平成8年第3回船橋市議会定例会会議録(第6号・5)
 

 平成8年第3回船橋市議会定例会会議録(第6号・5)

 

午後4時33分開議

議長(田久保捷三君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第1の一般質問を継続します。

 滝口四郎君。(拍手)

[滝口四郎君登壇]

滝口四郎君 一般質問も最後になりました。テレビでは相撲の熱戦が行われておりますが、いよいよ千秋楽ということで、通告に基づいて順次お尋ねをするわけでございますが、恐らく私の質問に対しては市長さん以外から余りご答弁をいただく必要もないかなと思いますので、緩やかな気持ちで理事者の皆さんはお聞き取りを願いたいと存じます。

 また、先ほどは私の過去の事件まで出ましてびっくりいたしました。ここからちょっと見えるザウスの問題で、ご本人自身も大変な問題を抱えながらご配慮をいただいたことに深謝いたします。

 光陰矢のごとしとか、歳月人を待たずとか、いろいろ時の流れの速さを古人は例えておりますが、全く市長とか、あるいは議会人になりますと、4年間というものがつかの間に過ぎていくわけであります。4年前、大変暑い夏でございましたけれど、ここにいらっしゃる大勢の同僚議員さんとともに市長選を戦って、保守として見事に勝ち抜いたわけでございます。(「3年前だよ」と呼ぶ者あり)3年前か。失礼をいたしました。弘法も筆の誤りということがあります。

 先ほど、先番議員から出馬を要請するのかというふうなお話がございましたが、私は要請も何もなくて、この場で市長さんが来年の選挙戦に向かってどういうふうな考えで、どういうふうなご決意のもとに判断をなさるのか、それを聞いて、私どもはまた、やはり皆さん方と同じ志を持つ船橋市の発展のために力を合わせていくべきだろう、その指針の1つとしてお尋ねをするわけであります。

 今回のこの問題につきましては、先番議員から3年前の事件のことについてるるお尋ねがございました。ことしの6月に――7月ですか、私ども選抜されました議員の皆さんがデンマーク初め多くのところへ行ってお勉強をなされて、その成果をこの壇上からいろいろな我が国、あるいは我が市と比較をされて、貴重な体験談のお話もしていただきました。私も3年前ぐらいですか……(発言する者あり)もうちょっと黙って聞いてちょうだい。もっとやじられる場面を考えてありますから。千葉議員さんを団長にして、改選前の話ですが、アメリカのニューヨーク、ワシントン、ボストンというところに、都市の再開発であるとか、リサイクルの問題という数々のテーマを踏まえて視察をさしていただきました。

 そのときの話でございますけれども、アメリカと日本とは違うといえばそれまででございますが、たしかワシントンだと思ったのですが、視察をして勉強して次の場所へ行くバスの中で、ワシントンの街を歩いておりましたところ、ポスターが見えるわけですね。あれは選挙のポスターじゃないかと、だれか同じ団員同士でささやき合った。ワシントンの我々を案内してくれたガイドさんが、ああ、やっぱりご商売柄、非常に目のつくのが早いですね、あれは来年のワシントンの市長選の予備選のポスターです、こういうふうなお話でした。皆さんがごらんになったポスターの候補者はもう当選なんですと――。アメリカは、ご案内のように共和党と民主党と2つの2大政党が勢力争いをやっているわけですから、その政党の強いところの公認を得た候補は当選確実となるわけです。

 そのときに、そのガイドさんのお話では、今、当選できるという候補者が、これはもう98%間違いはないのですが、日本的な感情だったら問題のある候補なんですというお話をしてくれました。それはどういうことだと聞きましたら、彼は過去に麻薬の売買で実刑判決を受けているそうです。ですから、日本では犯罪行為そのものがありますから、あるいは立候補も周辺の事情から言ってだめなのかもしれません。しかし、アメリカはセカンド・チャンスの国と言われています。したがって、1回エラーがあっても、有能な人材であるならば推薦するというのがアメリカ人の大半の考えだそうです。ましてや(「買収はだめみたい」と呼ぶ者あり)買収なんかだれもやっていませんよ。買収している人なんか、ここに1人もいませんよ。言うことを踏まえて、やじをうまく飛ばしてください。

 そういった中で、今回の問題も私も十分調べはしませんけれども、お伺いをしていると矛盾点が相当あるなと思います。しかし私は、市長さんが当選をされてから東葉高速鉄道の開通であるとか、焼却残渣を建設骨材に利用するリサイクルプラントの実用化だとか、市立医療センターの426床のベッドの増床であるとか、海水を利用した大規模消火システムを着実に実行したということや、特にドクターカーの導入により多くの市民の皆さんの人命を救った。しかも、このことは厚生省を初めアメリカの医療関係者も大いに注目をしている。このような実績を踏まえますと、私どもは3年前、やはり大橋市長さんを推薦してよかったと、現在でははっきり申し上げて誇りにすら思っております。

 先番議員の質問の中でいろいろなご指摘がありました。読売ランドの問題はきょうも出ました。私もじっと聞いておったのですが、これは私の見解ですから、極めて賄賂性が高いというふうなご指摘をされました。(「本人が言ったんだ」と呼ぶ者あり)いや、本人の話も、本人もお年もお年ですし、あの方も何といいますか性格が淡白な方ですから、私1人がというような気持ちで、検事さんの誘導とは申しませんけれども、すっぱりと認めて、早く事件の決着を出したかったのかどうかもしれません。

 私の言う理由は、私は競馬議員として皆さんのご支持を得て、競馬組合へ行っているわけです。たまたま今回のいわゆる寄附を受けた行為が起こったのは、先番議員の説明によりますと平成5年ということです。平成5年は、読売ランドは競馬とオートレースにおきまして1800万円の利益が出ているんです。しかし、平成6年には約1億500万ほどの赤字を出している。次の年度の平成7年には、約3億円の赤字を計上している。2億9997万幾らという赤字なんです。ですから、先ほど申し上げましたように賄賂性があるというのは、そのものを贈ったことで利益が入ってくることについて賄賂性というものが出てくる。今申し上げたように事実は赤字で、恐らく本年度も赤字が続くであろうと予測されております。したがって、そういう面から見たら、やはり事実では賄賂性が高いとかあるというよりは、現実から見たら賄賂性がない。悪く言ったら、そういう悪いことをした人は罰が当たったんだ、こういうふうな表現も言えるかもしれません。

 また、先番議員の言葉じりをとらえてというわけではないんですが、いろいろと市長さんにご指摘の中でこういうふうな表現がありました。市長さんがいろいろ長い間ご苦労なさって、大変な激職ですからぼろぼろになってやめていく前にやめたらどうですかというようなご意見をここでおっしゃっておられました。多数の方々の支持を受けて当選をされた市長さんに対して、支持をした市民の方々に対しても私は失礼な表現ではないかと思う。(「それを情というの」と呼ぶ者あり)

 そんなことを、人のことを考える余裕があるならば、これは9月14日の「週刊現代」に政治ジャーナリストの松田賢弥さんという人の記事でございますが、長い短いというならば、今ご指摘をした政党の委員長は26年間在籍して90歳に近いお年である。しかも、最近は表面にほとんど出てきていない。こういうことを考えたら、人様のことを批判するより、まず内輪の人材を私はきちっとすべきではないか。幸い、その政党でも船橋市で有能な人が出ているわけですから、整理をされたらいかがではないかというような気が、その週刊誌を読んで私の感想でございました。

 ことしは大変「アトランタの暑い夏」でありまして、私もオリンピックの柔道だとか水泳だとか、あらゆるスポーツを一生懸命、夜更しして――大体夜中の1時、2時の時間にちょうどハイライト的な番組が出てくるわけですから、一生懸命見ておりました。それがオリンピックが終わっても、人間というのは慣性というものはおかしなもので、その時間に目が覚めてしまうときが多いんですよね。そこで眠られぬまま、またテレビをつける。あるトーク番組をやっていた。そのトーク番組の中で、戦後いろいろなアイドルタレントをスカウトした人とトークショーがあった。その番組の司会者がそのタレントを発掘した人に、戦後最大のアイドルタレントというのは、あなたから見てだれですか、こういうふうな質問があった。そうしたら、その発掘者はこういうふうに答えた。

 お答えになりませんかもしれませんけれど、私はチャールズ・チャップリンの言った言葉を引用させてもらいたい。それはどういうことかといいますと、チャップリンが晩年病を得て死の床に横たわった。そのときに高名な映画評論家がチャップリンの枕元に訪ねて、あなたのつくった映画の最高傑作は何ですかと――。映画評論家ですから、もちろん「ライムライト」であるとか、あるいは「独裁者」であるとか、そういう答えが当然返ってくると思った。ところがチャップリンは「ネクスト・ワン」だと――。つまり、次につくる映画こそ私の最大の傑作なんだ、こういうことを言ったそうです。

 ですから私は、これからお尋ねする大橋市長に、市長選のお考えの中に、ネクスト・ワンこそ自分の一生をかけた、あるいは21世紀を展望した船橋の発展のためにいかにあるべきかというご意見をまず伺いたいと思うのであります。よろしくご意見のほどお伺いしたいと思います。

 それから、2番目に三番瀬の問題ですが、これは先番議員から先刻やはりお話がございまして、るる漁獲量等もお話がございました。皆さんお聞きになっていて、それほど三番瀬というのは魚がいるのかなというふうな感じになったと思う。この先番議員がお調べになって壇上からお話しになった数量とか金額は過ちはありません。しかし、それは船橋の三番瀬でとれたんじゃないんですね。木更津沖でとれたんです。この辺は三番瀬を考えていく中で重要な考え方のポイントの1つになると思うんで、私からも十二分に皆さん方に過ちのないようにお願いをしておきたいと思う。

 じゃ、三番瀬では何が1番とれるのか、こうお尋ねがあると思うんですが、それはやはりアサリなんです。それから魚の一部ではカレイなんです。それからノリも、一部とは言いませんけれども、農家の方ならおわかりになると思うんですが、稲を最初種苗して、その次の段階を経て田んぼまで持ってくる、3段階ぐらいあると思うんですね。その真ん中の段階に利用されるのが三番瀬というふうにご理解をしていただくといいと思う。

 先番議員からもいろいろと、何と申しますか、青潮の問題についてご提起がございました。実際に調査の内容等も自席で拝見をいたしまして、まあ私どもも本来漁業の畑ですから、もっともっと我々も努力しなけりゃいけないなというような感じで敬服しながらお聞きをしておったわけであります。

 今の船橋の漁民というのは、相当――漁民数を申し上げてもいいのですが、大勢いる中で、やはり数の上で主力になるのはアサリをとる漁民なんです。しかしアサリが、青潮が来ますと、3日もそこに停滞すると全滅してしまう。ここはおわかりになるように、船橋の東の方で青潮が発生しますと、北東の風――つまり気温、水温が下がるときには必ず北東の風が吹くんです。南西の風が吹いたり南東の風が吹けば、暖かさを向こうから持ってくるわけです。そのときに青潮が水の表面と海底との温度差が変化があるわけですから、これは上下混合と言って、つまり井戸水が上へ上がるというような考え方でいいと思う。それがこちらへ押し寄せられる。私は、船橋は、行徳や浦安がなければ、その水は江戸川の方へ流れて行っちゃうからいいわけですけれども、残念ながら行徳、浦安が防波堤の形をしてここで受けとめてしまうわけですね。したがって、青潮が発生するとにっちもさっちもいかないというのが実情なんです。

 そういうことから、生活の糧ですから、当然漁業者が中心になって県の水産部といろいろ研究調査に着手をしたのが平成4年の11月の中旬なんです。どういうことをしたかといいますと、まず海の中の一定の地域を選んで、100平米なら100平米を選んで、まずその中のアサリを全部とっちゃうわけです。そこに、仮にアサリの数を100個なら100個置くんです。アサリは生きているから、すぐ潜りますから、そこから5メートル離れたところの100平米に同じようにする。4カ所ぐらいやって試験してみたところ、つまり11月にやって来年の3月、アサリを熱心に掘り出したところが、多いところで7%、つまり100個入れたところでは7個しか生きていなかった。少ないところでは3%だ。この原因がどうしても難しくてわからない。

 一体何が原因なのか。まず考えられるのは、水質の問題であります。その次に何か問題点はないかということで、あらゆる文献を調べましたところ、何と驚いたことに鳥が食べちゃうということが出てきた。これは船橋の三番瀬ばかりでなくて、米国のシアトルなどにも実例が出ている。あるいはイギリスにも実例が出ている。実際、鳥が食べるかどうか、そういうことでステンレスのかごをつくりまして、先ほど申し上げましたような、それよりもっと規模を縮めて、一定のところにアサリをまいてかごを乗せた。つまり、鳥とか外敵に食べられないようにした。そしてテストをしたところ、何と80%のアサリが生き残った、こういうことなんですね。ですから前回市長さんからお話が出たように、国税を払って、県民税を払って、市民税を払って一生懸命働く漁民の人が生活の糧とするアサリを渡り鳥に食べられちゃうならば、せめて風刺的にも鳥並みに扱ってもらいたいというのは漁民の意見でございましょう。

 そういうことから、もっともっと研究の開発をしていこうということで、ことしやった資料がある。(資料を示す)これはその資料なんですね。この上に青い四角があります。これは縦が30メートル、横60メートルの、つまり1,800平米のところに網をかけるわけです。この私の書き方が悪かったので、この矢印のもっとこちら側にもあります。皆さんが潮干狩りを楽しまれるところはここなんですね。海浜公園の潮干狩り場の第1漁場というのがここなんです。第1から第2、第3、第4まで海浜公園の中に潮干狩り場があって、そこへ経済部と海浜協会と漁協とが話し合いをして、今週の日曜日にどのくらいぐらいのお客さんが来るならば、どのくらいぐらいのアサリを散布すれば、要するにお客さんが納得して帰っていくか、こういうことになっているわけです。

 そこでまず1つの点は、その鳥をどうしたら追い払えるかということなんです。あるいは鳥がどれだけ食べるかということなんです。そこで千葉県の方に漁業組合からも、まあカモは体からしても小さいですけれども、カモメというのは相当大きな胃袋を持っていると思うんですね。何とか捕まえて、試験的にどのぐらい食べているか調べたいと言ったら、とんでもない、今、鳥を捕まえて殺すなどは大変なことだということを言われて、そういうふうな考えはしないでくださいということを言われて、実はがっかりしたということなんですが……。

 やはりこれらの問題も、よくお話にあるように益鳥というのもあれば害鳥というのもあると思うんですね。鳥ばかりではなくて、カニも食べるという話も出ているんですが、カニの方はそこで食べて太って、今度は人間に食べられちゃうというふうな一過性の因果性を持っておりますから余り話題になりませんけれども、鳥の方は食べ終わって満腹になればどこへ飛んでいくかわかりませんから、そういうことから、これからも研究を中心にいろいろ続けていこうと――。

 そこでまず最初に、話が前後いたしますけれども、網も――私は知らないんですけれども、ゴルフのネット網をかけたんだそうです。ゴルフのネット網というのは、相当目が大きいんだそうですね。今使っているのは、実際2センチ四方のこういった網なんです。さっき言った1,800平米のところへこの網をかけるんです。ところが、これもかなり問題があるんです。というのは、いわゆる波浪が立ちますと、この繊維そのものに砂だとかいろいろなもの、珪藻が付着いたしますから、うかうかすると、この目がふさがってしまうというふうな問題があるわけですね。これはふさがってしまうと酸素を吸えないわけですから、アサリにとっても大変な害が出てくる。

 こういうことから、もっともっと研究を進めていくのに対して、やはり資金的なものとか援助が欲しい。何とか今――平成8年に今の発表をいたしましたところ、これはNHKも取り上げてテレビで放映いたしましたせいもあるのかもしれませんけれども、日本全国から実は船橋漁協の方へ視察が来て、これはアサリをとりに行くどころか、マスコミに殺されちゃうわい、なんていうふうな漁師の皆さんが嘆いておりましたけれども――。

 それからもう1つは、これは市長さんと広報部長さんにお願いしておきたいんですが、最近、船橋市民の方もここにアサリがあるというのを知ってきたんですね。ですから、本当はこっちでしかとっちゃいけないのが、のこのこのこのこ入ってきて、この中でとっちゃう。鳥より悪い障害が出てきた。漁協の方の人も、海を理解してもらうのに潮干狩りに大きく参加してもらうのは大変いいことだ。海を知ってもらうのはいいことだから、市民の皆さんにどんどん来ていただきたい。それは、三番瀬の問題についてもいい意見が出ると思うから来てもらいたいと思うんだけれど、自分たちの生活の糧まで持っていかれてしまったんではどうしようもならない。だから、青いところに来年パイプを打って、ここへノリの黒い網でも張って侵入を防ごうか、こういうふうなお話がありますので、これらの予算方とか、あるいは広報において市民に対しての啓蒙ということをひとつお願いをしておきたいと思うのであります。

 それから、もう1つ三番瀬の問題で市長にお願いしてみたいと思うし、皆さんにもぜひご理解をいただきたいなと思う。それは、今までこの壇上で三番瀬の必要性についていろいろな議論がありました。私はほとんどの議論に多少、若干考え方の相違点があるかもしれないけれども、やはり何といいますか、関心を持っている方だけに、ある程度の部分は的を射ているなというような感じがいたしました。ただ、的を射ていないところが1つあると思う。

 それは、3月議会が終わってから私どもの会派で視察を山梨市にいたしました。フラワーパークを見学してまいりました。その帰路、山梨市のあの有名なルノアールかなんかのある美術館に寄ってきた。ここに考え方の発想を移してもらいたいと思うんですね。名画であるから投資をして立派な建物を建てる、そして空調整備もする、管理人も置く。大切なものだからやるんでしょう。なぜ三番瀬にそういうことが考えられないか、議論が出てこないかということなんです。

 かつて、やはり4年前ぐらいですか、先番議員も指摘したように、羽田沖に東京都が数千万円かけて稚貝をまいたけれども、全然とれなかったという話があります。それは東京都に漁民がほとんど残っていなくて管理ができなかったというところに、私は問題の1つがある。

 ですから、農家でもせっせと畑を耕す人の畑はいわゆるいい畑ということで、何を植えても育つわけです。海でもアサリとりの人たちが、あの鉄かごを砂の中へ通していかないと、砂目自身が固まっちゃってアサリの発育にプラスにならないわけですね。ですからそういった意味で、これからやはり大切とするならば、国・県・市・三位一体になって三番瀬の保存化のために、あるいは三番瀬の活性化のために、いわゆる今申し上げましたような財団法人か社団法人か何かわかりませんけれども、そういうふうな組織をつくって漁業者の方に管理を委託されたらどうかなと――。

 そうすれば、仮に青潮が来ても何がしかの生活の糧というものが保障されれば、この人たちは自分たちの生活の場所でありますから、より一生懸命になってこの三番瀬の、今の貴重だというものを守るだろう。しかし、青潮が来てアサリが死んでしまって、そこへ出漁しても生活の糧は得られない、ゼロに等しいとすれば、それは海へ行くだけ、エンジンをかけただけでも燃料費というものが出るんですから、当然自分の経済上だんだん疎遠になっていく。そうすると、そういった事態に三番瀬が死んだらどうするのか、そういうことの議論が私は1つ欲しいと思う。

 ぜひ、本当に貴重だと言うならば、行政も漁民の皆さんの立場を勘案しながら、いわゆるそういった機構の整備というものをしていくべきではなかろうか、またそういう議論を加えながら、これからの三番瀬の問題に対応していくべきだと私は思います。その辺について市長さんの考え方がございましたら、ぜひお伺いをしたいと思います。

 それから3点目の、中央図書館の現状と将来についてでございますが、これはかなり前から、私、議員20数年やっているわけですが、どうも余り船橋の中央図書館という名前にはふさわしくないなという感じがした。これは今、ちょうどたまたま未来の代表と目が合いましたけれど、代表のお母さんもここで何回か主張されている。図書館へ入って、いきなり玄関に、「この図書館は自習室はありません」と書いてあるところは、私、いろいろ各地へ行っても図書館を見るのですが、珍しいな、あるいは残念だなという気がする。

 そういったところから、最近、市長を初め行政の努力で、市内の本町の商店街、あるいはいろいろなところにいわゆるメインとなるべきビルが建ってまいりました。本町のあの四つ角の再開発ビルにもギャラリーも入りましたし、茶室も入りましたし、相当今大勢の市民の皆さんがあそこを利用されて大変楽しんでおります。聞くところによりますと、やはり本町4丁目に近々再開発ビルが建設の計画がある、こういうふうなお話でございまして、またその地域の皆さんからも、ぜひ将来の子供たちのためにも、大人の社会的な余暇の中でも立派な図書館を誘致したらどうかというような意見もあるようです。市長さんもお聞きになったことがあると思う。

 私は、北の市民の方、南の市民の方、西の市民の方、いろいろなそのお住まいのところから、立場立場を変えて船橋市の発展に大なり小なり協力をしていただいていると思うんですね。しかし、船橋市の発展というのをひもといてみると、やはり江戸時代からこの本町商店街――私らが子供のときには「本宿」というような呼び方をしておりました。その商店街が江戸時代に1つの町の宿場であり、徳川家康が東金へタカ狩りに行くときに必ず泊まったというような由緒のあるところです。明治天皇も、いわゆる習志野の原へ練習のときにお立ち寄りになった場所も山口横町にございます。それらの人たちが長年まちづくりに協力してきて、今度は自分たちのまちづくりの再開発ビルの中に、もちろん地権者の1人として皆さんも参加してくる、そういった中で、やはりそこに皆さんが求めているものがあるとするならば、私はおつくりになるべきではないか。

 あるいは、先ほど申し上げましたように、非常に中央図書館の狭隘化と、いろいろな面で狭いという、あるいは図書数が少ない。よく時々思うんですけども、教育長なんかここへ登壇されると博学多才でいろいろなご答弁をなさる。教育長が若ければ、3日もいれば、あそこの中央図書館の本は全部読んじゃうんじゃないかというような気がする。(笑声)ですから、そういった考え方に対して、先番議員からも図書館ネットワークづくりとかいろいろなお話がございましたが――ちょっと先番議員さんの質問も、私、聞いていて弱かったなと思うんですね。ここで図書館と公民館と間違えちゃだめですよ、提起者が。やじでもって、ああ、そうです、そうです、それは図書館ですと――。一夜漬けみたいな考えじゃないんですね。

 だから地元の人たちは熱心にそういうことを要望しているというならば、私は、市長さんは英断をもっておこたえになるべきだろう。いろいろな議論も煮詰まりつつあるというようなお話でございますので、この辺についてもぜひ市長さんのお考えを伺っておきたいと思う。

 それから最後になりますけれど、これはご答弁は要らないと思うんです。防災対策についてということで、テーマは大きいわけですけれども、内容は余り大きなものじゃない。

 私どもも会派の仲間と3人ぐらい、昨年ですかね、神戸のシンポジウムへ行ったのはね、勉強してまいりました。その中で、あっ、すばらしいな、いいな、船橋市もぜひそういうふうな機構の中へ入るべきだなと思ったのは、いわゆる大きな客船の医療船ですね、それを国が中心になってつくっていこう。日本はご案内のように海に囲まれた島国ですから、そういった災害があったときに、1万5000トンや2万トンの船が着けるようにしておけば、船自身がお医者さんと看護婦さんを連れてそこへ停泊して、その地域の住民の方々の災害に対して援助の手を伸べられる。あるいは日本に災害がなかったら、東南アジアの大変後発国に対して医療の手当もできる。こういった大きな考え方もある知事さんがたしかお述べになっておって、国の消防局長も大変いい考えなので予算化したいというようなお話もディスカッションの中でありました。

 きょう私が取り上げるのは、ごく身近な問題なんですが、あの災害が起きたときに、いろんなところの避難場へ皆さん避難されるわけですね。3月の勉強会のときに、ちょっと消防局の方に申しわけないのですが、お聞きしたんです。いわゆる避難場所の――不勉強で申しわけないけれども、避難場所の数とそういうものがどういうふうになっているか。特に問題なのは、要するに学校とか中学校へ避難しなさいという地域はいいと思うんですね。防災広場的な意味合いのところ、そういうところへ行った場合にトイレはありますかねと、こう聞いてみた。そうしたら、さあ、そっちは若干してあると思いますが、うーん、なんていうことでございました。しかし、それは突発的なお尋ねですから、聞く方の私の方が悪かったのかもしれませんし、この議会前にお尋ねしたら、要するに簡易トイレというのが実に338基、1基当たり人が240回使えるということでしょうね、用意してあって、今、市内の小中学校にそれを預けよう、配置をしよう、こういうふうなお話だそうです。まことにそれはそれで結構だと思うんです。

 私が聞いたのは、私の親戚に神戸の市民がいるわけですが、このトイレじゃ困っちゃうという話を聞いた。今申し上げましたように、大勢の人が一定のところへワーッと集まって、便意を催したときにはだれしもが利用するわけですから、まず大変臭いということと、それからすぐたまっちゃって利用できなくなっちゃうという問題が出てきたんだそうです。

 最近のいわゆる簡易トイレの中に、こういうふうな発想のやつがある。これを仮に簡易トイレとする。これを広場の中へ、まずこれと同じ容積率の中へ埋めちゃうわけですね。埋めちゃって、この上にフラワーポットかなんか、ふだん使わないときは置いておくんだそうです。そして、いざ使うというときには、これについているポールを引き出して、ねじを合わせるとくるくるっとポールが柱のように立って、そこに小さなウインチがついていて、そのウインチで巻き上げると、これがおもむろにといいますか何といいますか、トイレが地上に出てくるわけですね。考え方は同じなんですけど、容積が違うわけですよ、排泄したものが。普通のトイレの場合だったら、大体ここで踏み台があれば、これだけの容積しかない。ところが、これ自体が格納された分だけ容積があるわけです。全体そのものになる。だから大勢の人が利用することも可能だし、いろいろな特徴がある。

 まあ小さな気配りですが、私どもも災害のないことを望んでおりますが、市長さんも災害に備えて、たしか前回の議会ですか、西船の貨物ヤードに立派な災害の公園的なものを加えて避難場所にしたいということですから、ぜひ小中学校以外の広場で避難場所があるときに、避難場所のところには、やはりそういった考え方もあっていいかなというふうな気がいたします。これは要望といたしておきます。

 大変4年ぶりに上がったものですから、余り歯切れよく話がいかずに、つい自分の考えていた予定の時間を過ぎました。恐らく2問目は上がらない予定でおりますけれども、大変ありがとうございました。(拍手)

[市長大橋和夫君登壇]

市長(大橋和夫君) 滝口四郎議員の幾つかのご質問にお答えいたします。

 第1点の、次の市長選挙に関連してのご質問にお答えいたします。

 市長に就任して以来、議会の皆様方、市民の皆様方のご協力、ご叱正、ご鞭撻をいただいて、数多くの懸案事項を解決し、また新規事業を実行することができまして感謝いたしております。

 滝口議員もご指摘になりましたが、船橋にとりまして長い間の懸案事項の1つでありますJR船橋駅の南口の再開発問題も、34年ぶりに第1地区の69名のすべての地権者の同意を得て、本格的な再開発を本年スタートしたところであります。京成の連続立体事業を現在工事を進めておりますが、この連続立体事業とほぼ同時に、3〜4年後には完成する見込みであります。また、お話にありました長い間の懸案事項でありました東葉高速鉄道も本年4月下旬に開通し、幾つかの拠点駅を中心として新しい都市改造が始まっております。また、交通、福祉、医療の先進都市として、災害対策の先進都市を目指して、諸施策も全国的に注目されているところであります。

 船橋市は、確実に第2の発展期を迎えております。21世紀に至るここ数年が最も大切な時期だと私は思っております。ご承知のように、船橋は典型的な人口急増都市の1つとして多くの都市問題を抱えておりますが、市民が協力すれば、知恵を働かせれば、日本で最も発展力のある町の1つだと私は思っております。

 私は、来年の市長選挙に関連して、船橋市の第2の発展期の基礎づくりのため、全力を尽くしたい。議会のご指導や市民のご協力を得て、伝統ある船橋市の一層の発展のために役立ちたいとの強い意思を持っております。今後ともよろしくご指導のほどお願いいたします。

 第2点の、三番瀬に関連する問題でありますが、やはり長い間漁民の方々とつき合い、漁民の気持ちで考えてこられた滝口議員の意見には、同感な点が非常に多いわけであります。私は、三番瀬の問題について議場でいろいろと議論しておりますが、一貫して、やはり漁民の経験なり知識なり、生きた学問を尊重すべきだという気持ちを強く持っております。ご提言のありました青潮対策の問題、また三番瀬保存活性化のための管理組織の問題につきましては、私はご指摘のありました団体と一緒になって一層努力したいと思っております。

 次に第3点の、中央図書館の問題でありますが、現在、市民要望の強いこの問題について、教育委員会を初め、関係者で協議を進めております。お話のように市街地再開発ビルの中に取り入れる方向で、技術的な問題、ニューメディアに対応する問題などを含め、立派な近代的な中央図書館をつくるべく一層努力してまいりたいと思っております。

滝口四郎君 議長、了解。

議長(田久保捷三君) 以上で、一般質問を終結します。

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議長(田久保捷三君) 日程第2、陳情取り下げの件を議題とします。

[取り下げ申し出書]

議長(田久保捷三君) お諮りします。

 本件を承認することにご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(田久保捷三君) 異議なしと認めます。

 よって、本件は、承認することに決しました。

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議長(田久保捷三君) 日程第3の請願陳情を議題とします。

[請願陳情文書表]

議長(田久保捷三君) 請願陳情15件は、お手元に配付した請願陳情文書表記載のとおり、それぞれ常任委員会に付託します。

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議長(田久保捷三君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に林利宏君及び田久保好晴君を指名します。

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議長(田久保捷三君) 以上で本日の日程は、全部終わりました。

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議長(田久保捷三君) お諮りします。

 議事の都合により、あす19日から26日までは休会したいと思います。これにご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(田久保捷三君) 異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

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議長(田久保捷三君) 次の会議は、9月27日、午後1時から開きます。

 本日は、これで散会します。

午後5時21分散会

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[出席者]

◇出席議員(51人)
議長 田久保捷三君
副議長 倍田賢司君
議員 津賀幸子君
岩井友子君
斎藤忠君
清水美智子君
西尾憲一君
七戸俊治君
堤康治郎君
石井保君
門田正則君
石原輝久君
長谷川大君
浦田秀夫君
山本和宏君
佐藤重雄君
上林謙二郎君
山崎とよ子君
林利宏君
矢野光正君
田口賢君
小石洋君
古閑雅之君
高橋高君
安藤信宏君
熊谷稔君
池沢敏夫君
中江昌夫君
関根和子君
村田一郎君
芳賀達朗君
佐々木照彦君
田久保好晴君
森田則男君
早川文雄君
米井昌夫君
興松勲君
田中恒春君
中村洋君
千葉満君
木村久子君
石川敏宏君
村岡晴彦君
櫛田信明君
瀬山孝一君
稲葉澄子君
和田善行君
小仲井富次君
佐原正幸君
大沢久君
滝口四郎君
◇欠席議員(1人)
杉村清隆君
……………………………………………
◇説明のため出席した者
市長 大橋和夫君
助役・建設局長事務取扱 清矢守君
助役 宮下将和君
収入役 柴田忠作君
固定資産評価員 金子和夫君
広報部長 関根忠男君
企画部長 織戸雅夫君
総務部長 渡来直治君
財政部長 石井清夫君
税務部長 小仲井良夫君
市民部長 松永修巳君
福祉部長 鈴木淑弘君
保健衛生部長 原田肇君
医療センター事務局長 菅谷和夫君
環境部長 吉岡忠夫君
経済部長 白石安昭君
市場部長 人見敬一郎君
計画部長 川名部正一君
都市整備部長 涌井稔君
土木部長 鈴木光君
下水道部長 鳥居範世君
建築部長 猪野幸夫君
消防局長 佐井田久君
財政課長 金子正雄君
教育長 市川恭一郎君
教育次長 志賀邦一君
管理部長 首藤宏君
学校教育部長 古屋和雄君
社会教育部長 市原一宏君
選挙管理委員会事務局長 小池國雄君
農業委員会事務局長 花澤敏之君
代表監査委員 江尻成幸君
監査委員事務局長 大鹿一之君
……………………………………………
◇議会事務局出席職員
事務局長 佐藤義
議事課長 中村義行
議事課長補佐 幸田郁夫
議事課主査議事第2係長事務取扱 素保憲生
議事第1係長 寺村登志子
庶務課長 高崎健治
庶務課長補佐 馬場重美
主任主事 岡和彦
主任主事 泉肇
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
船橋市議会議長 田久保捷三
船橋市議会副議長 倍田賢司
船橋市議会議員 林利宏
船橋市議会議員 田久保好晴

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