平成13年第3回船橋市議会定例会会議録(第7号・6)

 

[「議長」と呼ぶ者あり]

議長(千葉満) 池沢敏夫議員。

[池沢敏夫議員登壇]

池沢敏夫議員 情けない事件がまた重なりまして、1つの議会で2回も行政報告を受けた経験は初めてです。

 さきの学校の先生が着服しちゃった方がショックは大きかったし、額もあるいは使った内容がギャンブルだなんていうことから比べると、少しは今度の事故の方がそれでも犯罪はやっぱり犯罪という立場で再発の防止をしなきゃいけないという視点から指摘をし、お伺いをしたいと思います。

 まず、この国民健康保険、口座で落としてくれる人、約54%、137億ぐらいかな、自主納付というんですか、銀行に行って月々お金を振り込んでくれる方が26%だそうです。残り収納員が回って歩くのが20%、各ご家庭のご都合からいって仕方がないんでしょうけれども、それでも年間20人で24億扱っている。そうしたら、もうちょっとやっぱり危機意識を持って当たり前の大きなお金を扱っているわけなんです。

 収入役、先ほど抜き打ち検査の必要性かなんか言ってたけど、民間では品質を保証するために、僕の時代では品質管理といって、それでお皿の中に赤や黒の玉っころをいっぱい入れてこう出して、いわゆる10個のうちに何個入るかによって事故が起きるんだという考え方──と同じように、これだけのお金を扱っていたらチェックが途中で入らなければおかしい。しかも、20人のベテランの中で一番新しく採用された方、だとすれば、やっぱり追っかけ調査じゃないけど、1年後か2年後ぐらいに長い経験者は、まあ何にも事故なかったとすれば信用してもいいけれども、新しい方を雇ったときぐらい、途中で1回チェックを入れていればこんなことにならないのではないだろうか。

 まず、発見も遅ければ我々議会に対する報告も遅すぎる。発見の方法いろいろあるだろうけれども、情けない話は、被保険者から1回払ってるのにまた納付書が送られてきたよという苦情の電話でわかったなんていうのが情けない。そして、やりくりだから見つけられないというけれども、最初の例えば10万なり50万のお金を着服してやりくりならば確かにわからない、しようがない点があるかもしれない。だけど、月々扱っているお金、年間1億円も扱ってるんだけれども、1億円、この方は9300万かな──でもそれにしても、やりくりじゃ追いつかなくなっているはずなんですね。前の月納めたのを今月入れている、そして請求書が出ないようにしていくにしても、200万までたまっちゃうまでわからなかったというのでは、今後も防ぎようがない。

 そこで、一番大切なのは、再発の防止策です。

 これまでの対応ということで、1番から4番に示している、その4番目に載せられたのが事務の取り扱い方法の改善ということで、チェック機能が不十分であった、そして収納事務のチェック体制の強化を図ってまいりますというこの文章だけだと、思いはわかるけれども、具体性が全くない。そして、先ほどの答弁の中で、綴りを1週間単位にするとか、いろいろなことを考えたようですけれども、既に改善をする手続が終わったということになる。これまでの対応だから、それでいいんでしょうか。今後の対応の中に入れてもっとじっくり検討しないと、心配でなりません。もう既に完璧にでき上がっちゃったという理解でいいのかどうか。心配なだけに、再発防止策として疑問を感じ、お答えをいただきたいと思います。

 それから、やっぱり非常勤の特別職といえども、採用のときはしっかりと面接試験などを行った結果、それから本人の多少の何ていいますか、財政状況ぐらいはあるいは家族の収入状況ぐらいは調べているものだろうと思うんですが、まあ個人のプライバシーのことは抜きにして、保証人はつけられてるんじゃないでしょうか、普通。だとすると、本人の更生を願っている、処分、いわゆる刑事告発するだけが目的じゃなくて、市民の税金をいわゆる公金ですからきちっと早く返してもらうことが大切なので、それらが月々10万円程度でこれからずっとなんて言ってたのでは、対応が遅過ぎる。それで、しかも本人の収入があった時点でこれだけの生活への補てんが行われてきたわけですから、本人が解雇されて後の仕事が見つからない間に、返済は大変きついものだろうというふうに考えなきゃなりません。ご主人のご職業やらお子さんの学費の問題等を考えると、単なる情状酌量で優しく対応しているだけでは追いつかなくなる危険性も感じますので、その辺についてもお答えいただくことをお願いして、1問といたします。

[保健福祉部長登壇]

保健福祉部長(川村良一) まず、議会への対応が遅いということであります。この事件は、9月4日に市民からの納付書が送られてきたとの連絡を受けて、5日に不正の事実を確認いたしまして、その後着服額の確定であるとか、本人との返済交渉、他の収納員の現金領収書綴りの確認、こういうものがかかりまして、それで14日までかかったわけでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

 今後の防止策ということでありますけれども、この一般職員とは異なる勤務形態、役所には来ないで自宅から直接被保険者のところに行って料金を集金するわけでありますけれども、このあたりがチェック機能という面では不十分であったということであります。

 そこで、かかる収納事務のチェック体制の強化と服務紀律の徹底を図るため、次のとおり事務取り扱いの当面の改善として、集金の当日または翌日には銀行口座に払い込むルールの再徹底、それから納付領収書等には、必ず日付の記載を行う指導の徹底、さらには週1回現金領収書綴りにより集金したすべての保険料について、適切な期間内に払い込まれているかの確認、その他収納員に対する合同服務指導及び指導に当たる職員に対する研修の拡充による服務指導の強化、それから適正な公金取り扱いのためのより詳細なマニュアル等の作成等に当たってまいりたいと考えております。

 それから、保証人の関係でございますけれども、1人は夫、それからもう1人の方は義理の兄ということで2名立ててあるわけでありますけれども、いずれの方もちょっと保証能力という面では大変厳しい状況にあるというふうに伺っているわけであります。そして、家族の方もアルバイトをしている息子さんたち、それからご主人等々ですね、これからいろいろ他にも借り入れ金等があるようですので、そういう中で、最大どれくらいの弁済計画が立てられるのかというところで、保証人等も含めて今当たっているところでございます。保証人はそういうことでございます。

 以上でございます。

[池沢敏夫議員登壇]

池沢敏夫議員 再発防止策については、いろいろ改善をされるようです。そんなの当たり前じゃないかなと聞いてて思ったんですが、それでもこういう事故が起きちゃうわけですから、性急に今お答えになった以外にもまだまだやらなきゃいけない課題はたくさんあろうかと思いますので、今後の対応の中に入れといてください。そして、しっかり我々の方に示していただくことをお願いをします。

 それで、発見も遅ければ報告も遅いと指摘をしたけれども、確かに議会に対して報告をする以上はきちんと調べてからにしたいという思いもわかるけれども、だけれども、やっぱり我々から見ると議会軽視だよと言わざるを得ない。発見したときにはもう議会始まっているわけですから。こういう事態が生まれましたという報告がなされてしかるべき。そして、細かい点については現在調査中だという、調査はいつごろまでに終わるでしょうからそれまでに報告をしますという対応をしていただきたいと思うんです。何となく本人の名前が出たらいけない、新聞に載ったらいけないなんて気にしながら、情状酌量の、したがって行政報告もできれば来議会にしたいみたいなニュアンスがあるようでは、困ります。そんな感覚だから繰り返し繰り返し、こんなつまらぬっていうんじゃない、重要な事故が起きてしまうということだと思います。

 最後に、連帯保証人の問題で、本人のご主人とそしてご親戚だそうですけれども、かなり厳しいなんて言ってるようでは、回収がいつになるかわからない。自宅を持っているなら差し押さえだって、あるいはまあいわゆる債務行為としてどういう契約をして、そしてどういうふうな形で対応をなされるのか、ちょっと先ほどの答弁では、まあ穏便にという対応のようですけれども、もうちょっとやっぱり厳しさが必要ではないでしょうか。そのことを求めて、ご見解があれば聞かせていただくことをお願いをして、質問を終わります。

[保健福祉部長登壇]

保健福祉部長(川村良一) 保証人の関係につきましては、財産は特にないわけでありまして、そのあたりも大変厳しいということであります。(「保証人になんないじゃないの、そういう答弁じゃ」と呼ぶ者あり)保証能力は当初はあったんですが、その土地・建物も処分されてしまっているということであります。そういうことで、現時点ではその能力面ではかなり厳しいということでございます。

 それから、本人も借家といいましょうか、賃貸の建物で住んでおりますので、これも財産面では乏しいということであります。

 それから、もう1点でありますけれども……終わります。

……………………………………………

議長(千葉満) ほかに、質疑はありませんか。

[「質疑なし」と呼ぶ者あり]

議長(千葉満) 以上で、行政報告を終わります。

─────────────────

議長(千葉満) 日程第39、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、野田剛彦議員及び村田一郎議員を指名します。

─────────────────

議長(千葉満) 以上で、本定例会の会議に付された事件の審議は、全部終わりました。

─────────────────

議長(千葉満) 平成13年第3回船橋市議会定例会を閉会します。

 慎重審議ご苦労さまでした。

17時55分閉会

─────────────────

[出席者]

◇出席議員(49人)
議長 千葉満
副議長 清水美智子
議員 金沢和子
草野高徳
伊藤昭博
角田秀穂
松嵜裕次
木村ゆり子
安藤信宏
野田剛彦
斉藤守
佐藤浩
滝口宏
佐藤新三郎
高橋忠
岩井友子
高木明
鈴木郁夫
斉藤誠
さとうももよ
朝倉幹晴
中村静雄
中村実
木村哲也
田久保好晴
佐々木照彦
津賀幸子
石川敏宏
斎藤忠
中江昌夫
池沢敏夫
小石洋
森田則男
早川文雄
長谷川大
七戸俊治
興松勲
中村洋
佐藤重雄
関根和子
倍田賢司
村田一郎
上林謙二郎
大沢久
瀬山孝一
和田善行
田中恒春
米井昌夫
櫛田信明
……………………………………………
◇説明のため出席した者
市長 藤代孝七
助役 生嶋文昭
助役 石井清夫
収入役 人見敬一郎
固定資産評価員・税務部長 大鹿一之
福祉局長 山越伸子
市長公室長 小池忠良
企画部長 菅谷和夫
総務部長 平丸藏男
財政部長 織戸雅夫
市民生活部長 渡来直治
保健福祉部長 川村良一
福祉サービス部長 飯島和男
医療センター事務局長 加藤健
環境部長 小野武志
経済部長 福岡清治
中央卸売市場長 鈴木忠夫
都市計画部長 太田雅雄
都市整備部長 阿部幸雄
道路部長 涌井稔
下水道部長 野村武明
建築部長 猪野幸夫
消防局長 佐久間隆
財政課長 足立敏夫
教育長 落合護
教育次長 石毛成昌
管理部長 鈴木有年
学校教育部長 皆川征夫
生涯学習部長 石井英一
選挙管理委員会事務局長 阿久澤敏雄
農業委員会事務局長 湯浅英雄
代表監査委員 首藤宏
監査委員事務局長 木内利夫
……………………………………………
◇議会事務局出席職員
事務局長 堀内清彦
議事課長 幸田郁夫
議事課長補佐 素保憲生
議事課副主幹議事第2係長事務取扱 住母家伸夫
議事課副主幹議事第1係長事務取扱 寺村登志子
庶務課長 木村良昭
庶務課長補佐 宮本政義
─────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
船橋市議会議長 千葉満
船橋市議会議員 野田剛彦
船橋市議会議員 村田一郎

 前のページへ

 平成13年第3回船橋市議会定例会会議録・目次へ

 議事日程(第7号)へ


お問い合わせ