平成14年第1回船橋市議会定例会会議録(第6号・8)

 

議長(千葉満) ほかに質疑はありませんか。

[「議長」と呼ぶ者あり]

議長(千葉満) 長谷川大議員。

[長谷川大議員登壇]

長谷川大議員 済みません。質問させていただきます。

 リフォームの方なんですけども、船橋市における年間の住宅リフォームの市場の規模というのを幾らぐらいと考えていらっしゃるのか、その金額をお聞きしたいと思います。

 それから、この条例を実施するに当たって、今も予算の話が出ていましたけれども、予算額はお幾らぐらいというふうに考えているか。前置きとかなんか要らないです。金額だけ言っていただきたいと思います。

[関根和子議員登壇]

関根和子議員 長谷川大議員のご質問にご答弁させていただきます。

 船橋市として、この年間のリフォーム規模、市民が要望する規模をどのように把握されているのかというご質問であると理解いたしましたが、なかなかこれは難しいことだと思うんです。この事業が実施されていれば、もう即答えられるんですが、まだ実施前でございますので。ただ、私たちは私たちなりに件数と予算については考えました。それで、私たちは年間400件、予算としては4000万円を計上していけばいいんではないかなという積算はいたしました。

 ただ、その根拠を、やはりちゃんと知っていただかないといけないので、少しご説明をさせていただきますが、板橋区です。先進市として取り組んでいらっしゃる。平成14年度も実施するんですが、ここの状況ですね。ここは人口が約50万1000人です。ですから、船橋の同規模の市として見ました。こういう中で、今までの経過を見ますと、大体年間三百数十件、担当の方のお話では、1カ月30件以上の申請があるという、こういうお話がございました。ここは内容が5%の助成で、限度額10万円ですから、200万円の工事をすることができるようになっているんです。そういう中で、予算規模が大体、平成14年度では400件分で2600万円を予算計上したと伺いました。

 また、私たち、明石市、今回条例提案した10%の助成という中で実施をするという、こちらの方を伺いましたところ、こちらは人口規模が船橋よりずっと小さいんですが、やはり300件を予定して3000万円の予算を計上している。こちらは10%の助成で、限度額が10万円ですから、100万円までの工事しかできないんですが、そういう状況にあります。

 そのような先進市の状況をかんがみ、私どもも積算させていただきまして、船橋としては、当面400件、そして予算としては4000万円を計上して実施していったらいいのではないかということで提案させていただいております。

 よろしくお願いします。

[長谷川大議員登壇]

長谷川大議員 どうもご丁寧にご答弁いただきまして、僕は数字だけでよかったんですけども。

 今回のご提案なさった理由のところに、「低迷する景気の中で、市民の消費を促し、船橋市域経済の振興を図るため、所要の定めをする必要がある。これが、条例案を提出する理由である」ということが書かれてありまして、実は何となくこれに似たことがあったなというふうに会議録をたぐりますと、地域振興券という券を発行する制度がございました。その地域振興券に関しまして、提案者の会派の方のご発言、ちょっとここで抜粋して読まさせていただきます。

 11年の4定ですね、まず。「この間に鳴り物入りで導入された7000億円の地域振興券、これは国内総生産(GDP)の押し上げ、わずかに0.07%にすぎず、景気回復には効果がなかったということが導入前から予測されましたように、国民の前に明らかになりました。今、公約を実現したのは○○党ですと言っていた政党も、地域振興券の発行で不況対策をとは再び言わなくなっています」というふうに11年の4定で言っています。

 それから、12年の1定。「昨年は、全くの愚策と言われた地域振興券、これは事務費を含め7700億円が実績づくりの“こ”のつく政党のための広告宣伝費だったと酷評されています」こういう品格のない発言というか、言い回しでご発言をなさっています。

 それから、10年の4定ですね。これでは「ここに12月1日の毎日新聞のエコノミスト紙がありますけれども、ここで大和総研の調査研究部員の小野という方が、地域振興券の効果はゼロに近い。こういうように指摘をしているわけですね。商品券のメリットというのは、期限を定めることが1つのメリットであるけれども、所得税の減税が昨年、ことし2回行われましたけれども、消費をふやすような効果は果たせませんでした。しかも、今回の7000億円の規模では効果がない」7000億円の規模では効果がないと言っているんですね。「期間を定めるメリットがあると言っても、その定めというのは、ある特定期間に一国全体で消費される金額をはるかに上回る商品券を支給した場合には、そういうメリットはあるけれども、7000億円程度では商品券の効果は恐らくゼロに近い」という、こういう評価がされています。

 もう1つは、「山の手リビングという、これはショッパーというんですかね。これが読者の方に、今、商品券についてどういうふうに考えているかというアンケートをとって、商品券の支給に対して反対だという人は82.5%、その中に、実際に受給の対象になる人たちに対してみても、46.3%の人たちが反対だという。そういう支給前から、このように国民にとっては本当に不評の商品券であります。そういう点で、先ほど経済部長が、相当な効果を期待するという、そういう評価というのは間違いではないかというふうに思うんですね。そういう点で、市長、地域振興券は船橋にとっては本当に手数、あるいは発行のための人件費であるとか、そういうものがかかって、市の持ち出しが相当出るということにもなりそうでありますけれども、そういう問題について、どんなふうに評価をしているのか、お伺いをしたいというふうに思います」というふうに述べていらっしゃるわけであります。

 この地域振興券がどのような形で使われたかということを資料をいただきましたら、交付対象、それから交付数を見まして、その金額なんですが、20億7244万なんですね。実際に使用状況を見ますと、交付額が20億7244万に対して、使用額20億6568万1000円、99.67%の利用率でありました。業種別使用状況を見ますと、農業、建築業、製造業、運送業、卸売業、小売業、飲食店、不動産業、サービス業、あらゆる業種に対して取り次ぎが行われておりまして、その使用率も高くなっております。

 ここで、お伺いをしたいと思いますが、ご提案者の言うリフォーム条例、この条例は住宅リフォームの用途にしか使えない、それから、市内施工業者にしか使えない、期間は無期限とする10万円の住宅リフォーム振興券とでも言うべきものだと思いますけれども、それらを船橋市内にばらまくものであると思います。しかし、今述べた10年4定の提案者の会派の方の論点によると、この住宅リフォーム振興券は期限を定めておらず、本市域全体のリフォーム市場で消費される金額をはるかに上回る額でもないものであって、提案者の会派の言葉をかりれば、その目的とする「市民の消費を促し、船橋市域経済の振興を図る」効果は、おそらくゼロに近く、この施策に期待するのは間違いであり、全くの愚策で、“き”のつく会派の広告宣伝費となるおそれがあると思います。

 そこで、お伺いをいたしますが、提案者の会派は、この条例が、あなた方が酷評した地域振興券と違って成功すると判断している根拠は何か。

 それから、このような他市業者を本市の市場から締め出す排他的ブロック経済化を目的とした施策について、提案者は好ましいものと評価しているか。

 以上、2点についてお伺いしたいと思います。(「論点が違うんだよ」と呼ぶ者あり)

[関根和子議員登壇]

関根和子議員 長谷川議員の再質問について、ご答弁させていただきます。

 今、るる私ども日本共産党が地域振興券に関して議会で述べたことを、ここの席上でお述べいただきましたけど、私ども日本共産党としては、この振興券に対しては、長谷川議員がみずからおっしゃったように、実施する前に市民にアンケートをとって、82.5%の方が反対だという態度表明をしていたというお話でございましたが、私どももその一員でございました。私たちはこの地域振興券に関しては、それほどお金をかけただけの効果が出ないということを当初から主張してきたわけでございます。それと、このリフォームの条例で実施しようとしている事業が、この振興券と同じような事業であるという論理を展開されましたけど、私たちはそうではないと思ってるんです。

 今、さきの先進市の状況をご説明させていただきましたけど、板橋区などでも、1度は途中でやめようかという議論も出たときがあるんです。しかし、市民の方たちの要望が大変強いということがわかりまして、平成13年度は10月の18日から、また後半期だけで実施するというようなことも行ってるんです。ここでも大変大きな効果を上げていらっしゃいます。

 それから、明石市の方でも、1回こっきりでやめようかと思っていたところ、ここでも市民の方たちから、住宅リフォーム助成制度を新年度も継続していただきたいという陳情が続出して、やはりここでも継続して、平成14年度も実施するという、そういう状況がつくられているわけでございます。ですから、この住宅リフォーム条例というのは、振興券とは全然違う事業の内容だということをご理解していただきたいと思います。

 それから、市外の業者を排除するというような、こういう事業が好ましいのかというお話もありましたけど、これはあくまで市内の、それこそ小さな畳屋さん、ガラス屋さん、それからペンキ屋さん、そういう小さい業者さんを相手にした地域経済の活性化を図っていくというための事業でございますから、こういう細かいお仕事に対しては、市内業者を優先していくことは当然ではないかなというふうに私たちも思います。

 今、現在、船橋でも、こういう細かい受注については、できるだけ市内業者を使おうじゃないかということが、議会の場でも議論されているわけですから、これを市外業者を排除するような条例だというふうには断定できないんではないか。当然こういう状況をつくってもいいではないかと私は判断をいたしております。ぜひご理解いただきたいことをお願いいたします。

議長(千葉満) ほかに質疑はありませんか。

[「なし」と呼ぶ者あり]

議長(千葉満) 質疑を終結します。

……………………………………………

議長(千葉満) 発議案第1号及び第2号は、建設委員会に付託します。

―――――――――――――――――

議長(千葉満) 日程第5、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に、中村実議員及び斎藤忠議員を指名いたします。

―――――――――――――――――

議長(千葉満) 以上で、本日の日程は全部終わりました。

―――――――――――――――――

議長(千葉満) お諮りします。

 議事の都合により、あす13日から25日まで休会したいと思います。これにご異議ありませんか。

[「異議なし」と呼ぶ者あり]

議長(千葉満) 異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

―――――――――――――――――

議長(千葉満) 次の会議は、3月26日、午後1時から開きます。

 本日は、これで散会します。

19時26分散会

[出席者]

◇出席議員(48人)
議長 千葉満
副議長 清水美智子
議員 金沢和子
草野高徳
伊藤昭博
角田秀穂
松嵜裕次
木村ゆり子
朝倉幹晴
野田剛彦
斉藤守
佐藤浩
滝口宏
佐藤新三郎
高橋忠
岩井友子
高木明
鈴木郁夫
斉藤誠
さとうももよ
安藤信宏
中村静雄
中村実
木村哲也
田久保好晴
佐々木照彦
津賀幸子
石川敏宏
斎藤忠
中江昌夫
池沢敏夫
森田則男
早川文雄
長谷川大
七戸俊治
興松勲
中村洋
佐藤重雄
関根和子
倍田賢司
村田一郎
上林謙二郎
大沢久
瀬山孝一
和田善行
田中恒春
米井昌夫
櫛田信明
……………………………………………
◇欠席議員(1人)
小石洋
……………………………………………
◇説明のため出席した者
市長 藤代孝七
助役 砂川俊哉
助役 平丸藏男
収入役 人見敬一郎
固定資産評価員・税務部長 大鹿一之
福祉局長 山越伸子
市長公室長 倉田勝
企画部長 菅谷和夫
総務部長 阿久澤敏雄
財政部長 織戸雅夫
市民生活部長 渡来直治
保健福祉部長 川村良一
福祉サービス部長 飯島和男
医療センター事務局長 加藤健
環境部長 小野武志
経済部長 福岡清治
中央卸売市場長 鈴木忠夫
都市計画部長 太田雅雄
都市整備部長 阿部幸雄
道路部長 涌井稔
下水道部長 野村武明
建築部長 猪野幸夫
消防局長 佐久間隆
財政課長 足立敏夫
教育長 落合護
教育次長 石毛成昌
管理部長 鈴木有年
学校教育部長 皆川征夫
生涯学習部長 石井英一
選挙管理委員会事務局長 池田精一
農業委員会事務局長 湯浅英雄
代表監査委員 堀内清彦
監査委員事務局長 木内利夫
……………………………………………
◇議会事務局出席職員
事務局長 小池忠良
議事課長 幸田郁夫
議事課長補佐 素保憲生
議事課副主幹議事第2係長事務取扱 住母家伸夫
議事課副主幹議事第1係長事務取扱 寺村登志子
庶務課長 木村良昭
庶務課長補佐 宮本政義
─────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
船橋市議会議長 千葉満
船橋市議会副議長 清水美智子
船橋市議会議員 中村実
船橋市議会議員 斎藤忠

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