平成13年第2回船橋市議会定例会会議録(第6号・1)

 

議事日程(第6号)

平成13年7月11日(水曜日)

午後1時開議

第1 一般質問(前会の続き)

第2 会議録署名議員の指名

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本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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13時3分開議

議長(千葉満) これより、会議を開きます。

 議事日程は、配付しましたとおりです。

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議長(千葉満) 日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

 昨日の会議に引き続き、順次質問を許します。

 さとうももよ議員。(拍手)

[さとうももよ議員登壇]

さとうももよ議員 こんにちは。小さな声ネットワークのさとうももよです。(「小さな声じゃなくてでっかいんだよ」と呼ぶ者あり)はい、おかげさまで。

 通告にありますように順次させていただきたいと思いますが、4番目の選挙における他事記載など無効票を防止するためにというところは、2問目以降で要望として行いたいと思います。よろしくお願いいたします。

 さて、船橋市男女共同参画計画(Fプラン)が4月に策定されました。5月29日には、藤代孝七市長、そして山越伸子福祉局長、お二方もパネラー参加なされ、記念講演会が開かれました。実はこの講演会の中で、とても印象的なことがありました。藤代市長は、発言のところどころで、以前は「家内」と表現していたお連れ合いを今回は「妻」と表現し、たまに「家内」と言いかけては、あっ「妻」はという訂正をなさる場面もありました。私は感動いたしました。

 言葉1つと思われるかもしれませんが、船橋市のリーダーである市長ご自身が、男女共同参画社会の実現への取り組みとして、妻は家を守るもの、家のうちにいるべしという、旧来の風土をにおわすイメージの「家内」という言葉をあえて対等性を持つ「妻」と表現するように努力なさっていることに、深く敬意を表します。男女がそれぞれに社会の構成員として自立し、ともに責任を負いながら、互いにその人権を尊重し、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮するという、21世紀の社会への時代の要請を受けとめていらっしゃると感じ取りました。たかが言葉と言わないでください。これまでのあらゆる場面での言葉がジェンダー・バイアスを形成してきたことは、皆様既にご案内のとおりです。

 さて、今回の船橋市男女共同参画計画──Fプラン作成については、市民参加を重視したものですが、広報紙上を利用し、広く市民への呼びかけがありましたが、一市民として感じるのは、市民への浸透度を考えると、作成期間が短かったのではないかとも思います。政策決定の場への参画、行政の管理職登用率などを見ると、まだまだ船橋市の女性の参画率は大きな変化はありません。しかし、この議会でも副議長が女性というような画期的なことも見られているということは、とても喜ばしいことだと思います。そして、一見、勝手気ままに振る舞って強くなった女性のイメージが、マスコミなどを通し社会の表層部分にあふれていますが、実際の決定の場にはほんの一握りの女性たちしかいないのが現実です。

 ここでドメスティックバイオレンス防止、早期発見のための施策についての質問をさせていただきます。先番議員へのご答弁の中では、ドメスティックバイオレンスについて、関係部課を初め警察や婦人相談所等、関係機関で組織する協議会を設置するとのことでしたが、早期発見につながる各相談機関などで直接相談にかかわる職員等へのネットワークづくりについては、どのようなお考えをお持ちでしょうか。これについては福祉局長のご所見を伺いたいと存じます。

 法律施行前の今、船橋市では相談窓口は、市民の声を聞く課「市民生活相談・人権相談」、女性センター「女性の生き方相談」、地域福祉課「婦人相談」、児童家庭課「家庭児童相談・母子相談」などがありますが、法律ができたことで、配偶者間であっても暴力は犯罪であると市民に認知されることとなりました。先番議員の発言にも詳しく紹介されていましたが、夫からの暴力が倍増しているとの昨日の新聞報道もありました。殺人事件の被害女性の中の3分の1はドメスティックバイオレンスによるものであることは、随分前からも研究者たちが指摘していました。

 さて、船橋市実施計画の第3節には、男女共同参画社会の形成を掲げ、推進体制の整備には女性センター機能の充実とし、内容は男女平等意識の啓発とドメスティックバイオレンスなどの社会問題に対応するため、各種相談業務、各種セミナー等を行うとあります。これまでのドメスティックバイオレンスに対応する機関は、法の不整備な中では、今ある法律を最大限利用して、現場・窓口職員や民間シェルターのボランティアなどの骨身を惜しまない努力で、苦しんでいる行き場のない無力な女性たちに手を差し伸べてきたことを皆さんにご理解いただきたいと思います。

 見るに見かねて、草の根ネットワークでシェルターを開設した女性のためのカウンセラーたち、私は県内各地の行政職員たちが、その民間シェルターを維持するためにカンパを続けていることを知っています。これが現実です。とりあえず法律はできました。しかし、問題も含んでいます。ドメスティックバイオレンス防止法では、被害者の相談、保護の窓口となる配偶者暴力相談支援センターは従来の婦人相談所を活用するが、現状では県に1カ所しかない。体制も十分ではないという現実です。3年後には見直しということですが、実務面での課題を抱えてのスタートには覚悟が必要です。ぜひこれまで試行錯誤的に取り組んできた船橋市独自のノウハウ、ホットラインを生かしていただきたいと思います。

 そこでお尋ねいたします。

 国、県、広域、市、民間シェルター(NPO)、市民などのネットワークにより、効果的な事業推進につなぐことができると考えますが、船橋市ではそれぞれの役割分担をどのようにお考えか、見解をお聞かせください。

 なお、シェルター(緊急避難施設)についてのご理解も皆様にいただきたいと思います。時折、具体的な公共施設名をあたかもシェルターであるかのように挙げられる場合があると思います。私はとてもどきりとしております。つまり、シェルターが持たなくてはいけない機能、これは「シェルター」という本がありますけれども、その中の抜粋ですけれども、ちょっと聞いていただきたいと思います。

 安全な場の保障

 暴力被害女性がシェルターを利用するのは、まず第一に安全な場を確保するためである。シェルターを運営する側は、なにより利用者に安全な場を保障しなければならないが、その“安全”の意味には次のような事柄が含まれる。

 まず第1に、夫・パートナーが狂乱状態で暴れているとか、逃げたら殺すとおどされ家で軟禁状態にある、また見つかればなにをされるかわからないといった緊迫した状況下にある人を保護し、生命・身体を危険から守ることがあげられる。シェルター利用者がすべてこのような緊急事態のなかで避難してくるわけではないが、慢性的な恐怖と監視が長期間にわたっているので、家から逃げ出す行為は計画的にことを運べる場合でも緊迫感と危険がともなう。たとえば、あらゆる息抜きの機会を奪われ監視で締め上げられてしまったために離婚を決意し逃れる場所としてシェルターを選ぶ、あるいはこれ以上耐えていたなら自分自身がなにをするかわからないという危機感から、また幼い子連れで安心して行ける場があることを知ったらなんとしても出ようと思った、などという動機で、ときに周到な計画のもとに実行される。このような場合は、家を出ざるをえなかった状況を即座にわかってもらえ、恐怖に耐えながら逃走を実行できたことを支持してもらえる所だという安心感が「安全な場」を保障する。これが2つめの安全の意味である。

 女性にとって“家を出る”という行動はどんな事情であれ、責任を放棄したのではないかという罪悪感や、家庭生活の失敗者だという恥を抱かせやすい。ましてや長年、監視され自由を奪われた人が自分の意志で逃走するとなると、どれほどの勇気を要するか想像にかたくない。逃走してきたあるバタード女性──殴られ続けた女性ですね──は、虐待しつづけた夫に対し、なにかし忘れてきた思いが頭から離れず落ち着かないと言っていたが、後になってそれは、夫の“許可”をもらっていなかったからだと気がついたという。あなたがここに来たことは当然で、むしろ勇気ある行動だというメッセージが、ことばと雰囲気で逃げ出てきた女性に伝わることはシェルターとして満たすべき不可欠の要件である。

こういうような安全の場の保障ということが必要だということがシェルターです。

 私は、市が単独でシェルターを運営管理するということは、ふさわしいというふうには考えていません。今の状況は、市民自身が主体的にかかわって、民間のシェルターを何とか運営しているという状況があります。国や県や複数の市などが運営の支援、設立援助する仕組みをつくることの方が、市民とのパートナーシップを得られやすく、市民の力を活用していく21世紀のやり方ではないかなというふうにも考えています。

 続いて、山崎別荘「凌雲荘」復元についてお尋ねします。

 昨年度、数度にわたるこの議場での質疑の中では、助役さんのご答弁はいただきましたが、藤代市長さんご自身からのこれについての考え方を議会での発言という形ではいただけませんでした。残念というよりは、議論できない、かみ合わないというむなしさを抱き続けてきております。ここで改めて再選された市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 あわせて、現在の整備計画と凌雲荘の現況と今後の見通しを伺います。

 私自身は、船橋市のランドマーク的な建物、風景、文化的場所などを市民共通の資産価値化し、共通認識し、記憶にとどめていくことが未来の船橋へのプレゼント、文化を創出し、伝えていくということにつながると考えています。例えば、市役所近くの割烹旅館玉川は、創業大正10年、木造建ての海辺に面したたたずまいをほうふつとさせる建物が今もその昔を伝えています。その西側、塩田のあった三田浜楽園は、昭和10年に川端康成が逗留し、「童謡」を執筆した部屋が、このほど引き家で移築され、保存が図られました。由緒あるその部屋は、今、接待に提供されているそうです。伺いましたら、移築の費用は新築よりもかかったそうです。しかし、三田浜楽園というかつての風景を想起させる仕掛けとして考えれば、経済上の問題を超える価値を見出せたのではないでしょうか。

 さらに、この周辺は、本町通りに行きますと、その手前、崩れ落ちそうな新地の建物、そして本町通りは森田呉服店、広瀬直船堂、寺町から大神宮へのれんがで示された歴史散歩道など、新住民の船橋市民たちも、ここはこんなところだったという新たに船橋を発見するような町だと私は思います。三田浜楽園に見る民間での歴史的建物の保存・活用を船橋市としてはどのように考え、市としての歴史的建造物を生かしたまちづくりについては、どのセクションが、どのように市民に親しまれてきた、市内に点在する船橋の生き証人を生かしたまちづくりに取り組むのか、見解をお聞きしたいと思います。

 続いて、市民参加のまちづくりについて、ここでは西船橋駅を中心とした計画づくり、手法について伺います。

 西船橋駅は、JR、営団、東葉高速鉄道がかかわる一大交通結節点として機能しています。しかし、先番議員の指摘もあったように、バリアフリーの面では、北口の屋根、エレベーター設置など、切実な課題を抱えています。さきの答弁では、これらの設置について実施の方向が示されましたが、設置に関する時期的な見通しについては明示されていなかったと思います。ここで改めて時期的な見通しを明らかにしてください。

 そして、駅を中心とした総合的なまちづくりを考えますと、現在、事業展開中の都市整備課所管の西船橋駅周辺地区まちづくり推進業務、西船橋駅南口地区市街地再開発事業、そして駅舎そのものの改善の必要性があります。さらに、北口駅前商店街の抱える課題というものもあります。大きく3点に分けられるかとも思いますが、この3点が個別に取り扱われるように見えますが、私は西船橋を単に交通の要衝としてだけではなく、かつての葛飾の地名を冠した場所性をとどめる総合的なまちづくりの視点が必要と考えますが、これまでの取り組みの時間的な見通しも含めたご所見を伺いたいと思います。

 あわせて、西船橋駅を中心とした市民参加のまちづくりとしては、行政の果たす役割についてどのようにお考えなのか、ご見解を伺います。

 これで1問を終わります。

[福祉局長登壇]

福祉局長(山越伸子) ドメスティックバイオレンスに係るご質問のうち、所管事項についてご答弁申し上げます。

 ドメスティックバイオレンス(DV)は、配偶者という最も近しい人から受ける暴力であるがゆえに、表面化しにくく、また第三者が介入しにくいということが、他の問題と異なり、この取り扱いを難しくしていると思います。この防止に当たって重要なのは、応急的対応として、まず早期に発見すること、さらには被害者の安全を確保するため、一時的に保護することの2点が挙げられると思います。

 この後者の一時保護につきましては、DVという問題の性質上、広域的に対応が可能であって、かつ一時保護の権限が明確に付与されている県の婦人相談所が中心となって対応されることを期待しているところでございます。

 幸い千葉県におきましては、いわゆるDV法を国会議員の時代に国会に提案されたメンバーの1人である堂本知事がリーダーシップをとられ、婦人相談所の一時保護を中心とした機能の充実強化に努められるとのことですので、市といたしましても、これと連携して対応してまいりたいと考えております。

 一方、早期に発見し、被害が拡大する前に迅速に対応できるようにするためには、地域の一体となった体制づくりが必要であり、これは市が中心的役割を果たしていかなければならないと思っております。そのため、先番議員に対し、部長から答弁いたしましたとおり、関係者のネットワークとして、協議会の設置を予定しているところでございます。この協議会には関係部課や婦人相談所、警察、法務局といった関係の法的機関はもとより、母子福祉推進員や民生委員の方々、さらには人権擁護委員、医師会といった地域に根差した活動をされている方々にも参画、ご協力をいただこうと考えております。

 この協議会を核といたしまして、広く、かつ細やかに情報を収集いたしますとともに、被害者の方が気軽に相談し、支援を求めやすい体制を目指してまいりたいと思います。

 なお、当面の協議会の活動といたしましては、まだDVに対する問題認識が一般に普及・定着していない部分もございますので、DVの正しい知識と対処方法などについての啓発活動、研修を中心に行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

[企画部長登壇]

企画部長(菅谷和夫) それでは、私の方から3点のご質問に順次お答えしていきたいと思います。

 まず、男女共同参画計画に関するご質問でございますが、国、県、市、広域とのいわゆる効果的な事業推進につなぐことがどうかということの中での役割分担というご質問でございますが、船橋市の実施計画及び男女共同参画計画、さらにはDV防止に関しまして、昨年度2回ほど庁内外の関係者を集めまして、私の方で会議を開催いたしてきておりますので、そういったことからお答えさせていただきたいと思います。

 まず、DV防止法につきましては、一部を除いてことしの10月13日からの施行となっておりますが、この法律で国及び地方公共団体は配偶者からの暴力を防止し、被害者を保護することを責務として義務付けているところでございます。しかしながら、県及び市の義務として明確に条文化されているものがございますが、国と県を含む地方公共団体が行うものに教育及び啓発、それから調査研究の推進、民間の団体に対する援助等がございます。これらは国、県、市の役割を明確にした上で対応していかなければならないというものでございます。

 しかしながら、昨年度の連絡会議に出席していただきましたメンバー等のご意見を聞きますと、それぞれの機関だけで、このDV被害がなくなるものではございません。それぞれの機関にご指摘がございましたNPO等の民間のネットワークがより緊密な連携をとりまして、補完し合いながら、それぞれの役割を担っていくことが大切であるというふうに私ども考えているところでございます。

 このことから、私ども企画部といたしましても女性政策の窓口でございますので、男女共同参画課及び女性センターで、今まで以上の対応をしてまいりたいというふうに考えております。ということでご理解いただければと思います。

 それから、2番目の山崎別荘に関しまして、歴史的建造物を生かしたまちづくりへの取り組みということでございますが、これにつきましては平成12年度──昨年度から始まりました船橋市総合計画の重点施策の1つといたしまして、本市の持つ海や川や、あるいは商業集積を活かしての町のにぎわいを創出し、都市に活力を与えるため、海老川河口部分を海に親しめるインナーハーバーとして整備し、湾岸部の集客施設や漁師町を活用するとともに、船橋駅南口再開発ビルを商業振興の拠点として、さらには御殿通りや山口横町などの路地裏や本町通りに面した老舗、寺町から大神宮、あるいは船だまり、それから親水公園、さらにはららぽーとですか、そういったところまでの大きな範囲でのネットワークによりまして、お客様の回遊性の創出を図っていくということで、海を活かした魅力あるまちづくりを進めるということが計画されているところでございます。

 ご承知のとおり、これらの計画に当たりまして、今年度予算で500万円ほどが措置されておりますので、今ご指摘がございましたことも含めまして、海を活かしたまちづくり推進協議会というものをつくりまして検討しているところでございますので、ご理解いただければと思います。

 それから、3番目の市民参加のまちづくりについてという中で、西船橋駅を中心にしての計画づくりの手法で、西船橋駅北口階段のバリアフリー化の設置時期にということでございますが、現在の自由通路、それから階段の位置につきましても、新たな精算事業団跡地の公共施設の再配置計画に伴う人の流れの変化、あるいは駅前広場の課題等、総合的な見地からこれらを検討する必要がございます。このようなことから、JRの基本的な考え方、それから市の考え方等の整合を図る必要があると思われますので、現時点でいつごろ整備をするという時期につきましては、明確に示すことができませんので、ご理解いただければと思います。

 いずれにいたしましても、この問題は本市にとっても長年の懸案でございます。JRの方針も変わったということもございますので、精力的に協議を進めまして、早い時期に実施するよう努力してまいりたいと思います。

 以上でございます。

[市長登壇]

市長(藤代孝七) さとう議員のご指摘にお答えをいたします。

 昨年の山崎別荘凌雲荘の解体経緯につきましては、市議会の議論、あるいはまたマスコミ報道等でご承知のとおりであります。山崎別荘のありました東船橋緑地に隣接する民地沿いの危険な擁壁を改修し、緑地を早期に整備して市民の皆様方に開放していくため、やむを得ず昨年度解体をいたしたわけであります。しかしながら、建物解体に当たりましては、歴史的建築物の専門家に調査をお願いするとともに、詳細図面を作成しながら解体し、1階、2階の主要部材を手作業で取り外して、将来の再活用に向け、保管しておくなど、最大限の配慮をいたしたところでもございます。

 この解体に当たりました業者さん──棟梁にお話をお聞きしました。確かに解体をさせていただきましたけれども、それなりのことはわかりますけれどもと、それぐらいのお話でございましたけれども、しかしながら、それをあえて復元までするというようなことは、棟梁もお話をいたしておりませんでした。

 そのようなこともございますけれども、この保管してある部材の再活用に当たりましては、公共施設といたしまして、市民の皆様方に利用していただけるあの緑地にふさわしい施設となるように検討してまいりたいと思っております。

[都市整備部長登壇]

都市整備部長(阿部幸雄) 山崎別荘凌雲荘の緑地整備計画の現況と今後の見通しについて、お答え申し上げます。

 まず、東船橋緑地の現況でございますけれども、ただいま市長が申しましたように、昨年11月に解体工事が完了いたしまして、建物周囲の石組み等は従前の状況のまま残しておるところでございます。解体工事の際の進入路として使用しましたスロープ部分等は、今後の整備工事の際にも利用いたしますことから、復旧は行わず、また出入り口には管理用ゲートを設置し、管理作業等の場合に限り、用地内へ立ち入りができるようにしておるところでございます。今年度は西側民地沿いの擁壁改修工事を施工してまいりますけれども、緑地として整備し、開放するまでの期間は現状で維持していくため、除草等の年間管理業務を船橋市公園協会へ委託しておるところでございます。

 緑地施設の整備見通しにつきましては、平成14年度予算で要求していく考えでございますけれども、凌雲荘建物につきましては、市長からご答弁申し上げましたとおり、解体保管してございます凌雲荘の部材を再活用するため、休憩、集会等に利用できます公園、緑地施設が考えられますけれども、施設内容の検討を行い、財政状況を十分勘案した上で事業計画を立ててまいります。

 なお、保管してあります主要部材は部材ごとに梱包、結束して十分な配慮をもって保管してまいります。

 次に、3点目の市民参加のまちづくりについてのうち、西船橋駅を中心にした計画づくりの所管事項についてお答え申し上げます。

 西船橋駅は本市におけます西部の玄関口となっており、鉄道5路線が接続いたします結節点として恵まれた立地にあり、乗り換えターミナル駅としての特性や地区の特性を生かしながら、良好な市街地整備を図ることが求められております。このようなことから、西船橋駅周辺のまちづくりに当たりましては、平成5年度に市民参加の形としまして、地元の方々が中心になり、JR東日本、商店街等の参画を得て、まちづくり協議会を設立し、市も参加しながら再開発事業を含め、街区の整備につきましても地域特性を踏まえました総合的なまちづくりの視点に立ち、西船橋駅周辺地区の整備構想を策定したところでございます。

 次に、西船橋駅南口の再開発事業の見通しでございますけれども、再開発準備組合が平成10年5月に設立され、約3年経過しておりますけれども、現在、権利者全員の合意形成並びに施設建築物、駅前広場の検討、テナントの選定などにつきまして、権利者及び関係者と協議を行っておりますことから、見通しにつきまして明確に申し上げられませんけれども、早い時期に事業実施が図られますよう、準備組合と鋭意話し合いを進めてまいりたいと考えておるところでございます。

 以上でございます。

[さとうももよ議員登壇]

さとうももよ議員 ご答弁ありがとうございました。きょうは市長のご答弁をいただきました。その中で、山崎別荘「凌雲荘」の復元についてということで、私、伺いましたけれども、市長のお考えでは、解体をなさった棟梁が復元するということに積極的でないというような発言だったかなというふうに思いますけれども、私は、市長自身のお考えを伺いたかったなとつくづく思います。

 それで、日本建築学会の有志の方たちも保存要望を出したというほどの建物であるというところで、やはりなぜ市民たちが保存要望を出したのかという、もう一度原点に戻っていただけないかなということをつくづく思います。と申しますのも、その建物の建築的な価値がどうのこうのということよりも、船橋にとって、その建物がどんな意味を持っていたか、その地域にとってどんな意味を持っていたかといったようなことを考えると、歴史的に長い年月を経ていなくても、その建物がどこよりも立派であるというお墨つきをもらえなくても、その地域の中で存在させるという意味の大きさがあります。

 例えば、下総中山の駅の周辺は市川市と船橋がちょうどせめぎ合ったところですけれども、中山の文化村というのがゴールデンウィークのときに開村式をしました。私は割と近いものですから、早速行ってきましたけれども、旧片桐邸、それから清華園という、やはりこれ時代的には山崎別荘と同じぐらい、昭和の初期に建てられた建物、言っちゃ悪いんだけれども、山崎別荘なんかよりも、もっとずっと小ぶりな建物です。しかし、その当時のたたずまいを残した建物と庭園というのが、今ギャラリーとか、それからコンサート会場として町の中で、歩いて市民の人たちが親しめるような、回遊できるようなまちづくりとして、位置付けられているということを目の当たりにしてきました。

 私自身としては、去年の議会でそういう話をさせていただきましたから、はっきり言ってとても悔しかった。市川にやられちゃったというような気持ちも正直ありました。市川の中では、皆さん新聞報道などでご存じかと思いますけれども、真間山の開発というのが問題になっておりますけれども、真間山に、やはりあそこにもすばらしい建物があった。市の方では何とか購入しようと思ったけれども、値段的に折り合わなかったというところで、民間の方でやはり保存するというような動きになっているそうです。それはやはり市民たちの意思ということを、行政の方がとても受けとめたというふうに思います。

 もう1度、先ほど歴史的な建物を生かしたまちづくりを考えていくというようなご答弁もありましたので、そちらに私はささやかな期待を寄せたいと思うんですけれども、もうお金がなくなっている財政のきつい船橋の状況です。その中で、私たちの住んでいくこの船橋をどのような町にしていくのか、市民自身が一生懸命、船橋に肩入れしていくというようなシステム、それが市民参加だと思うんですけれども、ぜひ市民参加のまちづくりといったところで、山崎別荘「凌雲荘」の復元というようなこともとらえていただきたい、重ねてもう1度、私は要望したいと思います。

 男女共同参画の方の2問をさせていただきたいと思います。

 男女共同参画計画ができましたけれども、実を言いますと、女性政策21というのが10年前にできていました。その中で(予定時間終了5分前の合図)、まだまだ課題がたくさんあったまま、新しいFプランにという形になったんですけれども、このFプランの中での戦略的な取り組みはいかがなものかということをお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。

[企画部長登壇]

企画部長(菅谷和夫) それでは、Fプランに関しましての2問にお答えしたいと思います。

 船橋市男女共同参画計画、愛称Fプランということで、いろいろなところで、いろいろな場面で宣伝をさせていただいておりますが、この計画につきましては、男女共同参画社会の実現に向けまして、市民と行政が一体となって、プランづくりをしたいということから、先ほど短いというようなお話もございましたが、庁内の検討を含めまして、一般の市民の方のご参画もいただきまして、約2年間をかけて策定いたしました。この間に市におけます女性政策の現状の説明から意見交換、そして案に対します意見募集等のプロセスを経まして、プランの継続性を図ったものでございます。こうした過程の中で、全プランの進捗状況の評価と反省を踏まえた最大の課題が、プランと男女平等意識の浸透の必要性であります。このことからFプランは、市、市民、企業、団体等、地域の皆さんと一緒に進めるものということで、その意識づくりと実行性の視点に立ちまして、具体的な戦略といたしまして、ご質問がございましたが、職場や学校内に計画推進者としての男女共同参画サポーター及び意識啓発や意識把握のための市民モニター制の導入、さらには毎年度、男女共同参画要覧といったものを策定いたしまして、結果を公表いたしまして、市民の方のご意見を求めていくということを今回の計画の中に盛り込んでおります。

 したがいまして、これらは本プランの特性でもございますが、計画期間の11年間の中間年に全体的な見直しを行いまして、毎年、柔軟にフレキシブルに対応しながら、市民とともに男女共同参画社会の形成に向けて、プランを推進してまいりたいというふうに思っているところですので、よろしくご理解いただきたいと思います。

 以上です。

[さとうももよ議員登壇]

さとうももよ議員 ご答弁ありがとうございました。

 山崎別荘のところにちょっと戻らせていただきます。先ほどのお答えの中で、解体、そして部材の再活用であるという言い方をなさったかと思います。復元の部分とそれから再活用、これは大きな意味が違うと思います。それから、施設はこれから検討するというお話もあったかと思います。市長に伺いたいと思います。市長は、市民参加のまちづくり、市民に開かれたまちづくりということを再三おっしゃってきたかと思いますけれども、市民の中からたくさんな保存の要求の声が上がったり、市民が関心を持ったことであるということを認識していただいた上で、その施設の検討などに市民参加のシステムを入れるということをお考えいただけないでしょうか。お答えいただきたいと思います。

[助役登壇]

助役(生嶋文昭) それでは、山崎別荘につきましてのご質問にお答えをいたします。

 市長から申し上げましたように、山崎別荘を解体し、保管してあります部材の再活用に当たりまして、公共施設として、あの緑地にふわさしい施設を検討していくと申し上げたところです。この検討は、今後、実施時期も含めて検討してまいります中で、市民の声も聞く形で進めてほしいという趣旨であろうと思います。そうした形をとれるよう努力していきたいと思います。

 以上です。(予定時間終了の合図)

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