平成12年第4回船橋市議会定例会会議録(第1号・2)

 

議長(田中恒春) 日程第4から第14までの議案11案を、一括して議題とします。

[議案第1号から第11号]

議長(田中恒春) 提出者から提案理由の説明を求めます。

 市長。

[市長登壇]

市長(藤代孝七) 本日ここに、平成12年第4回市議会定例会を招集し、皆様方にご審議をお願いするに当たり、ただいま上程になりました11議案につきましてご説明いたします。

 初めに、議案第1号平成12年度船橋市一般会計補正予算につきましては、総務費、民生費、衛生費及び土木費について補正するものでございます。

 その主な内容といたしましては、総務費につきましては、来年3月執行予定の千葉県知事選挙にあわせて、船橋市選挙区の千葉県議会議員補欠選挙を執行するための経費でございます。

 民生費につきましては、介護保険事業特別会計に対し、要介護認定の申請件数が当初の見込みより多かったことに伴う経費を一般会計から繰り出すとともに、市立特別養護老人ホームの建設工事の12年度の出来高が当初予定していたよりも多く見込めるため、その工事費を増額するものでございます。

 衛生費につきましては、合併処理浄化槽の設置基数の増加に対応するため、補助金の増額を行うものでございます。

 土木費につきましては、自転車等駐車場の増設や整備を行うほか、1級河川二重川の改修事業の促進を図ります。

 また、船橋駅南口市街地再開発事業に係る駅前広場の公共地下通路等整備事業を行うための事業費を増額し、これに伴い船橋駅南口市街地再開発事業特別会計に工事費を一般会計から繰り出すものであります。

 これらの補正額は5億4265万円で、補正後の予算額は1374億865万円になります。

 次に、議案第2号平成12年度船橋市下水道事業特別会計補正予算につきましては、国庫補助金が増額されたことに伴い、西浦下水処理場合流ポンプ設備工事及び三田地区などの管渠布設工事等の事業費を増額するものでございます。

 補正額は11億2400万円で、補正後の予算額は270億1100万円になります。

 議案第3号平成12年度船橋市船橋駅南口市街地再開発事業特別会計補正予算につきましては、駅前広場の公共地下通路等整備事業を行うための事業費を増額するものでございます。

 補正額は1億6660万円で、補正後の予算額は30億3260万円になります。

 議案第4号平成12年度船橋市介護保険事業特別会計補正予算につきましては、要介護認定の申請件数が当初の見込みより多かったことに伴う経費を増額するものでございます。

 補正額は7552万円で、補正後の予算額は107億1052万円になります。

 議案第5号中央省庁等改革関係法施行法等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例につきましては、中央省庁の再編に伴い、関係条例について規定の整備を行うものでございます。

 議案第6号船橋市火災予防条例の一部を改正する条例につきましては、建築基準法施行令の一部改正に伴い、用語の定義を変更するとともに、中央省庁等改革関係法令の施行に伴い、条例中に引用している省令名を変更するものでございます。

 議案第7号船橋市放課後ルーム条例の一部を改正する条例につきましては、既設の放課後ルーム2カ所の位置の変更及び新設2カ所の名称及び位置を規定するものでございます。

 議案第8号船橋市営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、公営住宅法施行令の一部改正に伴い、規定の整備を行うものでございます。

 次の議案第9号及び議案第10号の2議案につきましては、いずれも議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例に基づき、議決をいただくものでございます。

 まず、議案第9号坪井地区における公共下水道事業(関連既成市街地事業・地区内)に関する平成12年度年間委託等契約の締結につきましては、公共下水道の管渠布設工事を区画整理事業の施行者である都市基盤整備公団に委託契約するものでございます。

 議案第10号西浦下水処理場高度処理機械設備工事請負契約の締結につきましては、東京湾の富栄養化防止対策として、処理場の窒素、燐の排出量を削減するため、機械設備の改修を行うものでございます。

 議案第11号損害賠償の額の決定及び和解につきましては、公用車と乗用車との接触事故による損害賠償が決定したことに伴い、和解するに当たり、議決をいただくものでございます。

 以上、議案の概要についてご説明いたしましたが、ご協賛くださいますようよろしくお願いを申し上げます。

議長(田中恒春) 以上で、説明は終わりました。

……………………………………………

議長(田中恒春) 議案11案に対する質疑は、議事の都合により、12月8日に行うことにします。

―――――――――――――――――

議長(田中恒春) ここで、市長からO−157による集団食中毒に関する経過及び対策について報告の申し出がありますので、これを許します。

 市長。

[市長登壇]

市長(藤代孝七) 10月28日、船橋市農水産祭の一環として行いました畜産フェスティバルにおいて販売されました牛の丸焼きが原因で、腸管出血性大腸菌感染症O−157による集団食中毒が発生し、市民の皆様や関係者に大変ご迷惑をかけ、深くおわびを申し上げる次第であります。

 11月8日には、船橋保健所からO−157の発生の第1報を受けまして、市では感染を最小限に食いとめるため、市の保健センターや出張所の11カ所、さらには消防署分署等12カ所でも24時間体制で検査容器の配布、回収を行ってきたところでございます。

 15日には、船橋保健所、市医師会、薬剤師会と連携して「船橋市病原性大腸菌O−157等防疫対策本部」を設置いたしまして、感染予防に努めてまいりました。

 また、19日にはO−157の検査と予防を呼びかける広報臨時号を発行いたしたところでございます。

 現時点では、検査容器を配布した方は1,035人で、この内988人分を回収しました。

 なお、検査容器配布以前の人も含めて合計48人が保菌者となっていますが、そのうち症状が出て治療をした方が29人、保菌者で症状が出てない方が19人おります。

 幸い、市民の皆様や関係機関のご協力、ご理解により、症状のある新たな患者の発生が減少しつつありますが、今後ともしっかりと予防に努めてまいりたいと思います。

 現在治療中の方々や、ご家族の皆様に対しまして1日も早くご回復されますようお祈りをいたしますとともに、市といたしましては、被害に遭われた方々に対しまして、誠心誠意対応してまいりたいと考えております。

議長(田中恒春) お聞きのとおりであります。

……………………………………………

[「議長」と呼ぶ者あり]

議長(田中恒春) 質問ですか。(「はい」と呼ぶ者あり)早川文雄議員。

[早川文雄議員登壇]

早川文雄議員 20世紀最後の定例会の冒頭、行政報告を受けて質問は大変残念でありますが、ふなばし21を代表いたしまして、ただいまから質問をさせていただきます。

 今回の事故により、O−157にかかり現在まだ入院中の方や、治療を続けておられる方々並びにご家族に対しましてお見舞いを申し上げ、1日も早く回復されることを願っております。

 さて、今回の事故は、畜産フェスティバルが開催されたのが10月28日、患者の発生がわかったのが11月8日で、判明まで日数がたってからの判明であり、対策が遅れたことはやむを得なかったと思いますが、事故を知ってからの対応については、今市長さんからもお話ありました初めての事故にもかかわらず、相談体制、検査容器の配布、回収場所、臨時広報の発行等短い期間に対策を実施しており、評価しているところでありますが、今回の事故を検証する意味で質問をいたします。

 今回の事故は、事業を行う場合、例年どおり行っていれば問題ない、今では事故がなかったから今回も大丈夫というような甘い考え方で事業を行ってはならない、ということを改めて我々に戒めとして示したということでは、大変意義深いものがあると思います。事業を行う場合は、初心に返ってすべての安全をチェックして実施しなければならないことを示してくれたわけであります。

 さて、そこで何点か質問をさせていただきます。

 まず1点として、先ほど申し上げたとおり、市がO−157の発生を知ったのは11月8日のことですが、10月30日ごろから患者が発生したと聞いております。8日以前に市に情報は入っていなかったのか。また、O−157の発生までの日数はどのぐらいかかるのか。

 2点目として、今回の事故により臨時に発行した広報において、市長さんのおわびの文章に「市が主催するイベントで今回の事故が発生した」と記載されているが、私は農水産祭実行委員会が主催した事業であると理解しておりますが、なぜ市主催となるのか。

 3点目として、今回の事故の原因となった牛の丸焼きは、実行委員会の畜産部会が実施したと聞いているが、このような販売行為も市が行ったことになるのか。

 また、今回の事故により、損害賠償等の補償を行う場合は、市がすべて補償を行うのか。

 4点目は、今回の事故の原因となった牛の丸焼きは、業者の指導により行ったと聞いているが、業者の責任を追及しないのか。また、しない場合はなぜか。

 5点目は、新聞記事を読むと、12時間屋外に放置されていたとか、焼き方に問題があったと報道されているが、それは事実か。

 また、どのような流れで販売されたかを教えてください。

 6点目は、私も人を集めてこのような事業を行うことがあります。私も他人事ではなく、このような事故の発生を大変心配しているわけでありますが、今回の牛の丸焼き事業において、こうすればよかったとか反省点があったらお示しください。

 7点目は、患者の発生状況資料として配付されたが、健康保菌者については、どのように対応をするのか。

 最後になりますが、総括的にご答弁をいただきたいと思います。

 この畜産祭もことしで6回目を迎えたわけですが、最近5年間の入場者の推移はどのようになっているか。

 また、牛肉の丸焼きの経費がどのぐらいで、販売金額は幾らぐらいあったのか。私は、推理するに恐らくこれは赤字で来場者にサービスとして提供しているものと考えます。畜産業に従事する方にもボランティアとして、この事業を盛り上げていただいているわけですので、今回の事故で役員の方々を初め、関係者の士気が落ちることを心配するわけであります。1日も早い事故の終息と畜産事業のかわらぬ振興を願って質問とさせていただきます。

[経済部長登壇]

経済部長(福岡清治) ご質問にご答弁申し上げます。

 お答えする前に、私どもが主催した事業により、このような事故を起こしたことは、市が主催する事業に対する信用を著しく傷つけ、市民の皆様に大きな不安を与えたものであり、深く反省しているところであります。

 今回の事故により市民の皆様を初め、市議会議員の皆さん、その他関係者の方々に大変ご迷惑をおかけいたしましたことを、心からおわび申し上げます。

 それでは、お答えいたします。

 8日以前に市に情報が入ってこなかったのか、またO−157の発生までの日数はどのぐらいかという第1問でございますけど、11月8日午後4時ごろ船橋保健所から農業センターに通報がございましたのが、市への第1報でございます。O−157の潜伏期間は通常3日から5日間ぐらいで、長い人で2週間ぐらいと伺っております。

 2番目でございますが、市の主催になるのかということでございますが、確かに実施団体は実行委員会となっておりますが、実行委員長は市長であり、事業の企画、出展者との交渉、会場の設営、事業の運営管理は事務局である市で行っていることから、責任を明確にするため、市の主催ということで発表いたしました。

 3番目でございますが、販売行為も市が行ったことになるのか、また、今回の事故の損害賠償責任は市が行うのかという質問でございますが、牛の丸焼きは、組織的には農水産祭実行委員会の部会である畜産部会が実施したことになり、販売行為についても同畜産部会が行ったものと理解しています。

 なお、被害者への損害賠償ですが、先ほど申し上げましたとおり、実質的には市が主催したと考えておりますので、市が誠意を持って対応してまいりたい、このように考えております。

 4番目でございますが、業者の責任を追及しないのかということでございますが、県の調査において、販売した肉は保存されていないためわかりませんが、業者に残っていた半分の肉を調べたところ、肉そのものは菌に汚染されていなかったということでございます。現段階では、原因がはっきりしておりませんので、業者への責任の追及は難しいものと考えております。

 5番目に、焼き方の問題、またはどのような流れで販売したのかということでございますが、牛の肉は、長時間野外に放置されていたということですが、前日の午後4時半ごろ農業センターに到着し、野外に鉄板でつくられた焼き機に肉をセットして保管していました。当日の朝の3時半ごろ焼き始めたので、保管時間は10時間ぐらいでございます。

 次に、焼き方のことですが、早朝から約6時間かけて焼き上げましたので、ほとんど火は通っていたのではないかと思います。しかしながら、焼きの甘い肉はプレートを使い、焼き直しも行っていたということでございますので、一部に焼きの甘いものがあったと思います。

 また、販売までの流れですが、焼き上がった肉は、骨抜きを行いまして、肉を切り分け、100グラム単位で発泡スチロールの皿に盛りつけて販売いたしました。

 次に6点目の、牛の丸焼きについてこうすればよかったという反省点があったらということでございますが、牛肉の保管の方法や調理の方法、また調理人員の管理、販売要員の管理その他全般的な衛生面のチェックを十分できるよう、現場の衛生管理責任者を配置する等配慮すべきであったと反省しております。

 次に、健康保菌者の対応についてでございますが、検便で陽性となったが症状がなく、健康である方につきましては、保健所が個々に連絡をとり、病院等で投薬を受け、除菌の処置をするよう指導していると伺っております。

 それから、今回の使用した牛肉の経費と販売額、また過去5年間のフェスティバルの入場者の人員でございますが、過去5年間の入場者数は、平成7年度と平成8年度が約3,500人、9年度、10年度、11年度、それから今年度につきましては約4,000人でございます。

 それから、牛の丸焼きの経費といたしましては、肉の購入費が23万2564円、丸焼きの指導料が、これは焼き機とか燃料も含むわけですけど10万円等そういった経費でございまして、すべての経費といたしましては43万6044円になり、販売額は1食300円で、530食販売いたしましたので、15万9000円となります。

 なお、畜産フェイティバルにつきましては、今後も続けていきたいと考えております。牛の丸焼きにつきましては、今回の事故もありましたので、一応自粛の方向で検討してみたいと、そのように考えております。

 以上でございます。

 次のページへ

 前のページへ

 平成12年第4回船橋市議会定例会会議録・目次へ


お問い合わせ