平成13年第2回船橋市議会定例会会議録(第5号・7)

 

議長(千葉満) 中村静雄議員。(拍手)

[中村静雄議員登壇]

中村静雄議員 ニュー新風の中村でございます。(笑声。「中身は別に変わってないんじゃないの」と呼ぶ者あり)

 この質問の前に、さきに行われました市長選で見事再選されました藤代市長に対しまして、心からお祝い申し上げます。

 実は、その選挙後だと思いましたけれども、上映されました「ザ・コンテンダー」という映画、私、実はその後見てきたんですけれども、このコンテンダーというのは、見た方もいらっしゃるかと思いますけれども、目的達成のために困難や障害に直面することを辞さずに戦う者という意味なわけです。アメリカの副大統領に就任した女性を主人公にした映画でありますけれども、まさに私は、藤代市長にはこのコンテンダーとして、いろいろ牽強付会とも言えるような批評や意見に左右されず、力強いリーダーシップを発揮していただき、この55万市民のために全力投球していただきたい、そう願うものであります。

 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。

 下水道整備について、本市の下水道の普及は42.5%で、県平均を10ポイント以上下回っています。中核都市を迎えようとしている都市としては余りにも低く、普及促進に市民も大きな期待を寄せています。市も、財政状況の厳しい中、補助事業といえども毎年150〜160億円程度の整備事業を投入し、市民の期待にこたえるべく整備を進めております。その努力に敬意を表しますが、下水整備に関しまして、私見を含めて質問させていただきます。

 今、自然は人間によって破壊が進み、まさにゆゆしい問題であります。いまや地球環境への危険信号が灯され、まさに文明化された人間社会の生活優先のツケと言わざるを得ません。そうした中、21世紀は環境の時代と言われています。これまでの人間優先の社会スタイルの見直しをし、環境を重視した社会構築が求められています。下水道整備におきましても、水環境の保全という意味で大きな役割を担うもので、これまでの汚水対策、浸水対策、居住環境優先の整備に合わせ、自然環境の視点に立ち、21世紀の環境にふさわしい下水道整備を進めるべきと思うものであります。

 そこで、船橋市の下水道整備について何点か質問させていただきます。

 まず、下水処理場のあり方であります。

 ご存じのように、処理場はえてして海寄りに建設され、処理水を直接海に放流しています。最近、東京湾などでは水域において富栄養化や淡水化が進行するとともに、河川でも下水道の整備により、水の枯渇化が問題視されています。このため、こういった海寄りに一括して広域的な処理場をつくるより、地域に分散して河川に流すことで河川の枯渇化防止が図られ、処理水そのものも一たん川に流すことで浄化が図られると考えられます。

 今、ここで本市の整備計画について変更せよということは要求しませんし、もちろん無理であると承知しておりますので、せめて現在、海に流している処理水を海老川に戻すといったことも将来的に考えるべきであると思われます。

 また、処理水をいかに再利用し、循環させるかがこれからの環境問題への最大のテーマであると思われますが、市としてどのような見解を持っておられるか、まずお伺いします。

 次に、下水道施設の空間利用でありますが、最近、IT時代を反映して、下水道管に光ファイバーを通し、情報網を整備するとか、下水管に電気・電話線・ガス管など、ほかの施設と共有する共同溝としての施設整備が話題を呼んでいます。これは、私の知るところでは、既に東京、大阪の一部では実施されていると聞いております。本市は、こういった下水道管の多目的な利用について考えているのかどうか、まずお伺いします。

 次に、高瀬下水処理場の空間利用であります。

 高瀬下水処理場は、21ヘクタールと広大な敷地の中で施設整備をしていますけれども、そのにおいを外に出さないために、処理施設をすべてふたをしているため、その上部が広いスペースが確保されているわけです。現在はまだ8分の1しか完成されていませんが、上部利用はどのような計画があるのか。また、いつごろから利用できるのか、お聞かせ願います。

 さらに、敷地につきましても結構空き地があるように思われますが、どのような将来計画があるのか、お聞かせ願います。

 以上で第1問とさせていただきます。

[下水道部長登壇]

下水道部長(野村武明) 下水道整備についてのご質問にお答えいたします。

 処理水をいかに再利用し循環させるか、環境問題への見解、あるいは下水道管の多目的な利用についてということでございますけれども、下水道は、水環境を保全するとともに、大雨による浸水被害を解消するという主目的から、施設や資源を有効に利用しようということが言われてきておりまして、処理水を河川へ還元することも含め、循環型社会構築のため、大変重要なことであると認識しております。

 また、下水道施設等の利用につきましては、いろいろ研究がなされておりまして、下水道管内へ光ファイバーなどの通信施設を敷設することもその1つでございます。下水道管を利用することにつきましては、まず、下水道管の強度などへの影響を及ぼさないこと、下水の流れを損なわないこと、維持管理に支障を及ぼさないことなどが原則であります。その設置につきましては、下水道条例に定める必要がございます。

 光ファイバーなどの利用につきましては、下水道が整備され、管網のネットワークができて利用価値があると思われますが、本市におきましては、現在普及率が42.5%と低く、下水道管のネットワーク化が十分図られていない状況でございますので、普及率が向上した時点での研究課題とさせていただきたいと考えております。

 次に、高瀬下水処理場の空間利用についてでございますけれども、処理場の上部利用、またそれについていつごろ利用できるのか、それから敷地の空地についての将来計画というご質問でございました。

 船橋市は、環境共生都市、いわゆるエコシティの指定を受けておりまして、高瀬下水処理場におきましても、環境に配慮した施設の整備を計画しております。その1つといたしまして、水処理施設の上部を覆蓋し、利用する計画となっております。その利用方法につきましては、多目的広場ということで考えておるところでございます。

 市民の皆さんが利用できる時期といたしましては、現在、全体の8分の2しか完成しておりませんので、計画の約半分が完成した時点で上部利用の施設を整備し、利用していただけるようにしたいと考えております。

 また、敷地の空地につきましては、将来的な計画といたしまして、周辺に配慮いたしました植栽や水辺、せせらぎ等の修景施設を考えております。

 以上でございます。

[中村静雄議員登壇]

中村静雄議員 非常に展望の明るいといいますか、コンストラクティブといいますか、そういうご答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。

 ただ──ただと言いますか、高瀬下水処理場の空間利用の点で、これも私の記憶ですが、江戸川左岸の利用では、たしか野球場とか、テニス場とか、アスレチックとか、そういう利用がされていると思うんですね。今、答弁で多目的広場ということでしたので、そういうことも考慮した上でこれからご検討いただければと思っております。

 それでは第2問としまして、時間の都合で、もしかしますと要望とさせていただきますが、水なくして生きていくことはできません。水は、人間にとって生命であります。私は、下水道を考えるに、今まで無意識であった水について、改めて大切さを認識させられました。水は、命をもたらし、人間にとって心を潤します。しかし、無視すると大変な被害をもたらします。水をうまく使う、すなわち再利用し、むだをなくすことが私たちの使命であり、こうした行動が環境保全へつながると考えるものであります。ぜひ環境を考慮した施設整備を図っていただきたいと考えております。

 また、高瀬下水処理場の空間利用につきましても、先ほど申しましたように環境に配慮した施設づくりが大事であると思います。都市部の河川整備、公園造成などの際に、ビオトープをつくる動きが活発化しています。自然に触れ、自然に親しむ施設として、処理水を生かしたビオトープづくりもその一考にすべきと考えております。

 少し時間があるようですので、皆様には知識があると思いますが、私は初めてでしたので改めて披瀝させていただきますが、このビオトープという意味は、「生命」をあらわすドイツ語の「ビオ」と、「場所」をあらわすギリシャ語の「トープ」の合成語ということです。これは、具体的には湿地や池を再生し、創造するとか、人工的に整備された河川をさらに近い形にするという意味だということです。

 そういうことで、私の1つの提案としまして、小学生の環境教育の場として提供し、子供たちの手でトンボやメダカ、ホタルなどを育てることで、自然との体験ができ、子供と自然との協調が図れるものであります。金をかけて立派な公園や施設をつくるより、自然体での環境づくりが、私は藤代市長の目指す環境政策に合致するものと思われます。

 いろいろ事情もあるでしょうが、私はこのビオトープづくりも含めて、早期実現に向け要望し、これで質問を終わらせていただきます。

議長(千葉満) 以上で、本日の一般質問は終わりました。

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議長(千葉満) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、木村哲也議員及び七戸俊治議員を指名いたします。

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議長(千葉満) 以上で、本日の日程は全部終わりました。

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議長(千葉満) 次の会議は、明日11日、午後1時から開きます。

 本日は、これで散会します。

18時10分散会

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[出席者]

◇出席議員(49人)
議 長 千 葉   満
副議長 清 水 美智子
議 員 金 沢 和 子
草 野 高 徳
伊 藤 昭 博
角 田 秀 穂
松 嵜 裕 次
木 村 ゆり子
安 藤 信 宏
野 田 剛 彦
斉 藤   守
佐 藤   浩
滝 口   宏
佐 藤 新三郎
高 橋   忠
岩 井 友 子
高 木   明
鈴 木 郁 夫
斉 藤   誠
さとう ももよ
朝 倉 幹 晴
中 村 静 雄
中 村   実
木 村 哲 也
田久保 好 晴
佐々木 照 彦
津 賀 幸 子
石 川 敏 宏
斎 藤   忠
中 江 昌 夫
池 沢 敏 夫
小 石   洋
森 田 則 男
早 川 文 雄
長谷川   大
七 戸 俊 治
興 松   勲
中 村   洋
佐 藤 重 雄
関 根 和 子
倍 田 賢 司
村 田 一 郎
上 林 謙二郎
大 沢   久
瀬 山 孝 一
和 田 善 行
田 中 恒 春
米 井 昌 夫
櫛 田 信 明
   ……………………………………………
◇説明のため出席した者
市長 藤 代 孝 七
助役 生 嶋 文 昭
助役 石 井 清 夫
収入役 人 見 敬一郎
固定資産評価員・税務部長 大 鹿 一 之
福祉局長 山 越 伸 子
市長公室長 小 池 忠 良
企画部長 菅 谷 和 夫
総務部長 平 丸 藏 男
財政部長 織 戸 雅 夫
市民生活部長 渡 来 直 治
保健福祉部長 川 村 良 一
福祉サービス部長 飯 島 和 男
医療センター事務局長 加 藤   健
環境部長 小 野 武 志
経済部長 福 岡 清 治
中央卸売市場長 鈴 木 忠 夫
都市計画部長 太 田 雅 雄
都市整備部長 阿 部 幸 雄
道路部長 涌 井   稔
下水道部長 野 村 武 明
建築部長 猪 野 幸 夫
消防局長 佐久間   隆
財政課長 足 立 敏 夫
教育長 落 合   護
教育次長 石 毛 成 昌
管理部長 鈴 木 有 年
学校教育部長 皆 川 征 夫
生涯学習部長 石 井 英 一
選挙管理委員会事務局長 阿久澤 敏 雄
農業委員会事務局長 湯 浅 英 雄
代表監査委員 首 藤   宏
監査委員事務局長 木 内 利 夫
   …………………………………………… 
◇議会事務局出席職員
事務局長 堀 内 清 彦
議事課長 幸 田 郁 夫
議事課長補佐 素 保 憲 生
議事課副主幹議事第2係長事務取扱 住母家 伸 夫
議事課副主幹議事第1係長事務取扱 寺 村 登志子
庶務課長 木 村 良 昭
庶務課長補佐 宮 本 政 義
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
船橋市議会議長 千 葉   満
船橋市議会副議長 清 水 美智子
船橋市議会議員 木 村 哲 也
船橋市議会議員 七 戸 俊 治

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