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午後3時53分開議 ●議長(瀬山孝一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第1の一般質問を継続します。 木村久子君。(拍手) [木村久子君登壇] ●木村久子君 社会市民連合の木村久子です。 通告に基づきまして、質問をいたします。高齢者(障害者を含む)福祉について、まずいたします。 1つ目は、高齢者及び心身障害者の財産保全管理サービスについてです。 急速に高齢社会へと進んでいる状況の中で、ひとり暮らし、2人暮らしの高齢者世帯がふえております。このような中で、本市においても高齢者や障害者などの財産の保全管理サービスの必要性を、最近私が受けた相談の事例からも痛感いたしました。老後のためにと苦労して蓄えた財産をもとに、安心して老後を過ごせるよう、財産保全管理が困難な高齢者等へのサービスを行い、高齢者などの権利を擁護する必要があると思います。 品川区では、社会福祉協議会が行っています。1つは、財産保全サービスとして、銀行の貸し金庫を利用して定期預金や証書などを預かります。2つは、財産管理サービスとして、通帳と印を預かり、預金の出し入れや家賃・公共料金などの支払い、その他重要な金銭の支払いを代行します。町田市では、福祉公社がやっております。これらを参考に、本市でも実施できるとよいと思いますが、いかがでしょうか。答弁を求めます。 2つ目は要望としますが、徘回老人を探し出すためのSOSネットワークを本年4月より実施したことを評価いたします。 先番議員に答えた死亡1名ということでございましたが、最近市は16市町村に呼びかけて、近隣ネットワークとの協議会を設置、広域化協定の締結を目指して努力されていることを高く評価します。仕組みを早くつくられるよう、要望いたしておきます。 2、人権宣言50年とジェンダーフリーの教育について。 ことしは、世界人権宣言50周年です。国際連合は、これまでの50年間の人権の分野での成果と問題点を明らかにし、21世紀を人権の世紀にしようとしています。そこで、まず伺いますが、本市も記念行事の開催など行ってはと思いますが、いかがでしょうか。 また、国連は1995年より2004年までの間を人権教育のための国連10年と定め、世界人権宣言、国際人権規約を初めとする人権に関する国際諸条約の精神と内容を徹底するキャンペーンを世界各国に呼びかけました。それを受けて、日本国政府も1997年に国内行動計画を策定しました。千葉県は98年6月1日に人権教育のための国連10年千葉県連絡協議会を設置しました。 一方、民間NGOもこのような国際・国内的な動きを支持し、推進するために、人権教育のための国連10年を推進する千葉県連絡会(通称ヒューマンネットワーク千葉)をことし6月に結成し、民間レベルで推進する活動を開始しました。 市町村では、既に佐倉市が97年9月に人権施策推進指針を策定しています。松戸も人権尊重都市宣言を本年行いまして、松戸市人権施策に関する基本方針を策定いたしました。本市として、行動計画の策定など、2005年に向けてどのように取り組むお考えか、お尋ねします。 次に、ジェンダーフリーの教育について伺います。 ジェンダーとは、社会的・文化的につくられた性差のことですが、人権教育のための国連10年決議には、「人権教育は、ジェンダーによる差別を排除し、女性の権利の擁護・促進を通じて、平等な機会を保障するための重要な手だてとなると信じる」とあります。ここでは特に、学校教育においてジェンダーフリーの教育をどのように進めていくお考えか。船橋市女性政策21世紀プランでは、男女平等教育の推進について調査研究を行うとありますが、学校教育においての調査研究をどのように取り組まれますか、お尋ねいたします。 次に、順番を入れかえまして、3番として、東京湾三番瀬の保全についてを取り上げます。 三番瀬の埋立事業は、県事業ではありますが、京葉■期は船橋市であり、市のまちづくりの一環として船橋市としてどう対応するのか、自発的、主体的な意見を持つべきであります。県企業庁の計画策定懇談会の委員に市長と市議会議長がなられたと聞いていますが、事実でしょうか、伺います。 開発の根拠だった港湾の新設は中止になりました。用地造成も売れ残っており、県企業庁は、現在900億円の債務を抱えている状況であり、加えて総事業費1兆数千億円に上る新たな埋立計画を実施するならば、多少計画を縮小してもさらに自治体財政の悪化に拍車がかかるのは必至であります。それでも、本市は開発を主張していくのでしょうか。開発主張であれば、その根拠をお示しください。 三番瀬の環境補足調査の中間取りまとめによれば、魚類の産卵場所で、多数の鳥類も生息しており、底泥のバクテリアが水中の酸素を分解し、アサリが植物プランクトンを食べて、東京湾全体の水質浄化に機能していることも明らかになり、豊かな自然環境が残る場所と位置づけています。まさに、三番瀬は市民の共有財産であり、市民として誇れる環境であると言えます。今後の環境教育、子供たちへの情操教育を考えるとき、三番瀬の価値は非常に高いと思いますし、漁業の文化、歴史なども十分に価値あるものとして、残されるべきことと考えます。市長の見解を伺います。 次に、市民の共有財産である三番瀬について、市としてもっと市民に情報提供をするべきではないでしょうか。また、市民から意見を吸い上げる機構、組織をつくるべきと考えますが、見解をお聞かせください。 4番、女性政策の推進について。 「女性の声を市政に」との女性職員による女性ボードに関する記事がありました。女性ボードは、女性職員から市長へ提言できるとのことで、つくったことは評価できますが、しかし今後どのように生かされていくかが重要と思いますので、お尋ねいたします。まず、女性ボードをどのような考えで設置したか、お尋ねいたします。 次に、現在は主に男性で構成されている会議が多いと思いますが、このような会議に女性が参画することが本来の男女共同参画社会の理念と思いますが、この女性ボードは、女性だけとなっておりますので、この理念に反することにはならないのでしょうか、伺います。 3点目として、とかく一般にはまだ女性だけの会議に出席しようとする場合、職場の協力が、理解が必要と思います。会議などへの参加のための職場環境についてはいかがでしょうか、お聞かせください。 また、要望となりますが、女性ボードの女性職員に負担やプレッシャーをかけないようにしていただいた上で、ぜひこの組織が機能いたしまして、男女共同参画社会の実現に寄与されますことを要望しておきます。 2つ目は、セクシュアルハラスメントの防止要綱についてです。 市川市、松戸市が相次いで職場におけるセクシュアルハラスメントの防止に関する要綱を作成し、いち早く施行を開始しました。本市ではどのように取り組むお考えかお尋ねいたします。2市に劣らない取り組みを期待して、第1問といたします。 [福祉サービス部長海老根幸男君登壇] ●福祉サービス部長(海老根幸男君) ご質問のありました高齢者(障害者)の財産保全管理サービスについてでありますが、高齢者や障害者の預貯金の引き出しや支払いを代行する財産管理サービスや権利書、有価証券、通帳等保管する財産保全サービスは、日常生活機能の低下や痴呆性のために、意思能力の低い高齢者等にとって安心して在宅生活を送るために必要とするサービスであります。 このサービスは、個人の財産に関する極めて複雑で微妙な問題でありまして、行政では直接的には関与しにくいということから、他市では公社や社会福祉協議会に委託する形で実施に踏み切っているところであります。痴呆性高齢者や知的障害者など、意思能力が低い場合、契約時やその後に痴呆症状が進んだ場合における意思能力の有無や、意思能力喪失時に本人の意思をどう判断するかなど、大きな困難を伴いますことから、現行の法制度では解決し切れない問題を抱えているところでございます。 このため、法務省では、民法の禁治産制度を改正しまして、高齢者等に一定の自己決定権を認めながら、後見人が財産管理にかかわる成年後見制度の改正に向けて、検討をしています。また、厚生省でも介護保険制度の施行にあわせ、高齢者等の権利擁護の意思能力の面からサポートするため、金銭管理や日常生活を支援する制度を創設する方針との報道も出ております。 さらに、千葉県におきましても、人権や財産権を擁護するシステムのあり方を検討する権利養護システム検討委員会を設けまして、自治体での受け皿づくりをどのようにするか、ことしじゅうに方向性を出すとのことであります。 このように、国での法制化等の動きや県での検討など、社会全体でこの問題の解決に向けて動き出してまいりましたので、これらの状況にも注目しながら、引き続き情報収集を行うなど、検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 [市長公室長西山裕康君登壇] ●市長公市長(西山裕康君) ご質問者からお話ありましたように、ことしは世界人権宣言50周年の年であります。第2次世界大戦の反省から、人権保障が世界の恒久平和のために欠くべからざるものだということで、1948年の第3回国連総会で採択され、本日まで大きな成果を上げてきたものであります。 本市の取り組みということでございますが、現在国・県で行動計画作成し、実施してきておりますので、船橋市も国・県に足並みをそろえて活動していきたいと考えております。 その一環として、ことしの11月27日、県、習志野、市川、松戸と協力いたしまして、人権宣言50周年のキャンペーンを行うことになっております。 以上でございます。 [学校教育部長皆川征夫君登壇] ●学校教育部長(皆川征夫君) 人権宣言50年とジェンダーフリーの教育についてのご質問に、お答えをいたします。 人権宣言から50年を迎え、学校におきましても、過去種々の取り組みをし改善してまいりましたが、しかし今日でもいじめの問題、プライバシーの問題等々、さまざまな人権に関する問題が起きておりまして、1人1人がかけがえのない存在として尊重される人権教育がますます重要になってきております。このような認識に立ち、各学校では、教育活動全体を通して人権教育に取り組んでおります。 ご指摘のジェンダーフリー等の男女平等教育の問題におきましても、重要な人権問題の課題として認識をしております。このような観点から、現在男女平等について実態把握をするために、意識調査を実施しております。 主な調査内容は、学校や家庭生活での男女の役割の意識、自己の性に対する意識、進路や職業等でございます。この意識調査の結果を分析いたしまして、さらに男女平等教育の推進に役立ててまいりたいと考えております。 この人権宣言50年を契機に、教育委員会といたしましては、今後ともゆとりある教育活動を展開し、生きる力をはぐくむ中で、人権教育を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [助役生嶋文昭君登壇] ●助役(生嶋文昭君) それでは、東京湾三番瀬の保全につきましてのご質問にお答えいたします。 初めに、計画策定懇談会についてのご質問をいただきました。 県では、埋立計画の具体的な計画案の策定に当たりましては、環境の補足調査、個々の土地利用の必要性の検討及び環境保全対策の調査など踏まえて作成することとしておりまして、これらの検討に当たりましては、都市整備や港湾、経済、環境などの専門家のほか、環境団体や産業界、地元代表者で構成する計画策定懇談会の設置を予定しております。この計画策定懇談会の設置につきましては、現在準備中でありますが、議員ご指摘のとおり本市では市長、市議会議長への委員就任の打診があっていると承っております。いまだ委員への任命や会議の開催時期等については、明らかになっておりません。 次に、埋立計画についての市の見解というようなご質問でございます。 京葉港■期地区計画につきまして、これは港湾、物流拠点として埠頭や港湾施設を整備するほか、内陸部の都市環境の改善を目指しまして、緑地の創出や都市機能用地、広域幹線道路用地の確保が計画されております。 この計画につきましては、前回の県定例会におきまして、事業化に当たっては、環境問題や長期的な経済産業の動向を勘案して適正な規模とすることとし、環境保全を図りながら必要な計画の見直しを進めることとしたいとの方向性が示されたことはご承知のとおりでございます。 この埋立計画を考えます場合に、現在抱えております多くの都市問題に対処するためには、やはり重要な計画でありますので、長期的な視点に立って考える必要があると思っております。 そこで、現在県では、補足調査専門委員会におきまして、先ほども先番議員ご説明しましたとおり、環境の補足調査の最終的な取りまとめが行われており、それが当初の予定よりはずれ込んでおりますけれども、この報告がなされますと、その後、環境会議で規模、土地利用等について審議されることになっておるわけでございます。こうした動向を船橋市としましても今後注意して見守ってまいりたいと考えております。 次に、三番瀬の環境問題についてでございますが、この埋立計画にかかわります三番瀬の環境問題につきましては、今も申しましたように、現在補足調査専門委員会におきまして、事業実施による影響、予測について検討がなされているところでございます。市としましては、この補足調査などの結果報告の中で、環境に関する問題も明らかにされてくると考えております。 そこで、その三番瀬にかかわる情報提供についてのご質問をいただきましたが、この県の補足調査専門委員会の調査報告につきましては、市民に公開するよう、県と協議をしておるところでございます。 また、市民の意見を聞くための機構、組織を設置してはどうかというご提案でもございましたが、この三番瀬問題は、今までの長い経緯の中で、本市議会におきましても種々ご議論をいただいて今日に至ってきているものでございます。市民の声を代表する機関として議会があると認識しておりますので、今後も十分にご意見を承ってまいることとさせていただきたいと考えております。 以上でございます。(「船橋市の見解はないの」「何も持ってないじゃない」「経過報告はわかっておる」「県の見解もわかったよ」と呼ぶ者あり) [企画部長吉岡忠夫君登壇] ●企画部長(吉岡忠夫君) 女性政策の推進のうち、女性ボードについてご答弁申し上げます。 女性ボードはご質問者もおっしゃっておりましたように、女性の視点に立った政策等につきまして調査研究を行い、市政に反映するため市長への提言に関することと同時に、男女共同参画社会の推進に当たっていただくために、女性職員26名による組織として4月に設置したものでございます。 女性だけでは理念に反するではないかということでございますけれども、現在はご案内のとおり、基本計画、総合計画等のプロジェクトにも参画をしております。意見等の発言の場は確保されているものと理解をしております。なお、今後このような機会をふやしていきたい、このように考えてございます。 また、会議等への参加のための職場環境についてでございますけれども、これにつきましては、去る6月の定例部課長会で周知されております。メンバーが今後も活動しやすいように情報の提供や協力をお願いしてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 [総務部長川名部正一君登壇] ●総務部長(川名部正一君) 女性政策推進のうち、セクシュアルハラスメントの取り組みにつきまして、お答えいたします。 職場でのセクシュアルハラスメント防止のために、昨年男女雇用機会均等法が改正されまして、事業主に雇用管理上の配慮義務が課せられております。この法律は、来年の4月から実施されるというふうに聞いております。今人事院におきまして、このセクハラ防止のための指針が策定されているというふうに聞いておるところでございます。本市におきましても、良好な就業環境に努めるため、人事院や労働省の指針を参考にしまして、その対応を検討してまいりたいと考えております。 なお、他市では、要綱等つくったところがあるようですけれども、まずは本市ではセクシュアルハラスメントについて正しい理解をしていただくということが大事であろう、こう思いまして、研修を実施してまいります。既に日程が組んでありまして、来年の2月12日にはこの研修をする予定になっております。 [木村久子君登壇] ●木村久子君 2問をやらせていただきます。 時間が余りありませんので、1番の財産管理保全の問題ですが、品川区では、痴呆が進んだ場合の対応も前もってできるような要綱で運営をしております。そういう意味で、できればですね、早急に実施をしていただきたいということを要望をしておきます。 それから、2番目ですけれども、世界人権宣言50周年、まあ大変簡単な答弁で時間を配慮していただいたんだと思いますけれども、2004年までこの人権教育の10年は続くわけでございますので、厚生課から市民の声を聞く課に7月に所管がかわったということでございます。この2005年に向けての長期的な展望をぜひ研究をしていっていただきたいと思います。そして、松戸市では、人権施策に関する基本方針というこういうようなものをことしつくりました。(予定時間終了5分前の合図)ぜひ行動計画なども作成していく方向でやっていっていただくことを要望しておきます。 それから、ジェンダーフリーの教育ですけれども、いろいろ調査を始めておられるということです。このジェンダーフリーの教育を進めていくために、女性政策課ともですね、縦割りじゃなく、連携を図ってより成果を上げていかれることを要望しておきます。特に、男女混合名簿の採用などについても研究内容に含めていっていただくことを要望しておきます。 三番瀬の埋立でございますが、補足調査の結果が発表されましたわけですから、市としても早急にこの資料を取り寄せて研究を行っておられることと思うわけですけれども、1問でも申しましたが、市としての見解が示されない、県任せというお答えだったと思います。こういうことでは、市民に責任を持った市政が行えないと思うわけです。これは、船橋市としては、大きな問題であると思います。市長さんは、農業の方も非常に専門でいらっしゃいます。自然を破壊していくということは、取り返しのできないことになると思うわけです。 そういう意味で、東京湾の干潟の9割は埋め立てられてしまって、今1割しか干潟は残っていません。これ以上の環境破壊は許されないところに来ています。そういう意味で、干潟を21世紀の子供たちに引き継いでいく、そのことが今重要ではないかと思います。(「時間ないよ」と呼ぶ者あり)その点、市長からですね、市としての見解を伺いたいと思います。 以上で質問を終わります。 [市長藤代孝七君登壇] ●市長(藤代孝七君) 木村議員の再質問にお答えをいたします。 先ほど補足調査が発表されたということでございますけれども、まだ発表されておりませんので、ご容赦を願いたいと思いますが、先ほど助役の方からご答弁を申し上げました。私自身も先日アサリの被害があったというようなことから、三番瀬も再度見てまいったわけでありますが、この三番瀬の重要性については十分認識をいたしております。今後計画を進めるに当たりましては、環境に十分配慮しながら、市民生活に身近な場として市民の皆様方に親しんでいただけますような、そのような方向で取り組んでまいりたいと考えております。(「埋め立てしないのが一番いい」と呼ぶ者あり) …………………………………………… 船橋市議会事務局 議事課 Tel. |
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