平成10年第2回船橋市議会定例会会議録(第5号・5)
 

 平成10年第2回船橋市議会定例会会議録(第5号・5)

 

議長(瀬山孝一君) 堤康治郎君。(拍手)

[堤康治郎君登壇]

堤康治郎君 ふなばし21の堤康治郎でございます。

 通告に基づき順次ご質問をさせていただきたいと思いますが、4番目の市政懇談会につきましては、同じふなばし21の先番議員が事細かに質問いたしまして、私の質問しようとしたものが全部その中に包括されておりました。議会運営委員長のご指摘のように、簡潔な質問と簡潔な答弁ということでございますので、4番については、割愛させていただきます。

 それでは、通告に基づきまして、1番の「盲導犬、介護犬の育成について」ということでご質問をさせていただきます。ちょっと字句の訂正をさせていただきます。「盲導犬について」ということだけで、ご質問させていただきます。介護犬の育成ということについては、後日時間がありましたら、また質問させていただきたいと思います。

 船橋市障害者施策に関する計画を策定いたしておりますが、この中にある計画の基本理念で、「障害者が地域社会の中で普通の生活ができることを目指す」ということがあります。これについてかいつまんで読んでみましたけれど、質問の盲導犬の導入ということについては、ちょっと字句がなかったように思っております。これについて、市当局としては、どの程度のお考えをお持ちでございますかお聞かせいただきたいということで進めさせていただきます。

 盲導犬は、第1次世界大戦の後にドイツの戦盲者失明した兵隊さんのことでございますけれど、このために数千頭のシェパードが訓練され、盲導犬として活躍したのが最初であります。日本では、昭和14年に同じ戦盲者のためにドイツより4頭のシェパードが輸入され、盲導犬として活躍したそうでございますが、その後の手当て等について何もできなかったということで、その間中断されたままでございました。その後に、昭和32年に国産の盲導犬を訓練される方がおりまして、やっと誕生したという経過がございます。

 現在の日本全体では、平成8年度で約800頭の盲導犬が活躍しておるということでございますが、同じ平成8年度の調査で盲導犬を必要とする全盲の方が、日本全体で13万人の全盲者の方がおいでなんだそうです。これらの方が盲導犬を必要とする人数、私が欲しいなという方は約2割だと言われております。そうしますと、約2万6000人の方が盲導犬を必要とするというような数字があるそうでございます。

 盲導犬は全盲の方を誘導するのが仕事で、全盲の人の自立した生活の一助として大きな支えとなっているのでございます。しかしながら、日本では1年に約100頭の育成、それから供給、これしかできないんだそうでございます。盲導犬の育成には多額の費用がかかり、この費用は、基本的には民間の寄附金及びボランティアの奉仕によって支えられているそうでございます。日本以外の国で年間にどの程度の盲導犬が育成、供給されているかということになりますと、イギリスで約4,000頭、アメリカでは1万頭、ドイツでは1,800頭、フランスでは600頭、オーストラリアでは400頭という多くの盲導犬が働いております。しかしながら、日本では、盲導犬を連れた人々がホテルや飲食店等では、盲導犬を連れて入ると利用を断られるという事例が多々あり、盲導犬を連れている方が非常に困っているというのが実情でございます。盲導犬はペットではなく、特別な訓練を受けた社会のルールを身につけた特別な犬なんだそうでございます。これらの受け入れ体制が近ごろは整ってきつつありますが、いまだ理解されていないのが現状でございます。盲導犬への環境づくりと温かい理解が求められるところでございます。

 盲導犬は、当初ドイツではシェパードを使っておりましたが、現在では、ラブラドル・レトリーバーという犬種を使っておるそうでございます。性格が穏やかで、盲導犬に向いた犬種であるということが理由だそうでございます。

 盲導犬は、子犬のときに里親ボランティアという方にパピー・ウォーカーという肩書きがあるんだそうですが、ここで1歳になるまで飼われまして、それから訓練所に入っていくということでございます。全国8カ所ある訓練所にいる訓練士により、服従訓練それから誘導訓練、約10カ月間の訓練が行われます。そして、盲導犬の訓練が終わりますと、盲導犬に必要な人の申し込みを受けて、訓練所に行っていただいて、4週間の共同訓練が行われ、盲導犬と一緒に生活ができるように訓練をするそうでございます。

 盲導犬についてはそういうことでございますが、厚生省の通達に、平成2年9月の29日では、障害者の明るい暮らし促進事業を実施しているんだそうでございます。本事業の円滑適正を周知されたいと国の方で言っておるようでございます。以上により、船橋としてはですね、盲導犬の助成についてどの程度のお考えがあるか、お聞かせいただきたいと思います。

 ちなみに、千葉県では平成8年で1頭だそうです。その1頭はたしか船橋の北口で見ましたんで……(「市川」と呼ぶ者あり)鎌ケ谷じゃないかなと思いますけれども……(「市川」と呼ぶ者あり)市川教えてくれました。市川だそうです。

 まあ、はっきり言って私も見たことないんですよ。そういうようなお寒いといった方がいいかもしれません。どの程度のお考えがあるかお聞かせいただければと思います。

 2番目に、ヒートアイランドについてでございます。

 平成10年度、前助役の清矢さんから生嶋助役にかわられ、ご就任いただきました。まだ日が浅いんでございますけれど、所管する船橋緑の基金の理事長さんということで、若干ご質問をさせていただきたいと思います。

 ヒートアイランド都市の温暖化でございますけれど、平成7年度の4定で先番議員がご質問しておりますけれど、それについての重複したところがありますが、お考えをお聞かせいただければと思います。

 温暖化の原因である二酸化炭素の削減の方法はいろいろあります。車のアイドリングのストップ、それから冷暖房器具の温度設定、テレビのつけっ放し等数々ございますけれど、私どもはできるところから努力していかなければ、温暖化についてはとめることができないんではないかと考えております。今はやっておりますガーデニングというのも1つの方策ではありましょうけれど、恒久的には緑化にはつながらないんではないかなと思っております。

 通産省では、「省エネライフスタイルチェック25」というものを策定しまして、家庭生活全般にわたり省エネの実行を呼びかけております。これについては、細かくは読んでいただければと思いますけれど、ほかの市には実例として埼玉県川越市、ここで市長さんみずから考えております1%節電運動というのがありまして、これについて数々の成果が上がっているということを聞いております。まあ、船橋市では、見ていただくとわかりますように、窓の方から見てください。ビルの屋上には何にもないんです。こちらにある消防局の上にも何もございません。ただコンクリートの陸屋根があるだけでございまして、これらについてもやはり屋上緑化ということでいろいろな方が提唱されておりますけれど、いまだ実行を見たことがありません。これらについてもどういうふうにお考えであるか、お聞かせいただければと思います。(「壁面も言っといて、壁面の緑化も」と呼ぶ者あり)

 続きまして、3番目の小型焼却炉廃棄と市内及び公共用地内のたき火についてということでございますが、市内の小中学校の焼却炉の使用中止がたしか去年実施されたというふうに聞いておりますが、これについてどうなっているか、お聞かせいただければと思います。

 公共施設内の小中学校の校庭で、市民団体が校庭を使用する際に、たき火等を使用する行事が多々ありますけれども、これらのことについての使用許可についてどのようなことで許可しておるか、お聞かせいただければと思います。

 校庭でたき火をいたしますと、余り紙をちょっと燃やすという程度のことではなく、非常に大きなたき火、まあ細かく言いますと、どんと焼きというようなものでございます。これをやられますと、近隣の市民の方がその行事が終わるまで外出できないという苦情が数例私の耳に届いております。これらについて、管理者としてどの程度の周知を市民の方に伝えておるかということをお聞かせいただければと思います。

 次に、家庭用の小型焼却炉のことでございますけれど、家庭用の焼却炉とそれから工務店の下小屋という施設がありますが、その中にある家庭焼却炉が船橋市では規制がされておるのか。また、どの程度のものであれば燃やしていいのかというようなことを消防局の方にお尋ねしてみたいと思います。

 以上をもって1問とします。

[福祉部長鈴木淑弘君登壇]

福祉部長(鈴木淑弘君) 盲導犬につきましてのご質問に、私の方からお答えをさしていただきたと思います。

 重度視覚障害者の社会参加を促進するに当たっては、この盲導犬の導入というのは極めて効果的であると私どもも認識をいたしております。現在、本県では、県の盲導犬育成及び給付事業実施要綱に基づき、この事業を実施することになっております。

 この盲導犬の給付というか、貸与を受けるにつきましては、訓練所で盲導犬とともに約1カ月間の宿泊研修が必要でありまして、訓練期間中の諸費用は利用者のご負担ということになっております。また、この訓練により適当と認められた場合に、盲導犬が支給されるわけでございますけれども、今度は、現実には犬との相性が合わずに断念せざるを得ないケースもあるようだというふうに伺っております。

 本市でも県から募集の通知があった場合には、視力障害者協会にお知らせをし、広報にも掲載をしておりますけれども、これまでのところ、希望者は全くございませんでした。しかしながら、全国では相当数の盲導犬が重度視覚障害者の手足となって活躍されているということは、今ご質問者からもご紹介がございました。そういうことで、今後ともこの事業の周知、PRにつきましては、一層努めていきたいと考えておりますので、ご理解をちょうだいしたいと思います。

 以上でございます。

[助役生嶋文昭君登壇]

助役(生嶋文昭君) それでは、ヒートアイランドにつきまして、屋上緑化などでの対応ということで、ご質問いただきましたので、お答えを申し上げます。

 ヒートアイランドの緩和の観点から、既成市街地におきましては、屋上やあるいは壁面を利用しました緑化の推進も必要であると認識しておりまして、船橋市としましても、これまでも指導を行ってきておるところでございます。

 具体的には、開発指導の中で屋上緑化等について指導しておりまして、それからまた周辺環境との調和や都市気象の改善、自然環境の回復などの効果が期待されること等もPRしてきておりますが、コスト、維持管理面等の困難性から事業者等の協力を得にくい状況がございます。しかし、公的な施設におきましては、特にモデル的な実施が必要とされるわけでございまして、その導入を重点的に要請してまいりました結果、西船橋に建設中の看護学校には屋上緑化が導入されております。また、前原団地の建てかえにおきましても、施工が予定されているところでございます。民間の開発につきましては、今後ローコスト屋上施工技術の開発がより一層進みますと、もっと導入しやすくなるものと期待をしておるところでございます。

 次に、緑の基金について申し上げますが、今年度の基金の事業計画におきまして、調査研究事業として、壁面緑化の推進策につきまして研究していくことが決められております。これらの研究を踏まえまして、具体的な推進方策を打ち出してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

[管理部長阿久澤敏雄君登壇]

管理部長(阿久澤敏雄君) 所管についてご答弁させていただきます。

 まず、小中学校の焼却炉の使用廃止、その後どうなっているかという問いでございます。

 小型焼却炉からダイオキシン類等の有害物質が排出される、そのような環境汚染の危惧に対応するため、学校焼却炉につきましては、昨年11月1日から廃止をいたしたところでございます。

 廃止後における各学校の状況でございますが、廃止前は各教室からの紙類の可燃ごみ、そのようなものにつきましては、焼却炉で燃やして処理をしていたところでございます。その燃やしていたごみについては、ごみの増量あるいは週3回のごみの収集にあわせまして、ごみ集積保管庫を設置するなどの措置によりまして、ごみの排出は円滑に処理がなされているところでございます。焼却炉を廃止いたしまして約半年になるわけでございますが、スタートといたしましては、順調に行われているというふうに考えているところでございます。

 次に、学校施設の目的外使用というお尋ねがございます。

 学校運営に支障のない範囲におきまして、町会行事その他母親大会あるいは市民大会あるいは消防団の訓練等、そのような場合に船橋市の目的外使用に関する規則に基づき、火災予防その他事故防止に万全の配慮をすることなどを条件といたしまして、その使用を許可しているところでございます。

 ご質問のたき火という表現でございましたけれども、地域コミュニティーづくりの一環といたしまして、平成7年度から行われているどんど焼きの行事のことと存じますけれども、大勢の子供たちが参加し、楽しいひとときを過ごしているやに聞いております。また、行事当日には、地元消防団の協力を得た中で実施されているとのことでございます。

 近隣住民からの苦情と言うことでございますが、今後使用許可に際しましては、近隣住民の皆様と十分話し合いをするよう、主催者に指導してまいりたいというふうに存じております。

 以上でございます。

[消防局長矢代亮一君登壇]

消防局長(矢代亮一君) 所管事項についてご答弁を申し上げます。

 小型焼却炉で家庭用と工務店等で使用されているものの規制について、消防局としてどのような取り扱いをしているかとのお尋ねでございますが、焼却炉で燃やすことに関しましての規制は、焼却物のうち、ゴム、プラスチック等の一部を除いて特にございませんが、火災予防上危険な状態の場合は、中止させることができることになっております。

 それと、たき火につきましては、船橋市火災予防条例で可燃物の近くで燃やすことは禁止されており、たき火を行う際は、水バケツや消火器等の準備及び監視員をつけることになっております。また、強風時や火災警報が発令される異常気象下では、火災の危険性が非常に高いわけでございますので、たき火は禁止されております。

 以上でございます。

[堤康治郎君登壇]

堤康治郎君 ご答弁ありがとうございました。

 今の福祉部長の答弁の中で、盲導犬の使用は広報でというご答弁がございましたけれど、全盲の方広報読めますかね。点字広報なんてあったっけ。(「点字広報」「声の広報もあるよ」と呼ぶ者あり)その辺のところをちょっとお聞きしたかったので、2問といたしましたけれど……。

 それとですね、焼却炉の件でございますけれど、公共施設は廃止する、しかしその隣の近隣の方はいいという、この辺の整合性が若干合わないんではないかなと思いますけれども、まあこの辺はいろいろございましょうけれど、疑問の点はまた聞かせていただきたいと思います。

 すいません、福祉部長ちょっと補充していただければありがたいと思います。

 ありがとうございました。

[福祉部長鈴木淑弘君登壇]

福祉部長(鈴木淑弘君) 盲導犬につきましての第2問にお答えをしたいと思います。

 広報でPRをすると申し上げましたけれども、まあ普通の広報では、目の不自由な方には見えないんではないかということでございますけれども、現在市の広報といたしましては、通常の方の読む通常の広報とあわせて、点字の広報あるいは声の広報ということで、テープによる広報も発行されております。こういうものでご本人が知るという機会はございますし、それからまた、目のご不自由な方には、おひとり暮らしばかりではなくって、当然のことながら健常のご家族もいるわけでございますので、通常の広報からもそのような情報が伝わるものと私どもはこのように考えております。

 以上でございます。

……………………………………………

議長(瀬山孝一君) 以上で、本日の一般質問は終わりました。

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議長(瀬山孝一君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、金沢和子君及び田中恒春君を指名します。

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議長(瀬山孝一君) 以上で、本日の日程は全部終わりました。

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議長(瀬山孝一君) 次の会議は、あす17日、午後1時から開きます。

 本日は、これで散会します。

午後4時32分散会

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[出席者]

◇出席議員(51人)
議長 瀬山孝一君
副議長 村田一郎君
議員 金沢和子君
津賀幸子君
岩井友子君
斎藤忠君
清水美智子君
七戸俊治君
石原輝久君
西尾憲一君
門田正則君
長谷川大君
堤康治郎君
石井保君
浦田秀夫君
関根和子君
石川敏宏君
上林謙二郎君
山崎とよ子君
田口賢君
安藤信宏君
古閑雅之君
高橋高君
林利宏君
矢野光正君
森田則男君
早川文雄君
池沢敏夫君
中江昌夫君
佐藤重雄君
芳賀達朗君
佐々木照彦君
田久保好晴君
興松勲君
稲葉澄子君
小石洋君
熊谷稔君
中村洋君
千葉満君
木村久子君
山本和宏君
倍田賢司君
村岡晴彦君
櫛田信明君
米井昌夫君
田中恒春君
小仲井富次君
大沢久君
田久保捷三君
和田善行君
滝口四郎君
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◇説明のため出席した者
市長 藤代孝七君
助役・建設局長事務取扱 生嶋文昭君
助役 石井清夫君
収入役 人見敬一郎君
固定資産評価員・税務部長 関清君
広報部長 西山裕康君
企画部長 関根忠男君
総務部長 川名部正一君
財政部長 織戸雅夫君
市民部長 海老根幸男君
福祉部長 鈴木淑弘君
保健衛生部長 大鹿一之君
医療センター事務局長 菅谷和夫君
環境部長 吉岡忠夫君
経済部長 松永修巳君
市場部長 大橋和雄君
計画部長 押尾文雄君
都市整備部長 鳥居範世君
土木部長 涌井稔君
下水道部長 野村武明君
建築部長 猪野幸夫君
消防局長 矢代亮一君
財政課長 金子正雄君
教育長 白井義章君
教育次長・学校教育部長事務取扱 古江隆志君
管理部長 阿久澤敏雄君
社会教育部長 小川博仁君
選挙管理委員会事務局長 鈴木智君
農業委員会事務局長 花沢敏之君
代表監査委員 首藤宏君
監査委員事務局長 中村忠君
……………………………………………
◇議会事務局出席職員
事務局長 堀内清彦
参事・庶務課長事務取扱 高崎健治
議事課長 中村義行
議事課長補佐・議事第2係長事務取扱 幸田郁夫
議事課副主幹 素保憲生
議事課主査・議事第1係長事務取扱 寺村登志子
庶務課長補佐 木村良昭
主任主事 岡和彦
主任主事 泉肇
主事 我伊野真理
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
船橋市議会議長 瀬山孝一
船橋市議会副議長 村田一郎
船橋市議会議員 金沢和子
船橋市議会議員 田中恒春

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