平成11年第4回船橋市議会定例会会議録(第3号・2)

 

議長(米井昌夫君) 佐藤浩君。(拍手)

[佐藤浩君登壇]

佐藤浩君 公会計のバランスシートによる分析についてご質問いたします。

 国では、大蔵省が来年の6月に、国の決算についてバランスシートを発表する予定になっております。また、自治省では、今現在しかるべきひな形を作成しているという情報もございます。地方自治体の公会計制度をバランスシート作成するマニュアルになり得るものも約30万円で、今現在、販売がされております。

 そこで、お伺いしますが、船橋市の会計制度にバランスシートを作成して分析をすることについて、どのようにお考えになっているか、ご見解をお伺いしたいと思います。

 次に、小学校の区割りの弾力的な運用について質問いたします。

 先日、私のある友人から、小学校の校区についての相談がございました。彼は、船橋市内から船橋市内に、約1年ほど前引っ越しをいたしました。2世帯住宅を建てて、ローンを組んで引っ越しをしたわけですが、道1本隔てて、その来年4月から通う予定のお子さんの小学校が変わってしまいました。そのお子さんの幼稚園での先生による所見を私も見させていただきましたが、大変内向的な性格で、友だちをつくるのが、やや不得意な性格のお子さんのようです。私はその小学校区の線引きについて、当局にお伺いしたところ、この線引きはどういう根拠、あるいは理由でできているのかどうか、お伺いをしましたが、残念ながら、便宜的なものであり、また市民の方に、その線引きについて納得をしていただけるような答えは、残念ながら返ってきませんでした。

 調べてみますと、その町会は約95%の方が、その家庭がもともと住んでいた方の小学校に通って、5%程度の方が違う小学校に通うようになっているわけです。また、幼稚園のお子さんたちも、大多数はもといた方の小学校に通うことになっていて、少ない人数の方が、もう1つの別の方の学校に通うようになっているわけです。

 この小学校区の区割りの問題を言うときに、行政サイドの皆さんは、行政の現場や事務作業が大変混乱をするという理由を言われますが、私が考えるのは、今現在、混乱させられているのは市民の皆さんであって、行政の皆さんは仕事でやっているわけですから、その混乱を解消する、抑えるといったことができると思うわけです。それに対して、市民の皆さんは、どのようにその精神的な混乱を解消するすべというものが、なかなかないのが現実だと思います。

 品川区では、区を幾つかのブロックに分けて、その中から弾力的に、そのブロックの中から小学校を選べるようになっております。小学校にある程度競争原理を取り入れていけば、私は例えばいじめの多発する小学校には生徒が余り来なくなるし、そして先生のやる気のある、いわゆるいい小学校だけが生徒が多数集まる。そして、小学校の全体として、いい小学校、いじめのない小学校がふえていくのではないかと考えております。

 ここで、お伺いいたしますが、品川区のように、ある程度小学校区の区割りに関して弾力的な運用をどのように考えているのか、また、船橋市内の小学校の平均余裕教室数は、今現在幾つあるのかについてご答弁いただきたいと思います。

 続いて、駅前駐輪場の問題についてお伺いいたします。

 東葉高速鉄道の飯山満駅前の駐輪場は、日決めの駐輪場が、今現在、年に2回、3回といっぱいになってしまうことがあります。それに対して、月決めの駐輪場は約290台分も、今あいております。たまたま私が10月の1日に飯山満駅駅頭で早朝、街頭演説をしておりましたら、ある地元住民の方から、日決めの駐輪場がいっぱいで、とめさせてもらえない。やむを得なしに、その方は駅前に来て、違法駐輪ですが、自転車をとめようとしたところ、街頭指導員の方から、そこは自転車をとめてはいけないと言われ、やむを得なく、その日は別ルートで外出をされたわけですが、月決めの駐輪場で290台分も余っているのであれば、私はある程度、現場で弾力的に日決めの駐輪場がいっぱいになれば、とめさせてあげてもいいのではないかと考えます。

 また、月決めの駐輪場が290台も毎月余っていることは確認できているわけですから、月決めの駐輪場ですから、それを日決めの駐輪場がいっぱいになっている状況について、どのようにお考えになっているか、ご見解をお伺いしたいと思います。

 以上です。

[財政部長織戸雅夫君登壇]

財政部長(織戸雅夫君) バランスシートの導入についての考え方ということでございます。

 公会計のバランスシートの導入につきましては、先進的に幾つかの市や地方公共団体で実験的に取り組まれておりますし、またご紹介もありましたように、大蔵省では非公式の研究会をつくって、導入といいますか、バランスシートを補足資料として、わかりやすいものにして公表するという形で、施策を模索しているということを聞いておりますし、また自治省の方も、そういう自治団体のバランスシートづくりの基準づくりについて取り組んでいるというふうに聞いております。

 しかし、現行の企業で行っているバランスシートにつきましても、公会計に取り入れることについてはいろいろ問題点があるわけでございます。今ちょっと考えただけでも、まず統一的な基準が存在しないということでございます。具体的には、資産の評価方法、あるいは減価償却の方法、それから表示方法ですね。資本というふうな概念がございませんので、そういった表示方法をどうするかといった、まずそういった統一的な基準が現在のところ存在しない。それからまた、バランスシートをつくったといたしましても、ほかの自治体との比較が困難でございます。また、資産の評価については、作業が極めて膨大な作業が必要になってまいります。船橋市が保有している土地、義務教育用地とか、公園とか、道路とか、膨大なものがございますけれども、実はこれ、普通の民間の土地でありますと、税金の対象になりますので、課税のために評価をいたしております。しかし、公共団体の土地につきましては課税がされておりませんので、もともと評価そのものをいたしておりません。膨大な公共用地については、評価作業そのものが相当大変なことになるわけでございます。

 そこで、ご質問者、簡便な方法として、毎年決算統計ということで作成しております統計資料を使った方法ということでご提案があるわけでありますけれども、実験的に取り入れている市もあるんですけれども、実は財政担当者の方とも議論をするんですけれども、果たしてどれだけの意味があるかなということで、実施した段階でも疑問に思っている財政担当者が非常に多いわけでございまして、私どもでも、資産評価1つとっても非常にこれは難しい問題でございます。

 これは、例えば一物四価とか五価とか言われておりまして、1つの土地がいろいろな評価方法があるわけでございます。固定資産税の評価であるとか、相続税のもととなる評価であるとか、公示価格による評価であるとか、実際の売買実例であるとか、こういうことでございまして、非常に難しい段階でございますので、私どもとしては、まず報告書を見てみたい、このように考えております。その上で、果たして取り入れられるものかどうか考えたいと思っておりますが、ただ現実的な問題としては、自治省も各地方公共団体に法律的に義務づけるということまでは全く想定していないようでありまして、補足的にどう資料として使うか、こういうことだろうと思います。私どもとしても、長所がそれなりにあるわけですから、一覧性があるとか、バランスシートの長所があるわけですから、そういったことについて、何か現行の補足資料として、例えば決算書の添付資料として、法律上義務づけられていないけれども、例えば債務の残高、こういったものを独自に添付できないかどうか、そういったことについては、今後、改善の余地があるとも考えられますので、引き続き考えていきたいというふうに考えております。

 以上です。

[学校教育部長皆川征夫君登壇]

学校教育部長(皆川征夫君) 本市における小学校区区割りの弾力的運用についてのご質問にお答えをいたします。

 通学指定校変更の弾力的運用につきましては、平成9年1月に、文部省から通学区域制度の弾力的運用に関する通知が出されて以来、本市におきましても検討を重ねて、文部省の示した事例よりもさらに踏み込んで、平成10年1月、平成11年1月と、段階的に通学指定校変更の弾力的運用を図っているところでございます。

 通学指定校変更の弾力的運用に対する基本的な姿勢につきましては、文部省通知に示されているように、現行の通学区域制度を基本として維持しながら、できる限り保護者の意向、地域の実情、児童生徒等の具体的な事情に十分に配慮を行い、弾力的運用を図っております。

 平成10年1月には、小学校にあっては隣接学区転居、中学校にあっては市内転居の場合の転校時における通学指定校変更について緩和を図っており、転校することなく、これまでどおりの学校への通学を認めております。

 さらに、平成11年1月には、通学距離に伴う児童生徒の負担の解消と、自主的な教育活動である部活動への参加に配慮することを目的に、入学、転入学時における通学指定校変更の適用範囲の緩和を図っております。

 ご指摘の東京都の品川区では、来春から、保護者が子供たちの通学する小学校を自由に選べる学校選択制を実施すると報道されております。品川区の学校選択制は、理由を問わずに学校選択を認めるところまで踏み込んでいるもので、全国的にも珍しく、都市では初めてのものとなっております。本市が実施している通学指定変更の弾力的運用とは、規模も内容も大きく異なるものでございます。

 この学校選択制につきましては、選択の自由を保障することで、学校間の横並びの風潮が薄れ活力が生まれるとの評価がある一方で、受験戦争をあおり、学校の地域としての性格が揺るがさせられたり、学校間の序列、格差を生じるという指摘がなされております。

 しかし、品川区と船橋市とでは、環境や条件が大きく異なりますので、単純にその違いを比べることは難しいと考えております。

 今後、小中学校の通学区域の設定や通学する学校の指定等に当たりましては、学校選択の機会を拡大していくことを目指しながら、保護者や地域住民の意向に配慮するとともに、教育の機会均等に留意しながら、地域の実情に即した弾力的運用に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

[管理部長阿久澤敏雄君登壇]

管理部長(阿久澤敏雄君) 余裕教室の実態はというふうなお尋ねがございました。各学校ごとにさまざまございますし、また学校が優先的に使っていかなければいかんというふうな数字も含めておりますけれども、小学校トータルで529、それから中学校188というふうな数字が出ております。

 以上でございます。

[道路部長涌井稔君登壇]

道路部長(涌井稔君) 私の方から駅前駐輪場の弾力的運用についてご答弁を申し上げます。

 ご案内のように、自転車の駐車場の運営につきましては、自転車等の利用者の利便性を考慮いたしまして、通勤通学用に毎日利用される方には月決めで、あるいは買い物とか、日常的な利用が比較的少ない方のためには日決め利用でお願いしているわけでございまして、主要駅周辺に駐車場を整備いたしまして、月決めと日決めの併用の駐車場といたしておるわけでございます。

 私どもでは、毎月の自転車の利用状況、あるいは登録状況を常に把握いたしておりまして、あきがある場合につきましては、随時募集登録いたします。そして、常に100%の有効利用が図れるように配慮しておるわけでございます。このために、ご質問の月決めと日決めを弾力的に運用することにつきましては、月決め契約者、いわゆる利用者でございますが、利用できなくなる可能性も出てまいります。また、きちっとしたマニュアルがございませんと、何分にも高齢者が現地整理員でございますので、現地において混乱が生ずるおそれもございます。

 あるいはまた、金銭を現場で取り扱っておりますので、金銭の取り扱い等に種々の問題が生ずるおそれがございますので、直ちに実施することは困難であろうと考えております。今後さらに研究させていただきたいと思います。

 なお、具体的な事例として飯山満の駅の例を出されましたけれども、飯山満の駐輪場につきましては、本年度に臨時駐車場を整備し、12年度に開設予定をしております。したがいまして、開設に向けまして、利用状況をさらに検討しまして、日決め利用の範囲を検討してまいりたいと思っております。

 以上でございます。

[佐藤浩君登壇]

佐藤浩君 バランスシートの問題についてお伺いいたします。

 会計制度の見直しというのは、藤代孝七市長の選挙のときの公約にもなっているものでございます。来年の6月に大蔵省が国のバランスシートを発表し、まずそれを見てからという今のご答弁でしたが、来年の6月のものを見てからというと、非常にタイミング的に市長公約が実現されるのがタイトになってまいります。ぜひ市長の公約が実現できるようご努力をいただきたいと思います。これは要望でございます。

 次に、小学校区の区割りの弾力的運用について、済みません、私は余裕教室数の平均を聞いたんですが、トータルを答弁いただいたんで、それをもとに話をいたしますが、品川区の事例では、受験戦争があおられるとか、あるいは学校間の格差がついてくるといったデメリットを答弁いただきましたが、メリットとしては、船橋市はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

 また、仮に1つの学校に児童が、その年にたくさん集中しても、余裕教室がトータルで529もあれば、一時的には必ず受け入れができると思うわけですね。私は芝山東小学校でプレハブ教室で学んだ世代ですから、ハードの面から考えれば、受け入れることができないというのは、理由にはならないのではないかと思います。品川区の事例に対してのメリット、あるいはそれが船橋市に置きかえたらどのようなメリットになるのか、ご答弁いただきたい。これは質問です。

 駐輪場の問題について、飯山満駅前の日決めの駐輪場が年に何回が満杯になることは、情報として今までに既に知っていらっしゃったかどうか、お伺いしたいと思います。

 知っていたとしたら、どのような方法で、この日決め駐輪場が満杯になったのかについてご答弁ください。

 また、月決めの駐輪場が290台も余っていることに対して、毎月どのように考えられていたのか、あるいは余り考えず、見過ごされていたのかどうか、ご答弁ください。これは質問です。

 以上で2問とします。

[学校教育部長皆川征夫君登壇]

学校教育部長(皆川征夫君) 再質問についてお答えをいたします。

 自由選択制を採用した場合のメリットということなんですが、先ほどのご答弁の中にも申し上げましたが、いわゆる現在、全く横並びの中で競争がない。そういった中で、どうしてもマンネリ化的な状況が編み出されて、学校側としても活性化しないというような問題について、1つのやっぱり新しい提言になるんじゃないか、そういうことは考えております。しかし、船橋の場合、自由選択制の方法を導入した場合、かなりまだ難しい、幾つかクリアしなければならない問題があると考えております。それらを、今後、一層研究していって、できるだけ子供たちが勉強しやすい学校を選べるような状況を今後とも検討してまいりたい、このように考えております。

 以上です。

[道路部長涌井稔君登壇]

道路部長(涌井稔君) 再質問にご答弁申し上げます。

 飯山満の駐輪場の実態を把握しているかというお話しでございますが、恐らく飯山満の第2駐輪場のお話であろうかと思いますが、承知をいたしております。ご案内のように、駐輪場につきましては、生きがい事業団に年度当初に委託をいたしておりまして、先ほど申し上げましたように、一時的に年度の途中で日決めをふやすようなことは、契約上の問題もございまして、簡単にはいかないわけでございます。

 それから、もう1つは、先ほど申し上げましたように、随時、月決めの場合は募集をいたしておりますものですから、余裕があれば募集していくという体制をとっておるわけでございます。

 なお、現在これから11年度整備に向けて臨時の駐輪場を開設しますので、その辺でさらに検討してまいりたいと思っております。

 以上です。

佐藤浩君 了解。

……………………………………………

議会運営委員長(田中恒春君) 暫時休憩願います。

議長(米井昌夫君) ここで、会議を休憩します。

午後2時24分休憩

 次のページへ

 前のページへ

 平成11年第4回船橋市議会定例会会議録・目次へ


お問い合わせ