうですけれども、せめて船橋市も常設で、オーデンセに学んだ機器展示センターをつくっていただけないだろうか、お願い方々ご見解を聞かせていただきたいと思います。 大きな意味からいくとオーデンセ市、船橋市よりも市として規模が小さいんですが、17〜18万の都市ですから、形態は変えなきゃいけないかもしれませんが、10の地区に分けて高齢者委員会というものが機能しています。そして9人から15人、地域の年金生活者が選出をされて、そしてその地域の福祉のあり方、高齢者の生活に対して欠かすことがないかどうかを監視しながら、議会や行政とタイアップをして運営をしています。まさしく市民参加の行政が進んでいることを目の当たりにしてまいりました。船橋も時折やりますけれども、きちっと常設をした機関として進めるならば、もう少し心の通う、そして進んだ、落とすことのない高齢者福祉、障害者福祉が実現するのではないかと思いますけれども、その辺のご見解についても、お聞かせいただきたいと思います。 さて、環境問題の理念について、あるいは都市づくりについてと通告をいたしました。一言で言いますと、デンマークは農業国家です。この農業国家で信じられないことは、絶対に農薬は使わないということ、そしてこれからの土地を守っていくために化学肥料も使わないということ。ミミズを培養して土にまくことによって、自然栽培をあの広範な農地でさえ行っているという事実です。凄まじい環境への取り組みを見てまいりました。 一言でわかっていただく話をするとすると、皆さん方がコンビニに買い物に行く。200〜300円のものを買う。カップラーメン2つ買うにも手ぶらで行ってビニールの袋がついてきますけれども、デンマーク・オーデンセのコンビニでは、あのビニール袋が1つ20クローネ、1クローネが17円程度ですから、340円。へたなものを買うと、袋の方が高くなる。なぜかは、自然に還元できないもの、埋めても永久に残ってしまう、地球の環境を破壊する一番悪いもの、そしてそれらを燃やせば有毒ガスを発生し、高熱を発生する不必要べからざるものなんだ。したがって、それらには料金を課すことによって、使わないことを守らしていこうという政策が進んでいるんです。 ノルウェーでは、原子力発電と火力等の発電が現在50対50だそうですけれども、西暦2010年までにはなくしていこうという方針を打ち出し、そしてそのためのエネルギー開発のほかに、市民が電力をどうしてむだ遣いしないようにするかが課題として、市民の論議がされています。スウェーデンのストックホルムでは、町の景観を汚す車の排気ガスを何とかなくしていくために、中を通行する車に通行税をとろうじゃないか。しかし、市民の抵抗が強過ぎたために、その抵抗を和らげる目的からバイパスをつくります。市の周りを回るバイパスをつくりますから、その完成後は理解をしてくださいという対応で、現在、市民の議論が進んでいるそうですが、それだけ自分の都市をきれいに守り、そして環境汚濁を防止していこうという施策が進んでいることを聞きまして、船橋も一生懸命ごみ処理等で頑張ってはおりますけれども、これだという1つの政策を打ち出すことによって、市民の中に論議を巻き起こさせる。そのことで、行政と市民が一体となってこの船橋の町を少しでもきれいにしていこうじゃないか、誇れる町にしていこうじゃないかいう機運を高めることができるのではないかというふうに思いました。 とにかく、日本の船橋について汚いこと、汚いこと、そればかりが目につきました。電柱の電線が向こうにはないことや、あるいは自動販売機を全部外には置かさせない。商店の中にしか置かさせないということや、あるいは広告、掲示板、ネオンサイン、それらが規制されているものなのか、個人がそうしているものなのか、町の景観に整った形で、質素に、きれいにでき上がっていて、こんなにきんきらきんのばらばらなところはどこにも見当たらない。そういう町を見てきたときに、やらなければいけない課題がたくさんありますが、それ全部やれったって無理だから、これだけはやるんだということぐらい打ち出すことはできるんではないか。不可能なことではないんじゃないかというふうに思ってきたわけです。 都市づくりについても触れますけれども、まず北欧3国共通をしています。道路は必ず自動車道のほかに歩道があります。そして、そのわきには必ず自転車道が配置をされています。 1例を挙げますと、ノルウェー・オスロ市でフログネル公園というところを案内されました。単なる観光だとご指摘受けるかもしれませんが、この公園、船橋市は1000万、2000万をかけて、ちょこちょこっと船橋の欄干に彫刻物を毎年1〜2体つくっておりますけれども、市の生んだ優秀な彫刻家を市が雇い、市で絵を描く場所――何といいますか、アトリエですか、市でアトリエを建設し、助手を市の職員で配置して、そして生涯をつくっていただいた彫刻が展示されています。見事な彫刻公園。あるいは、ストックホルムはバルト海とメーラレン湖に面した森と湖の都です。かつてアメリカ合衆国のワシントン、さすがアメリカのすばらしい首都を見させていただきましたし、またカナダのバンクーバーの公園都市づくりも見てまいりました。それから、個人的には朝鮮民主主義人民共和国のピョンヤンも素敵な町です。これらと優とも劣らないストックホルムの景観、まちづくり、これも見事なものでした。 このバルト海・メーラレン湖の森と湖の都の――これもたくさん課題はありますけれども、特にうらやましかったのは、市の公園が市の面積の30%あるというだけでなくて、70%が市有地だという。したがって、道路の拡張も、その他都市計画も市の土地に用地をあっせんすることができる。だからスムーズに進めることができる。これらはとてもまねすることができないけれども、せめて船橋市にも国有地等――大蔵省管轄の財産の払い下げ用地は常に紹介があるはずです。それらの土地をしっかりと確保し、そして市のこれからの計画の中に、あらゆる河川の拡幅、道路の拡幅、いろいろなものがあるでしょうけれども、それらの中で市民とも合意をしやすくするシステムを築いていく必要がある。そのために政治家は4年に1回選挙がありますから、市長、どうしても目先の施策に追われがちになります。箱づくりに追われがちになります。しかし、政治は100年、200年の計を持ってやらなければならない。 北欧3国、当然歴史も違いますし、そして経済、風土、気候、あらゆるものが違いますから、全くまねすることはできないにしても、あの優秀なまちづくりを見たら、どこかまねすることができるのではないか、あるのではないか、やらなければならないことがたくさんあるのではないかと思いますが、その点についてどうお考えになられるか、ご見解を聞かせいただきたいと思います。 これらの大きな違いは教育にあると思いました。(「政治にある」と呼ぶ者あり)平気で飲んだ缶をぽい捨てしたり、吸ったたばこをぽい捨てしたり、あるいはそのほか平気で町を汚す習慣が国民、市民の中にないという状況は、どこから生まれるのか。教育の問題を通告に載せませんでしたから質問はしませんが、教育長、聞いておいてください。(「だめだよ」「消費税25%にしないと」と呼ぶ者あり) 中学校の2年生になるまで通信簿がないんだそうです。評価なんかしない、競争なんかさせない。おおらかに、学ぶことを楽しむように指導をしているそうです。そして、一番大切な勉強は、字を覚えることとか、しゃべることとか、数字を覚えることのほかに、生活をしていくために必要なことの教育だそうです。将来みずからがどの道に進んで、どういう職業について生きて行くことが望ましいかを探る教育が行われる中で、それぞれの道が高校生になって決められ、そして進学する人、職業訓練の場につく人と、それぞれの希望に沿って方針が定まっていくんだそうです。こういう教育の違いの中で、即、船橋の行政に生かすことは無理にしても、少なくも船橋を愛し、船橋をきれいにしようという、これからの次代を担う……(「余計なポスター張らないことにしようや」と呼ぶ者あり)それもそうです。それから、あわせて行政の方も市有地か何かに丸太ん棒立てて、針金通したり何かするから、そこに変なポスターがいっぱい張られたりするわけだけれども、そういったことなんかを一切させないように、少しでもきれいにしていこうじゃないかいう方策が教育の中にも、あるいは行政の中にも、私たちの活動の中にも望まれます。やってやれないことではないと思いますので、ご所見を聞かせていただきたいと思います。 とりあえず、以上で第1問といたします。 [総務部長渡来直治君登壇] ●総務部長(渡来直治君) ご質問のうち、職員の海外派遣の関係の部分について、私の方からお答えを申し上げます。 ご質問者、大分有意義なご視察をしてきたということで、私ども国際交流を担当する者としては、大変好ましいというふうに思います。 ご質問の中で、特定の者を半年ないしは1年間派遣をし、勉強するような交流をしたらどうかというふうなご質問、それから政策立案部門の職員等についても派遣をしたらどうかという内容でございますが、特定の者を長期間において派遣をすることは、その個人の負担が、例えば言葉の問題であるとか、あるいはまた単身赴任だとか、そういう問題で相当負担がかかるということが、まず考えられます。 それから、受け入れ側の相手国の事情等もございまして、そのような問題も考慮をしていかなければならないというふうに感じます。それは、かなりの長期の場合を想定するわけでありますけれども、したがいまして当面私どもは姉妹都市との政策の勉強や人的交流につきましては、いろいろな部門から職員等が多く参加をしていただいて、幅広い勉強をしてもらうことが、より効果が上がるのではないかというふうな考え方を持っております。 ご提案の件につきましては、今後検討をしてみたいというふうに考えているところでございます。 [市長大橋和夫君登壇] ●市長(大橋和夫君) 私からも、ご質問にお答えいたしたいと思いますが、オーデンセは、デンマークの中でも非常にすぐれた町でありますけれども、プラスの面とマイナスの面いろいろあるわけでありますので、自分たちが住んでいる船橋について、余りにも卑屈になってはいけないと私は思っております。 具体的に申し上げますが、オーデンセの市長さんがワンパク王国を見られて、非常に感心されました。船橋がスポーツ健康都市を宣言している。デンマークではスポーツそのものが教育だということを言われて意気投合したわけでありますが、その後のサッカー試合では、市立船橋のサッカーチームが勝ちました。ことしの夏もヨーロッパ代表でデンマークの青少年サッカーが来られたわけでありますが、同点でございまして、そういうことも考えていただければありがたいと思っております。 それから、船橋市に来られて非常にきれいだと、――海老川のほとりを一緒に歩いたわけでありますが――本当にお世辞じゃないですかと言ったんですが、心の底からそう思っている、そういう話もされたわけであります。 また、福祉の関係については、向こうもいろいろ試行錯誤されたわけであります。財政的に見て、やはり施設だけでは財源に限りがある。こういうことで、在宅介護に切りかわるためにいろいろ苦労しております。 また、基本的に考えなければならないのは、税負担が50%から60%ある。消費税も高いわけであります。かなりの税負担をやってるわけでありまして、それでもサービス関係は、高負担であるけれども高いサービスをやっている。その点は貴重な参考資料にはなれますけれども、向こうからデンマークのいいところを船橋の風土に合わして共同事業でやっていきたい、そういうことでケア・リハビリセンターをつくろうとしているわけであります。その前にいろいろ福祉関係の専門家が来て、いろいろな講座を開いて、またこちらからも行っております。 いろいろ挙げられておりますけれども、私はやはり日本人が持っているよさということを自覚し、また船橋がすぐれている条件、例えば鉄道10本はオーデンセ市にはございません。鉄道はずっとすぐれているわけでありますから、そういう船橋の長所を生かしながら、池沢議員が学んできたことも参考にして、いろいろ議論し合って、船橋をいい方向に持っていきたいと思っております。 アンデルセン公園もじき10月にはオープンするわけでありまして、向こうの市長さん方、専門家も参りますので、直接いろいろ聞かれた方がいいと思います。見て来られたよりも船橋をほめられると思います。 [池沢敏夫君登壇] ●池沢敏夫君 最初の提言については、総務部長から見解が述べられまして、いろいろな分野から多くの人をという交流の発想も確かにあると思います。しかし、それじゃどうも追いつかない感じがするものですから、その道のエキスパートをつくるために、お金があればそれに越したことはないわけですが、どうしてもいろいろな人をいろいろな分野から、そして多くの人をということになると、短期間にならざるを得ない。1週間で、あるいは我々のように2日間でその町の歴史から政治まで把握することはとても無理なことなものですから、新たな発想におけるその道の専門家を育てるという意味で、長期間派遣することも検討の余地があるのではなかろうかという立場で質問をいたしました。ぜひ検討をしておいていただきたいと思います。 次に、市長の方からプラス・マイナス、いい面もあるんだから卑屈になるな――私は卑屈になっているつもりはありません。ただ、見たまま、聞いたままを、そして率直に感じたままを、今披瀝をいたしました。そして、お世辞でも何でもない率直な発言をしたつもりです。その中で、アンデルセン公園を見てのオーデンセの市長さんのご意見だとか、船橋がきれいだというお話や、あるいは海老川のほとりを一緒に歩いて本当にきれいだというお話は、恐らく私の想像するには、外国のお客様と市長が歩くから前日きれいに掃除が入った(笑声)ということとしか思えません。(発言する者あり) ●議長(田久保捷三君) ご静粛に願います。 ●池沢敏夫君(続) どこかに誤解があるはずだと思わざるを得ないわけです。 私はね、毎週水曜日に船橋、木曜日に東船橋に確実に立っておりますけれども、東船橋のあの駅前の乱雑さは、2回指摘をしたって一向に直らない。そして、駅の入り口にちっちゃな吸い殻入れと、それから石油缶がごみ入れとして置いてありますが、いつも山盛りになって溢れて、風でごろんごろんあっちこっち吹き飛んでいるのを、どうして改善しようとしないのか。(「どうして片づけないんだ」と呼ぶ者あり)間違いなく惨たんとした状況をつくり上げている。 一風吹けば、あの周りがごみだらけになっている。新聞がちらかり始め、空き缶がころがり始め、そして灰皿からは煙りが上っているんです。これらは、それを投げ捨てなきゃいいじゃないかと言うけれども、そういった人たちがいる以上、対応していかなきゃいけないんじゃないかと私は考える。(「たばこ吸わなければいいんだよ」と呼ぶ者あり)しかし、吸う人がいる以上は、吸う人に対する対応もしていかなきゃいけない。そういう中で、大きなかごを用意して、そして汚さないようにしましょうという呼びかけをしながら、常にそれを毎日回収するという努力も、私は一方で必要なんだというふうに思うんです。それを汚す人が悪いと決めつけて、あの状態を放っておく行政が、私にはわからないという指摘をしているわけです。 税負担の問題も、市長から答弁がありました。確かに、高負担の高福祉と言われています。大体消費税が32%、所得税が22〜23%……(「反対だ」と呼ぶ者あり)反対ですか。52〜53%の税率で、市の職員の大体平均賃金が約40万、したがって20万で生活をすることになりますが、子供たちの教育に一切金が要らない。大学まで行きたい人はどこでも行ける。それから、病気になったときに、何も困らない。一切の医療費が無料。そして、老後がきちっと安定をしていれば、貯蓄をしなきゃいけないという認識にならない。そして、これだけ私たちにサービスしてくれるんなら当然だと考えるようになるというんですね。 それらの税体系は、日本の場合は国政で決められていることですから、即、船橋に該当しろということは無理になります。それから、それだけの財源を船橋に投入しろということも無理になります。したがって、私が先ほどから主張している内容は、即、向こうでやっている内容を全部まねろと言っているんじゃないんです。学ばなければならないところがあるんではないのか。福祉のあり方について、あるいは環境問題につく理念について、いわゆる都市づくりの哲学について大きく学ばなければならないところがたくさんあるのではないかという視点で質問をさせていただきました。 ストックホルムでは、駅前の噴水の場所にすてきな塔が立っています。太陽の光をいっぱい浴びて、ガラス造りで、町じゅう反射をしたきれいな建築物を想定してたそうです。ところが、数年もたたないうちに、車の排気ガスで真っ黒になって、それらは当初の目的を達成していない。したがって、これらは失敗作の1つであるという評価を市民から受けて、多額なお金を使ったにもかかわらず、何であんなものをこしらえたかという意見が出るようになっている。 高層建築物を建てたら市の景観を損なう、悪徳業者が建てたものだということで、そこへの入居はしないようにする。そういう運動の中で、市民の感覚の中でまちづくりが進められて、決して条例がなければだめだということではない中で、歴史が刻まれ、国民性が育ち、そしてきれいなまちづくりが進んでいるというところは、私たちも学ばなければいけないところがあるのではないかと思うわけで……。 具体的な問題としては、高齢者センター・ベネキレンを見てきて、船橋のケア・リハビリセンターにどう生かされているのか、よく答弁をいただけませんでしたし、あるいは福祉機器展についてどう考えているのかもお答えがありません。恐らくご検討なさっていないからだろうと思いますけれども、高齢者委員会の問題にしても、基本的な問題として学ぶべき点がたくさんあると思いますから、これからも私は北欧で学んできた福祉の理念、まちづくりの理念をこの行政の中に生かすために努力を続けてまいりますので、皆さん方もしっかりと対応方お願いをしておきたいと思います。 時間がなくなりましたから、最後に市民からたくさんの手元にお手紙が届きます。僕は、使ったお金が幾らで、どういう勉強をしてきたかをきちっと市民に報告する義務があると考えて続けていますけれども、その結果だろうと思いますが、 ご視察、ご苦労さまでした。 海外視察議員に対する考え方が問われていましたけれども、私の考えはいつも変わりません。 「井の中の蛙大海を知らず」と言いますが、この社会、知らないでは何もできませんし、無意義に生きているとも言えるでしょう。 私自身、知識不足のままでは毎日の生活の中で致命的な恥もかきますし、また自信も失います。故に、私なりに知識・情報・資料を収集します。 ましてや貴職のような職業の方は、普通の人々より少しでも多く情報・知識・資料が欲しいのは当たり前のことだろうと思います。与えられた貴重な機会に貪欲に知識を吸収し、(予定時間終了5分前の合図)その得た知識を市民のために役立て、そして得たものを市民に還元する、私はそれが議員の当然の義務だと思っております。 海外視察にしても、他県の視察にしても、本来の目的はここにあるのだろうと考えております。 この件については、以上の目的がはっきりしておれば何も言われる理由もなく、堂々と行動してくださって結構です、と私は考えます。 というお便りです。 続いて一緒に書いてあったから、福祉部の方で考えてもらいたいんですが、 話は変わりますが、8月22日(木)朝日新聞の朝刊に、鎌ヶ谷市の敬老祝金(タオル)支給の廃止を話題に取り上げていましたが、鎌ヶ谷市では支給対象全員に市長名で支給できなくなった理由とお詫びの手紙を発送しましたとありました。 実は、私もことしの春、船橋で敬老祝金の支給対象を70歳から75歳に引き上げた際に、70歳から74歳までの対象から外れた人々に、市長名でその理由と目的を手紙で該当する個々の人に説明してほしいと高齢者福祉課に申し出ました。これに対し、8月15日付広報ふなばしは、その旨を少し触れていただけで、該当者がこれをとどれだけ目にとめたか疑問です。健常者と違って、高齢者は余り広報紙など見ていません。 この件について、市側からは敬老祝金を民生委員が配付するときに、非該当者となった高齢者に別途市からの印刷物を配ってほしいと言って、民生委員に渡しました。 紙ぺら1枚です。「おしらせ」という紙ぺら1枚ですけれども。(現物を示す) 私は、市が責任を持って行政を改善をしたという行為の1つであるならば、鎌ヶ谷市と同様に対象者に対して堂々と向き合って、理解を求めるべきだと思います。 民生委員の力を借り、その影に隠れてこそこそとしなければならないような行為ならば、最初からやらない方がよかったのではないかと考えます。最近の市行政の自信のない、心の通わない1面を披露しました。 後は、 少しは秋が見えてきました。お体にはくれぐれも気をつけて、ご活躍ください。 という芝山の民生委員の方からのお手紙です。 私は、ここにも示されるように、福祉についてもやれること、やれないこと、しっかりと該当する方々に面と向かって対応していくならば、市民は必ずご理解していただけるだろう。 いずれにしても、正面から向き合って市民と接するならば、スウェーデンが人口65万に対して、公務員が5万6000人です。桁違いに大きいわけですけれども、サービスがこれだけきちんと行き届くならば、そのぐらいいても当然だという、いなきゃならないんだ。市民がサービスを日ごろあらゆる面から受ける以上は、そのぐらいの人数が必要だという理解の上に成り立っている政府です。(「異常じゃないの」と呼ぶ者あり)多少ね、教育の面の職員、教師も市職員ということですから、厳密に船橋市の職員数とは対比はできませんけれども、それでもきちっとした老後のサービスから、あるいは病気のときの対応から、あるいは子供たちの教育まで責任を持ち、障害者の介護は家庭の責任ではない、国の責任なんだという理解のもとに進めているとき、そこまで福祉が高度化すると、市民は税金も高額に払うのは当たり前だ、そして職員も多くて当たり前なんだという認識になるということを考える。言いかえれば、まだまだ船橋市は、行政改革をして人数を減らさなければならないと言われているようでは、並みいる方々がまだ市民の満足のいく活動をしていないということになると考えます。 そういう意味で、勉強の成果を申し上げ、これからの行政の努力を期待をして、質問を終わりにいたします。(「海外旅行の釈明演説としてはよくできている」「歴史の違いだよ」と呼ぶ者あり。予定時間終了の合図) …………………………………………… ●議会運営委員長(稲葉澄子君) 暫時休憩願います。 ●副議長(倍田賢司君) ここで、会議を休憩します。 午後4時54分休憩 ――――――――――――――――― 船橋市議会事務局 議事課 Tel. |
|